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CTC Forum 2016 CTC講演

「戦略は重要だが、囚われすぎは良くない」
必要に応じて戦略を変える工夫が必要

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「戦略は重要だが、囚われすぎは良くない」
必要に応じて戦略を変える工夫が必要

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主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドイノベーションセンター チーム★マチプリ 丸山 貴嗣(左)/岡 桃葉(中央)/萱間 真人(右)

クラウドイノベーションセンター チーム★マチプリ
丸山 貴嗣(左)/岡 桃葉(中央)/萱間 真人(右)

アンデルセン「マッチ売りの少女」の主人公は、親に「売り切るまで帰るな」と与えられたマッチを売り歩くことが仕事でした。そのビジネスモデルは個人商店の直接販売であり、売上は即時発生しますが、改善の余地がほとんどない硬直した販売手法で、需要予測は顧客との対話に頼るほかありません。

では、もし少女に与えられたのがコンピュータやキーボードだったとしたら、どのようなビジネスをしていたでしょうか?

CTCとして初のB2C向けデジタルサービスというビジネスを与えられたのが「チーム★マチプリ」です。誰かの「あげる」と、その近くにいる誰かの「ほしい」をリアルタイムにマッチングさせ、「待ち合わせ(ランデブー)」をして品物を受け渡すことができる、「マチプリ」というサービスを開発しています。

チーム★マチプリでは、他のデジタルビジネスのベストプラクティスに影響されることなく、「開発」「改善」「組織化」「クラウド」の4つの戦略に取り組んできました。

戦略は重要ですが、戦略に囚われすぎてはいけません。必要に応じて、自分たちで戦略を変えていくことが大事です。“開発戦略”では、アジャイル開発プロセスのフレームワーク「スクラム」という手法をベースにしました。これは多人数の組織向けなので、3人しかいないチームに合わせ、各人が役割を分担するなど“組織化戦略”を工夫しています。スクラムで定期的に作成するレポートも一部廃止し、チーム内のチャットで迅速に情報共有するようにしました。“改善戦略”ではユーザー体験を可視化するツールを取り入れ、ユーザーの属性などさまざまな切り口で横断的に分析して改善を図っています。

そして“クラウド戦略”としては、「Google Cloud Platform」を採用、チームがまったく運用に関わらない“NoOps”を実践しました。

他講演レポート

2016年10月28日開催「CTC Forum 2016」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
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