
"IT Catch Up"は、ビジネスシーンでよく耳にするITに関連したテーマを、技術的な側面から分かりやすくご紹介するマンスリーWEBレポートです!

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RFID
Radio Frequency Identificationの略。
商品などに非接触型の「IDタグ(微小な無線ICチップの一種)」を埋め込んで、アンテナとの無線通信によってデータ交信する自動識別技術。
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非接触型ICカード
処理や記録機能を行うために設計された集積回路(IC)チップを内蔵するカード。 電波によって情報の読み書きをするので、リーダライタにかざすだけで処理が行える。
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POS
Point Of Sales systemの略。店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を在庫管理やマーケティング材料として用いるシステムのこと。「販売時点管理」などとも訳される。 最近は、無人レジ・システムのような新しいPOS技術の導入が米国中心に広まりつつある。
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| 第20回 1/2 : |
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流通業を取り巻く経済環境が引き続き厳しさを増すなか、将来の戦略を作り上げ、リアルタイム経営を実践する基礎となる「情報化」の価値はより重要な位置を占めています。
ITCatchUP連載第20回は、流通企業の情報化に関する最新動向や、課題となるトピックスを紹介します。
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ここ数年にわたり、日本の多くの流通・物流企業が構造改革を余儀なくされている要因として、海外企業とのグローバル競争の激化があげられる。これに伴い、経営の効率化を実現するための情報化戦略は、まさに企業の成長の成否を担っている。
ウォルマートやカルフールに代表される海外の勝ち組企業の相次ぐ日本進出。これを迎え撃つ日本企業の新たな出店・提携、合併等の戦略が数多く打ち出され、厳しい経済成長の下、生き残りを賭けた新たな競合が起こっている。一方で、日本の流通の中国進出など、海外の新たな市場を求め一段と激しい覇権争いも生じている。
こうした背景の中、経営のさらなる効率化を実現し、現場で発生する様々なロスの排除やリスクの回避を行い、売上・利益を最大化するためには、情報化の重要性は計り知れない。
また、ITの技術革新の急速な進展は、RFID(無線ICタグ)や非接触型ICカード、無人POS等を世に送りだし、流通業界に新たなビジネス・プロセス上の革新の津波をもたらしつつある。このようにグローバルな規模で激しいスピードを持って変化する経営環境の中、素早い理解と対応が求められている。
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| 様々なRFID利用への取り組みが始まっている |
中でもRFIDをはじめとする自動認識システムは、業界内外でも大きな期待を持って導入の検討が進められている。RFIDとは、無線通信により非接触で物体を自動識別する一種の無線通信システムであり、無線ICタグとも呼ばれている。RFIDは、あらゆる物に付帯しネットワークと繋がることから、ユビキタス社会やトレーサビリティに有効と言われている。
アパレル業界では、衣類にRFIDを付けて商品管理や顧客の店内行動情報を取得し、販売の効率化を目指して実験等を行なっている。書籍業界では、日本出版インフラセンター内にICタグ研究委員会を設立し、RFID利用に向けた調査研究を行なっている。その他、自動車業界、電子機器業界、航空業界、運輸業界などで、さまざまな動きがある。
ウォルマートでは2005年1月から米国の取引業者上位100社に対し、納入商品のパレットやカートンケースにRFIDの装着を求めており、流通・物流の上で大きな改革の第一歩を進め始めた。また、世界的にも大きな話題を呼んだ米国国防総省(DOD)も納入商品のパレットやカートンへのRFID装着を求める動きなども記憶に新しい。
これまで「物」と「情報」の物流管理にはバ−コ−ドが使われていた。RFIDは商品ごとに個別情報を入力できるという点でバ−コ−ドよりも優れている。RFIDの主な特色を上げると、次のような点が上げられる。
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タグ(荷札)の形状にさまざまな形状がある。小型化しやすく、小さな取り付けペ−スにも対応できる。 |
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タグは、耐環境性に優れ、水・油・薬品等の汚れや、外乱光による影響を受けない。 |
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タグは半永久的に使用できる。アンテナ側からの非接触電力伝送により、電池が要らない。メンテナンスフリ−なうえに、繰り返し使用によりランニングコストが安い。 |
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読み書きが自由自在。 |
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紙・木・プラスティックなどの非金属であれば、透明でなくても透過して通信することができる。 |
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記憶デ−タ容量が大きい。 |
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| RFID付の商品をカートに投入するとディスプレイに商品情報が表示される(参考:大日本印刷) |
これらの特性をもったRFIDは日常生活のあらゆるシ−ンで、ありとあらゆるものを媒介にして、ビジネスの流れや仕組みを根本から変える。とくに、「物」と「情報」の動きや仕組みを一元管理する物流管理から見ると、RFIDはSCM(サプライチェ−ンマネジメント)の取り組みで大きな威力を発揮する可能性をもっている。
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| 第20回 1/2 : |
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