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CTC Forum 2016 CTC講演

ユーザー企業とIT企業が一体で取り組み
新規事業創出やアジャイル開発を実現へ

更新

ユーザー企業とIT企業が一体で取り組み
新規事業創出やアジャイル開発を実現へ

  • コンサルティング
  • 開発
  • イノベーション
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドイノベーションセンター 佐藤 広隆

クラウドイノベーションセンター 佐藤 広隆

CTCのクラウドイノベーションセンターは、お客様のデジタルビジネスの立ち上げのために、最新技術実証とサービス開発のインテグレーションを担う新設組織です。新規事業創出支援の取り組みの1つが「ハッカソン」。先ごろは3日間のスケジュールで、ある建設業のお客様と共同開催しました。

初日は、架空のユーザー「ペルソナ」を詳細に設計してカスタマージャーニーを描いた上で、事業計画を整理。2日目からは全員が私服という気軽なスタイルで行いました。各人がアイデアスケッチを作成、投票で上位2つを選出し、2つのチームに分かれて各アイデアの開発に着手しました。最終日には、お客様から10名ほどが審査員として登場し、成果を審査いただきました。

アジャイル開発を実現する「スクラム手法」も、本センターでの取り組みの1つです。スクラムでは「プロダクトオーナー(PO)」「スクラムマスター(SM)」を1人ずつ立てて、残りのメンバーが「デベロッパーチーム(DEV)」となるのが基本ですが、案件によりアレンジしています。

別のお客様と行った開発プロジェクトでは、POとなるお客様側担当者が複数いたため、1人をチーフPO(CPO)とし、プロダクトに全責任を持つ本来のPOの役割をお願いしました。またCTC側に外部サポートチームを設け、営業的な観点の助言や一部の事務作業などの支援を行っています。スクラム開発における一週間サイクルのなかでは、CTCが担当するDEVとSMが週の大半をPOと別の場所で活動することから、コミュニケーションを円滑化するための各種ツールを活用しました。スクラムは開発を進めながら仕様も改善していくプロセスですが、ある程度クリティカルな要件は事前または早めに確定させるのが望ましく、今回は現場の見学や内部トライアルなどを早い段階で実施、そこで出た追加要件にも予定期間内で対応しています。

他講演レポート

2016年10月28日開催「CTC Forum 2016」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
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