プレスリリース
2008年06月10日
シーティーシー・エスピー株式会社
シーティーシー・エスピー株式会社
CTCSP、米Panasas社 ActiveStor製品を国内HPC市場へ投入
HPCクラスタシステム(High Performance Computing)のI/O ボトルネックを解消
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のグループ会社である、シーティーシー・エスピー株式会社(略称:CTCSP、本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:熊崎伸二)は、米国 Panasas社と代理店契約を締結し、同社の「Panasas ActiveStor Parallel Storage Clusters」(商品名:ActiveStor)製品の販売を2008年6月より開始します。
CTCSPでは、今までネットワーク・セキュリティ、データプロテクション、メッセージング、ネットワーキング関連のソリューションなどを主要事業として展開・拡充してきましたが、今回、HPCクラスタシステム(High Performance Computing:以下HPC)に最適なストレージソリューションの販売を開始します。最近のHPCは、飛躍的なプロセッサー(CPU)パフォーマンス向上と低価格化で、研究機関のみならず、産業界においても導入が進んでおります。しかし、システムで最大の課題であるシステム部とストレージ間のI/Oボトルネックは解消されていません。Panasas社 「ActiveStor」は、最近注目を集めているオブジェクト・ベース・ストレージです。オブジェクト・ベース・ストレージ技術は、ファイルをディスク上のどの領域に格納するのかを決めるといった、通常はサーバOSが担当している低レベルの処理をストレージ・デバイス自身に機能として持たせ実行させるものです。この技術により、ストレージ・デバイスは、保存したデータに対して強固なセキュリティ・ポリシーを適用したり、保存期間を設定し自動的に削除させたりといった高度なデータ管理が可能になったり、IO処理を高度に並列化することが可能となります。さらに、非常に容易なハードウェア構成のため、大規模化したシステムでも容易な管理、運用性を提供します。米国Panasas社の「ActiveStor」を導入することで、HPCのI/Oボトルネックや運用管理に悩む時代は過去のものとなり、HPCからシステム部とストレージ間のI/Oボトルネックを解消できます。CTCSPは、電気・機械・半導体の開発や自動車・航空機の流体・構造・衝突解析、ゲノム解析、タンパク質解析、医療新材料開発、ナノ素材応用、金融シミュレーション、エネルギー資源開発、気象科学、大学・政府研究所を中心に2年間で10億円の売上を目標としています。
パラレルコンピュータの共通課題
HPCの最大の課題はストレージ部のI/Oボトルネックだといわれています。また、HPCのシステム環境では複数のアプリケーションが使用されるため、そのストレージにはバッチ処理に適したSAN/DAS(ストレージエリアネットワーク:以下SAN、ダイレクトアタッチドストレージ:以下DAS)、インタラクティブ処理に適したNAS(ネットワークアタッチドストレージ:以下NAS)が選択され、これらが混在構成で利用されています。この従来のストレージアーキテクチャを使用していることが、HPCのシステムパフォーマンスの根深い課題であると言えます。SANおよびNASには、それぞれ一長一短があり、ほとんどのHPCのシステムではCPUノード数を増やしても両ストレージのI/Oがボトルネックとなって目指す実行性能を発揮できていません。もちろん、SAN/NASが混在するストレージを運用管理するには膨大な労力と複雑さが伴い、その負担は想像以上のものとなっています。
| 課題1 | CPU数の増強によって演算処理を高速化しても、実際のI/Oのボトルネックから高速化できない。 (ストレージパスが単一のため、バンド幅を広げても効果がでない) |
|---|---|
| 課題2 | 容量増設や NAS、SAN間データ連携のための柔軟性が欠如している |
| 課題3 | SANによる大規模ファイル共有、クラスタNASでのスケーリングが複雑過ぎる |
課題解決のための先端技術
■DirectFLOW技術によるパラレルI/O
DirectFLOW技術によって、個々のパラレルコンピュータが制御パスを通さず、直接対象データを保存先のディスクへアクセス可能。
■容量アップによるリニアな性能向上
容量(シェルフ)を増やすことにより、リニアにバンド幅、I/Oパフォーマンスが増加。PFLOPS級の処理性能をもつパラレルコンピュータにも対応可能。
■Global Name Space機能による柔軟性
グローバル・ネーム・スペースにより、単一の仮想ボリュームをパラレル処理用、ファイル共有用として使えるため、アプリケーションの特質に合わせた設計の必要がなく、柔軟性がアップ。
DirectFLOW技術によって、個々のパラレルコンピュータが制御パスを通さず、直接対象データを保存先のディスクへアクセス可能。
■容量アップによるリニアな性能向上
容量(シェルフ)を増やすことにより、リニアにバンド幅、I/Oパフォーマンスが増加。PFLOPS級の処理性能をもつパラレルコンピュータにも対応可能。
■Global Name Space機能による柔軟性
グローバル・ネーム・スペースにより、単一の仮想ボリュームをパラレル処理用、ファイル共有用として使えるため、アプリケーションの特質に合わせた設計の必要がなく、柔軟性がアップ。
Panasas ActiveStorの特長
■性能
- OSD(Object Storage Device)ベースのパラレル処理による高速化。いわゆるDirect FLOW技術によって、高いバンド幅を維持したまま、ストレージシステムに対して並列にダイレクトアクセスが可能。
- クラスタ化したNASシステムにより、N多重での同一ファイルのエクスポートが可能。
- クラスタ化した大規模キャッシュにより、大規模なデータセットに対応。
- Panasas Tiered Parityによるメディアエラーにまで対応したデータ保護機能。
- リカバリ機能を付加したクラスタによって、システムの再構築を高速に実行。
- 高速でのアーカイブ機能を活用し、バックアップ/リストアを短時間で実行。
- Global Name Space(ファイル共有システム)により、拠点間のデータ共有やGridでのデータ一元化に有効。
- ストレージアクセスのロードバランス機能により、保存先のStorage Bladeへの最適化。
- プロビジョニングによってストレージの仮想化を自動実行。
- 高機能のクラスタマネージメント機能により、ペタスケールでの統合化されたシステム管理。
- pNFSによるパラレルストレージの標準化。
製品構成
Unified HPCクラスタストレージ「ActiveStor 5000 Storage Cluster」
- 最大 11 Storage Blades / シェルフ
- 最大 3 Director Blades / シェルフ
1TB・1.5TB または 2TB Storage Blades
シェルフ当たり20TB (物理容量)、42Uサイズのラックに最大 200TB搭載 - Active Scale 3.0オペレーティングシステム
- Storage Blade XC (2GB cache)
- 20GB Cache / シェルフ
- RoHS指令 準拠
- Active Guard:高可用性の実現
- Active Image:ボリューム毎のスナップショットの実現
Panasas社およびActiveStor製品について
Panasas社(本社所在地:米国カリフォルニア州フリーモント市、創設:1999年4月 http://www.panasas.com)は、著名なRAID開発者であるGarth Gibson氏によって設立された、パラレルストレージクラスタのリーディングカンパニーです。Panasas ActiveStor Parallel Storage Cluster は、I/Oスループットとバンド幅の双方において業界最高性能を実現し、PFLOPSまで対応できる唯一のソリューションと言われています。公的機関や企業を問わずHPCおよびGridコンピューティング分野における信頼は絶大なものがあり、それはパフォーマンスのみならず数時間で運用できる容易さ、オンラインでの拡張性、業界標準製品によるコストセーブなど、多岐にわたる優れた特長に裏付けられているものです。
本件に関するお問い合わせ先
シーティーシー・エスピー株式会社
営業推進部
TEL:03-5712-8070
E-Mail:sp-press@ctc-g.co.jp
記載されている会社名、製品名、サービス名は伊藤忠テクノソリューションズ(株)または各社の商標もしくは登録商標です。
