CTCスーパーエンジニア対談企画『NEXT One』テクノロジーリーダーが集う、明日への提言
第4回「NGN(次世代ネットワーク)の動向」
~企業情報システムへの適用の可能性と課題~
普及に向けてのメッセージ
最後に、今後NGNの普及に向けてのご意見やメッセージをお願いします。
ネットワークの技術や市場は日々大きく変革してくと思います。こうした背景の中、自社のネットワークシステムに新しい技術を取り込んでいこうとした場合、必ず先行リスクという課題に直面します。安定した信頼性の高いネットワークを構築したいという思いは、インフラ、ネットワークを担当される方は、皆さん同じだと思います。しかし、その中で新しい技術の活用と信頼性のトレードオフを常に考える必要があります。品質の担保ももちろん重要ですが、先進の技術を取り込みながらビジネス上の課題をクリアにしていくバランスが大切なのではないでしょうか。
NGNやWiMAXの普及に伴い、大容量のデータ通信が容易に行える点からも、ブロードバンドがWeb2.0を推進してきたような新たな変革がもたらされると考えています。すでにRFIDなどのタグをはじめ、情報端末は世界のいたるところにあり、モバイルWiMAXの登場で、まさにユビキタスコンピューティングの世界は現実のものとなりつつあります。デバイスの性能の向上も目覚ましいものがあり、シームレスにWebにアクセスできる環境が整えば、「ウェアラブル・コンピュータ」のようにまさにSFのような世界が、現実のものとなる日も遠くないかもしれません。企業はこうしたいくつかの動向を情報システムとして活用していく流れになると思います。将来的には、NGNやWiMAXで提供されるインフラ上では、従来予測もできなかったアイデアやサービスが登場するかもしれません。こうした中から便利なサービスやスタンダードとなる新たなサービスの登場を心から期待しています。
企業にとって、コスト削減は常に課題であると思います。しかし、今までできなかったことが、NGNのようなインフラの登場で可能になった場合、ビジネスチャンスとして、ぜひ新たな機会を模索する目を持ってほしいと考えています。そのため、我々も様々なことができるということを、広くアナウンスしていく必要があると思っています。例えば、携帯電話にしても従来は音声が中心でしたが、広く普及することで社外をはじめ多くのことができるようになりました。こういうインフラが整備されたことで、“もっとこんなことができる”という発想が重要だと思います。コスト削減だけにとらわれずに新たなビジネスチャンスにつなげていただくことが、我々CTCの目指すところです。
CTCでは、このようにお客様のご要望にお応えしていくために、先進の技術の導入やそれに基づくサービスをご提供しています。ぜひ一度、ご相談ください。

モデレータからの一言

今回は、NGN(次世代ネットワーク)という、比較的新しく、まだ普及が十分でないインフラをテーマにCTCのスーパーエンジニアとの討論会をモデレートさせていただきました。
そのため、実際にどのような話題と落とし所になるのか、興味を持ちながらお話を進めさせていただきました。それぞれ立場や普段従事する分野の異なるスーパーエンジニアの皆さんでしたが、どのような分野においても、今後の拡がりにおいて、多くの可能性を持っている点では、皆さん共通した期待を持ていらっしゃることが分かりました。同時に、顧客企業への提案、ソリューションの構築など、新たなサービスやソリューションとして、今後NGNが深くかかわってくることも共通の意見として印象づけられました。企業情報システムにおける利用の可能性はまだまだ不確定な要素も多いテーマではありましたが、NGNが広く利用されることで、インターネットより安心・安全な形で使える、幅広い可能性を持ったIPネットワークとして大いに期待できることをご理解いただけたら幸いです。
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