イベント・レポート

CTC Forum 2017 講演

世代間で高まるメッセージング手段の“壁”
Azure ADとLINEの連携で乗り越える

更新

Azure AD B2Cにより、SNSアカウントで会員登録やログインを可能にするID管理基盤の構築サービスを提供

  • 情報通信/放送
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  • 公共/公益
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
公共・広域事業グループ 西日本支社 西日本システム技術第2部 部長代行 富士榮 尚寛

公共・広域事業グループ 西日本支社 西日本システム技術第2部 部長代行 富士榮 尚寛

今年度の四年制私立大学の学生を対象に行ったアンケートによると、学校からのメールを見ている学生の割合はわずか31.9%に過ぎませんでした。若年層のメール利用率は低く、コミュニケーション手段としてはLINEなどのSNSが現在の主流です。使用するデバイスもスマートフォンなどに変化しており、普及率はPCとほとんど変わりません。大学は在学生とのコミュニケーションという課題を抱えています。

そこで対策としては、メールに加えてSNSを効果的に利用することが挙げられます。また若年層が重視するユーザーエクスペリエンス(UX)を低下させるようなパスワードは使わず、例えばSNSアプリを使った認証を取り入れるといった工夫も必要になってくるでしょう。

今後の1~2年で、こうした若者が大学を卒業し、企業に入ってきます。スマートフォンのアプリやサービスのように、UXの高い環境に慣れた学生が企業の一員となったとき、既存の業務システムは彼らにとって使いにくく、やがて不満を抱えるでしょう。しかし企業にしてみれば、個人のデバイスやIDを使用させることには抵抗があるはずです。

そこで紹介したいのが「Azure Active Directory B2C」とSNS ID連携による実装例です。Azure AD B2Cは組織内ではなく、一般コンシューマーのIDを管理するためのID基盤で、SNS IDと連携したセルフサインアップやシングルサインオンが可能です。国内で利用率の高いSNSとの連携や既存メールシステムとの連携も可能なので、若年層に対する課題解決の必要条件を満たすID基盤と言えるでしょう。

CTCではマイクロソフト社との提携に基づき、LINE、Yahoo! JapanなどのSNSアカウントで会員登録やログインを可能とするID管理基盤の構築サービスを提供。各SNSへのメッセージ配信といったさまざまな機能を追加するなど、さらに利用しやすい基盤へ進化させていきます。

他講演レポート

2017年10月13日開催「CTC Forum 2017」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
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