SOMPOケアネクストにウェアラブルデバイスを活用した「排尿ケア支援システム」を提供

IoTを用いた介護職員向け健康・労務管理の実証実験も実施

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2017年07月26日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、SOMPOホールディングスのグループ企業で施設介護サービスや通所・訪問介護サービスを提供するSOMPOケアネクスト株式会社(代表取締役社長:遠藤 健、本社:東京都品川区、以下:SOMPOケアネクスト)に、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社(代表取締役:中西 敦士、本社:東京都渋谷区)が開発した排泄予知デバイス「DFree(ディーフリー)」を提供しました。SOMPOケアネクストは2016年6月から実証実験を開始しており、今年4月から本格利用を開始、10月までに全国116カ所の介護施設に順次導入予定です。

国内では少子高齢化が進み、高齢者向け介護施設への入居希望者が増える一方、介護職員の慢性的な人材不足が続いています。SOMPOケアネクストでは、現場の負担を軽減しつつ、入居者への安心・安全な介護サービスの提供を目指して、ITを活用しリスク管理を徹底したサービスの研究・開発に取り組んできました。

入居者の下腹部にDFreeの超音波センサー部を医療用テープなどで装着し、超音波センサーで膀胱の動きを検知・分析することで、介護職員は排尿のタイミングをタブレット端末やスマートフォンから事前に確認する事ができます。
導入前は介護職員が決められた時間になると入居者をトイレに誘導したり、失禁を防ぐためにおむつを使用しており、入居者の精神的ストレスや職員の負担を増す一因になっていました。導入後は一人ひとりにあった適切なタイミングでトイレに誘導する事ができるようになり、誘導回数の削減等につながりました。DFreeの導入により、入居者の排尿に関する不安を解消するだけでなく、介護職員の負担軽減にも貢献しています。

また2016年6月から11月にかけて、介護職員の生産性向上を目的に、健康・労務管理や生産性の分析を実現するIoTソリューションを使用した実証実験も実施しました。介護職員のバイタルデータや位置情報などを取得し、ストレス状況の把握や身体の負荷分析を行いました。今後、実証実験の結果をもとに、実用化に向けた評価を行っていきます。

CTCは今後も、ITを活用して、SOMPOホールディングスの従業員の働きがいと働きやすい職場環境の整備に努めていくと共に、入居者の安心・安全・健康につながる介護サービスの提供に貢献していきます。

CTCが主催するイベントでSOMPOケアネクストが講演します。

イベント案内

タイトル Innovators Meetup Tokyo #5 ~ Healthcare Tech & AI/IoT~
日時 2017年7月27日(木) 16:00~18:00
会場 イトーキ 東京イノベーションセンター SYNQA
申込 http://peatix.com/event/274702新しいウィンドウで開く

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

Webフォームからのお問い合わせ新しいウィンドウで開く

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