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社会貢献活動

第4回 「東京小中学生センター情操教育」 ~聴導犬と学んで遊ぼう!~ が開催されました。

開催日:2008年1月26日
2008年1月26日(土)、伊藤忠記念財団 東京小中学生センターにて、第4回情操教育が開催されました。年4回で開催しているこの情操教育も、早いもので今回が最終回。集まってくれた子どもたちと保護者の方々は総勢12名。「聴導犬と学んで遊ぼう!」と題し、日本補助犬協会様と聴導犬ユーザである横山様のご協力をいただき、和やかに開催されました。

☆今回参加してくれた補助犬(+α)は・・・

聴導犬:バニラ

聴導犬:バニラ

聴導犬候補:メイ

聴導犬候補:メイ

ペット:ブラン

ペット:ブラン

1. 補助犬法について

手話の同時通訳で説明

手話の同時通訳で説明

平成14年に施行された「身体障害者補助犬法」により、障害者の方が補助犬を同伴している場合には、これを受け入れる義務があること理解するお店が増えていることを説明してくださいました。

2. 横山さんの自己紹介

横山さんは幼い頃に病気で聴力を失いました。耳の聞こえない生活で不便なことはいろいろとありますが、中でも家に人が来た時のチャイムの音が聞こえずに留守だと思われてしまうことがよくあり、とても困ることの一つだそうです。

そんな中、ペットとして飼おうと思い出会ったバニラ。初めは考えもしなかった聴導犬としての育成をすすめられ、今では立派な聴導犬に成長。バニラのお陰で今までの不便な生活がとても楽になったそうです。
横山さんの自己紹介

横山さんの自己紹介

横山さんがお話している間もとてもおとなしくしているバニラ

横山さんがお話している間もとてもおとなしくしているバニラ

3. 聴導犬の働きを紹介

聴導犬が、いろいろな音に反応しては困るので、あらかじめユーザが「教えて欲しい音」を決め、その音が聞こえたら知らせてくれるように訓練されています。

実際に音を鳴らして、ユーザに教えるという作業を披露してもらいました。
目覚ましが鳴っていることをユーザに知らせるバニラ

目覚ましが鳴っていることをユーザに知らせるバニラ

携帯電話が鳴っている場所をユーザに教えます

携帯電話が鳴っている場所をユーザに教えます

4. 補助犬(聴導犬)の育成について

パピーウォーカーとは・・・
将来の補助犬候補としての仔犬(パピー)を、生後2ヶ月から約1年間預かり、育成するボランティアのことをパピーウォーカーといいます。仔犬が優秀な補助犬になるためにはいくつかの厳しい条件が課せられます。例えば車や電車などの音に騒いだり、気持ちを惑わせたりしないことはもちろんですが、ユーザを安全に誘導するための作業意欲、集中力、そして人間社会のルールを身につけることです。 これらのことを仔犬が身につけるために、愛情を持って育成する人のもとで一緒に生活する経験が必要です。この経験によって、人間に愛される喜びを覚え、人間社会の習慣や規則を身につけることができます。
聴導犬の訓練の様子を見てみよう
補助犬に適している犬は、まず人に懐いて元気で明るいこと、他の犬に対しても物怖じしないことが主に挙げられます。そして聴導犬は、家の中の音に反応してユーザに教えるという作業が多く、体が小さく小回りの利く小型犬が適しています。

では、実際に聴導犬の訓練風景をご紹介しましょう。
まず、基本的な服従として「座れ・伏せ・タッチ」ができること。
「座れ」 ⇒「伏せ」⇒「コロン??」

「座れ」 ⇒「伏せ」⇒「コロン??」

クリッカー(ボタンを押すと「カチッ」と音の出るアイテム)を使います。
聴導犬訓練 初体験中のブラン

聴導犬訓練 初体験中のブラン

ステップ 1 : 音の認識をさせる
ステップ 2 : 補佐役と抱っこ(飼い主)の2人組みになり、音源のところに来たら補佐役がクリッカーを鳴らし、おやつをあげる。そして飼い主のところへ戻る。この動作をすればご褒美がもらえることを覚えさせる。
ステップ 3 : 周りにおもちゃや誘惑するものがあっても、気にすることなく2の行動ができるようになる。
聴導犬の訓練を体験してみよう!
ブランも聴導犬になれるかな?

ブランも聴導犬になれるかな?

以上のことを、訓練を受けたことのないペットのブランにやってみました。本当にできるのかなぁ?と半信半疑でしたが、10分~15分で音源に行けばご褒美がもらえることを少しずつ習得しました。

5. パピーウォーカーからのお話

昨年から約10ヶ月にわたり、聴導犬候補のパピー「メイ」のパピーウォーカーをされた、CTC社員の高橋 祥夫さんから聞きました。まずメイと一緒に暮らした感想として、うるさく吠えることなくとてもお利口で、毛が抜けるようなこともなく、まるで人が作ったのかと思うほどにとても良く出来た子で、飼いやすかったそうです。気づけばいつの間にか家族の一員となっていたメイ。「これから訓練に入り一緒にいられないのは寂しいですが、それ以上に、今後 補助犬を必要とする方々の役に立てるような立派な聴導犬として成長してくれることを心から願っています。
高橋 祥夫さんと愛娘?メイ

高橋 祥夫さんと愛娘?メイ

そして、このようなパピーウォーカーができたことを本当に嬉しく思い、これからもまた機会があれば是非またやりたいと思います。」とお話してくださいました。
「この子との出会いで、人生が明るいものとなるように」という願いを込めて名づけられたメイ。この名前の通り、この子との出会いが、高橋さんご家族を含め、これから出会う多くの人たちの心の支えとなるような、まさに選ばれた補助犬となってくれることを願います。

6. ありがとう♪

嬉しい感想をどうもありがとう!

嬉しい感想をどうもありがとう!

今年度 最終回ということで、毎回参加してくれていた女の子2人が、お礼の作文を発表してくれました。一人の子は、今までは犬が嫌いだったけれど、この情操教育で犬に出会い、触れ合うようになってからとても好きになったと話してくれました。補助犬の存在を世の中に広めていくだけにとどまらず、子どもたちが犬との関わりによって他人を労わる気持ち、生命の大切さなどを感じ取ってくれたらいいと思います。今後もこのような活動を地道に続け、少しでも同じような思いを抱いてくれる人々が増えるよう努めていきたいと思いました。
ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
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