イベント・レポート

CTC Forum 2016 CTC講演

TechnoCUVICの事例から見える
クラウドサービスの進化と利用動向の変化

更新

TechnoCUVICの事例から見える
クラウドサービスの進化と利用動向の変化

  • クラウド
  • 仮想化
  • サーバ
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
クラウドサービス企画開発部 エキスパートエンジニア 渡邊 泰祥

クラウドサービス企画開発部 エキスパートエンジニア 渡邊 泰祥

CTCでは2008年からエンタープライズ向けのクラウドサービス「TechnoCUVIC」を提供してきましたが、この8年間で提供基盤は大きく進化しています。

現在提供を行っている3サイト/5つの基盤では、常にITインフラストラクチャの進化に追随し、ネットワークはスター型の構成から増設・メンテナンスが容易なSpine-Leafの2階層ネットワークアーキテクチャに移行し、ストレージでは同様に、HA型からクラスター型へと移行しました。

また物理サーバはCPUコア数が3.5倍に、物理メモリの搭載量は48倍に拡大し、これら運用とリソースの効率化から仮想マシンの単価は75%、ストレージのGB単価も97%低下しました。

さらにこれまで590件の改善を日々の運用のなかで行っており、このような小さな取り組みの積み重ねも、サービスが8年以上続いている秘訣です。

企業向けクラウドサービスが進化を遂げるなか、それを利用する側の状況も大きく変化しています。

契約の規模と費用を見ると、1社あたりの仮想マシン数は2011年度以降増加が続いているのに対し、1社あたりの平均月額費用は逆に減少傾向にあります。さらに仮想マシンあたりの月額費用をみると、2011年を除いて減少が続いており、減少率は70%に達しています。また注目すべきは、構内LAN接続メニューを利用してTechnoCUVICとオンプレミス環境、あるいはAWSと接続して利用している割合は2015年の段階で73%に達していることです。

このような状況から、サービスを利用しているお客様は費用面の恩恵を実際に受けながらも、新しいクラウドの領域として複数の環境をつなぐハイブリッド構成が、近年のエンタープライズクラウドの主流になりつつあると言えます。

他講演レポート

2016年10月28日開催「CTC Forum 2016」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
  • このページについてツイッターでツイート(新しいウィンドウで開く)
  • このページをフェイスブックでシェア(新しいウィンドウで開く)

このイベントレポートに関するお問い合わせはこちら

※記載内容は掲載当時のものであり、変更されている場合がございます。