CTCスーパーエンジニア対談企画『NEXT One』テクノロジーリーダーが集う、明日への提言
第5回「スマートグリッドのもたらす社会変革」
~ビジネスモデルの転換とICT技術への期待~
イントロダクション
今、低炭素社会への大きなパラダイムシフトが起きつつあります。2020年までにCO2削減量1990年比25%削減という国際公約の下、太陽光発電を始めとした新エネルギーの導入、電気自動車などのエコカーの出現、電力使用量の「見える化」による省エネの推進などさまざまな取り組みが始まっています。これらの変革の中核を担っているのがスマートグリッド(次世代送電網)です。スマートグリッドの概念には、発電・送配電といった従来の電力網の構成要素に加えて、情報通信網や情報家電、電気自動車が重要な構成要素になります。また、家庭や工場等ではスマートメーター(次世代検針器)が電力情報の媒介として重要な役割を果たすと言われています。
スマートグリッドは電力とICTの異業種技術が相互に融合されるものであり、多様な新規ビジネスの創発が期待されています。

今回の対談者

阿部 健児
携帯、ホームゲートウェイ、スマートメーターなど、様々なデバイスを遠隔から制御するニーズの拡大を見込み、モバイルデバイスマネージメントにおけるICTソリューションを推進する。需要者側でのエネルギー利用を最適化するエネルギーマネジメントシステムを東光電気と共同開発し、4月から発売予定。

谷川 亮一
風力や太陽光などの新エネルギー関連のコンサルティングやシステム開発に十数年携わり、不確実性が高い新エネルギー分野で太陽光、風力等の出力予測システムや、電力需要予測システムの開発を推進。現在は、「低炭素化」というキーワードで、コア技術である予測技術を駆使し、エネルギーの安定提供に向けたビジネスを展開する。

佐藤 久信
エンタープライズネットワーク分野で、NGN(Next Generation Network)やクラウドといった様々なネットワークのアーキテクチャを活用したビジネスモデルを提案している。スマートグリッドのネットワーク環境に加えて、プライベートクラウドやパブリッククラウドなどの使用に耐え得るICTネットワーク技術を推進している。
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