イベント・レポート

CTC Forum 2017 講演

ハイパーコンバージドインフラは今が“旬”
そのメリットと選定のポイントを探る

更新

ハイパーコンバージド市場がその規模を急速に拡大中。いまや3件のうち1件がHCIを採用する状況に

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開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

ITインフラビジネス推進第2部 エキスパートエンジニア 水上 貴博

ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)は次世代の仮想化基盤として注目されています。2015年に全世界で約800億円だった市場規模が2020年には約4,500億円に拡大すると予測され、日本市場も同様に40億円から300億円へと大きな成長が予想されています。

CTCが関わった仮想化基盤案件でも、いまや3件のうち1件がHCIを採用しています。ユーザーはすべての業種に及んでおり、その用途もVDI(仮想デスクトップ)から仮想化基盤全般へと大きくシフトしています。

HCIの大きな特長は、各サーバに内蔵されたディスクをSDS(Software Defined Storage)技術で束ね、1つの大きな論理ボリュームとして利用している点です。そのメリットは大きく「スケールアウト」「シンプル構成」「簡易運用」という3つの特長からもたらされます。

「スケールアウト」は2~3台の最小構成からスタートし、需要の伸びに合わせて適時サーバを増設しながら拡張を図っていくことが可能で、従来型と比べライフサイクル全体を通した投資の最適化を図ることができます。

「シンプル構成」はDC設置スペースを削減する以外にも、故障個所の極小化とボトルネックの局所化を実現することも意味します。

「簡易運用」はユーザーが最も注視しているポイントで、外部ストレージではできなかった容易な拡張や、EOSLに起因する大規模なデータ移行なども不要となり、少人数で簡単な仮想化基盤運用が可能です。

とはいえ、必ずしもすべての仮想化基盤をHCIにするのが妥当だとは言えません。あくまでも“適材適所”で使い分けていくことになります。自社に最適なHCIを選定するにあたり、CTCでは拡張性や対応ハイパーバイザーなどの「基本要件」。さらに現状の仮想化基盤の課題を見定め、各製品の個性でもある「製品特性」。この2つの軸から製品選択を行うことを推奨しています。

他講演レポート

2017年10月13日開催「CTC Forum 2017」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
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