イベント・レポート

CTC Forum 2017 講演

新規ビジネスアイデアの創出から事業化までを総合的に支援する
~先端技術を活用してお客様と新たなビジネスの共創を実現~

更新

オープンイノベーションの推進に向けて未来事業創出を支援する「CTC Future Factory」を展開

  • イノベーション
  • 情報通信/放送
  • 製造
  • 流通/運輸
  • 金融/保険
  • 公共/公益
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
技術戦略グループ 未来技術研究所 事業創出チーム 共創ビジネス推進課 課長 五十嵐 知宏(左上)  技術戦略グループ 未来技術研究所 イノベーションテクノロジーセンター部 デジタル・エクスペリエンス・ラボ課 課長 山本 徹(右上)  技術戦略グループ 未来技術研究所 イノベーションテクノロジーセンター部 デジタル・エクスペリエンス・ラボ課 佐藤 広隆(左下)/金子 雄大(右下)

技術戦略グループ 未来技術研究所 事業創出チーム 共創ビジネス推進課 課長 五十嵐 知宏(左上)

技術戦略グループ 未来技術研究所 イノベーションテクノロジーセンター部 デジタル・エクスペリエンス・ラボ課 課長 山本 徹(右上)

技術戦略グループ 未来技術研究所 イノベーションテクノロジーセンター部 デジタル・エクスペリエンス・ラボ課 佐藤 広隆(左下)/金子 雄大(右下)

【五十嵐】私たちが所属するCTC未来技術研究所は「アイデアとITを反応させろ。」をスローガンに、お客様と一緒に新しいビジネスを創造する活動に注力しています。そのカギとなるオープンイノベーションに向けて、CTCでは新規ビジネスアイデアの創出から事業化までを総合的に支援するオープンイノベーションプラットフォーム「CTC Future Factory」を展開しています。この講演ではその取り組みについてお話ししたいと思います。

CTC Future Factoryには「Space」「Engineering」「Producing」「Community」の4つの要素があります。Spaceは企業イノベーターのためのワーキングスペースなどを提供しており、このほど東京・五反田にCTC Future Factoryを実践する専用スペース「DEJIMA(デジマ)」を開設しました。また、Engineeringはアジャイル開発を駆使した実証実験の支援や共同プロトタイプ開発、Producingはビジネスパートナーやベンチャーキャピタルとのマッチング、Communityはイノベーターのためのコミュニティや異業種交流イベントの運営などの活動を行っています。

【山本】CTCはEngineering領域のアジャイル開発に向けたサービスとして「CTC Agilemix」を提供しています。このサービスは、ITの側面から新規ビジネスの立ち上げを支援するものです。新規ビジネスを立ち上げる際の課題としてお客様の声を集約すると、「ROI測定」および「開発体制」の2つが挙げられます。ROI測定については実証実験や共同検証の実施、開発体制についてはアジャイル開発の適用が解決策となります。こうした新規ビジネス立ち上げのノウハウを体系化したCTC Agilemixをぜひ利用ください。

【佐藤】私からはアジャイルなスクラム開発についてお話ししたいと思います。スクラム開発とは複雑で変化の激しい問題に対応するためのフレームワークであり、可能な限り価値の高いプロダクトを生産的かつ創造的に開発しようというものです。私が実際に取り組んで成功したスクラム開発のプロジェクトを振り返って、改めて成功要因を考えてみると、「ステークホルダーへのお披露目で深まった自信」「スパイクの取り扱い」「振り返りによる改善」の3つが挙げられます。スパイクというのは、特定の効果を期待しない技術的な検証のことで、この取り扱いがアジャイルを実現するポイントになります。さらにスクラム開発では、個人個人が自律的に行動するチームづくりが非常に重要です。スクラム開発に取り組まれる際の参考になれば幸いです。

【金子】私からはアジャイル開発プロジェクトにおけるディベロッパー目線での成功ポイントについてお話ししたいと思います。もちろん、ディベロッパーですからそのスキルレベルは重要なことですが、私自身の経験からもプロジェクト成功の大きな要因となり得ると思うのは、ディベロッパーのモチベーションが高いことです。したがって、プロジェクトマネージャーなどからすると、ディベロッパーのモチベーションをいかに上げるかが成功のカギとなるわけです。そのためには、ディベロッパーだけではないですが、お互いにうまくいったときは声をかけ合ったり感謝したりすることを大事にしていただきたいと思います。

【五十嵐】CTC Future Factoryはそうした高いモチベーションをお持ちの方々のために用意したものと言えます。DEJIMAはまさしくそうしたスペースとして、アイデアとITを反応させるために利用いただければと思います。

講演の様子

他講演レポート

2017年10月13日開催「CTC Forum 2017」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。

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