イベント・レポート

CTC Forum 2017 講演

AIは争奪戦、IoTはセキュリティに課題
世界から注目される米国最新技術動向

更新

最新動向としては、小売業界に大きな変化が見られ、AI、IoT、クラウドは新たな段階へと進むことに注目

  • クラウド
  • AI
  • IoT
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  • 製造
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  • 金融/保険
  • 公共/公益
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
ITOCHU Techno-Solutions America, Inc.
ITOCHU Techno-Solutions America, Inc. Director, Business Development 松本 渉

ITOCHU Techno-Solutions America, Inc. Director, Business Development 松本 渉

CTC AmericaはCTCの100%子会社で、カリフォルニア州とニューヨーク州にオフィスを持ち、米国でのスタートアップの開拓や在米日系企業向けITソリューションサービスの提供をしています。さらに、120社を超えるスタートアップの日本展開支援も行っています。

米国におけるベンチャー投資の中心は依然アメリカ西海岸にあります。ますますソフトウェアベンチャーに投資が集中しており、特にブロックチェーン、AI、VR、ヘルスケア分野に高い関心が持たれていますが、今年注目すべきは小売業です。Amazonは食品小売のWhole Foodsを買収し、世界の小売業ランキングで初のトップテン入りするなど小売として急伸しています。一方、TargetやWalmartなどの大手小売は自社クラウドを構築するなどして「AWS離れ」が進んでいます。WalmartはUberとのデリバリー実験や、スマートロックのAugust Homeと提携して顧客の冷蔵庫への配達を始めるなど、独自のデジタルトランスフォーメーションへの道を模索しています。

今年大きく躍進している技術はAIです。かつて「ソフトウェアが世界を飲み込む」と言われましたが、今度は「AIがソフトウェアを飲み込む」とも言われています。技術的な関心事はクラウドからモバイルへ、そしていまやAIです。実際に今年はGoogleを中心にAIベンチャーの買収がし烈さを増し、AI技術の争奪戦が起きています。今後AIは「所有」から「サービスとして利用」へと移行する兆候が見られます。
IoTにも高い関心が持たれています。現時点ではコンシューマー分野で普及が進んでいますが、今後は産業における故障予知や在庫最適化といった業務にも役立てられそうです。ただしIoTは昨年大規模なサイバー攻撃が見られたように、セキュリティに課題があります。クラウドは普及が進み、2020年にはワークロードの半分以上を占めるという予測もあります。

他講演レポート

2017年10月13日開催「CTC Forum 2017」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。

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