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CTCとオプテックス、3次元画像ソリューション分野で協業開始

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)とオプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:小林徹)は、オプテックスが開発した、太陽光下でも3次元の物体を認識可能な3次元距離画像カメラ「ZC-1000シリーズ(以下、ZC-1000)」により、デジタルサイネージやゲーム等のエンターテインメント分野、自律走行ロボットなどの新しいソリューション開発で協業を開始します。
3次元データによる物体認識をするシステムは、デジタルサイネージ、ゲーム、自律走行ロボット、自動車、セキュリティなど様々な分野でニーズが高まっています。従来の3次元データによる物体認識システムは、2台のカメラを利用したステレオ画像処理方式が中心でした。この方式は、安価かつ汎用的な2次元カメラが利用できる反面、設置・設定が複雑で、奥行き方向の分解能力が低く、外光の変化の影響を受けやすいといった点が課題となっていました。

ZC-1000は、Canesta Inc.(米国カリフォルニア州)で開発された3次元距離画像センサーを搭載した3次元距離画像カメラです。Canesta Inc.の3次元距離画像センサーは、高速駆動(最大60フレーム/秒)が可能です。ZC-1000はこれにオプテックス独自の光学及びノイズカット技術を組み合わせる事で外光の変化の影響を受けにくく、高速・高精細な距離画像データの出力が可能となりました。これにより、ジェスチャーUI(デジタルサイネージ、ジェスチャーゲーム)や障害物検知(自律走行ロボット)といった従来の2次元画像処理では困難で、高速なレスポンスが必要な用途に対しても、ZC-1000は利用可能となりました。これまでも3次元データによる物体認識を検討していた自動車及びセキュリティ分野に対してもZC-1000の技術は利用可能です。
オプテックス製ZC-1000シリーズ

オプテックス製ZC-1000シリーズ

オプテックスは防犯用や自動ドア用センサーなどで実績のある各種センサー(赤外線など)のメーカーです。一方、CTCは、多種多様な画像処理のシステムを構築した実績があります。また、Canesta Inc.の販売代理店として、3次元画像処理アプリのマーケット開拓を長期に渡り、行ってきた実績もあります。その両社の強みを活かし、CTCがジェスチャーUI分野や自律走行ロボット分野を含む新しいマーケットに対して、この3次元距離画像カメラの販売を行い、オプテックスがその技術支援をする形で協業することによって、新しい3次元画像ソリューションのビジネス開拓を行います。この度、この協業の先駆けとして、CTCでも7月1日よりZC-1000の販売を開始します。

主な製品の展開:
  1. ジェスチャー認識による次世代ユーザーインタフェースへの展開
    人や手の動きに合わせたインタラクティブなアプリケーションを実現します。
    ・ 離れている大型ディスプレイなどの画面を手の動きなどで操作
    ・ デジタルサイネージと連動した、より興味を惹く参加型広告
    ・ 全身を使った新たな体感ゲームやフィットネス機器といったアミューズメント
  1. ロボットの有効活用を促進
    近年、研究が盛んな自律走行ロボットの周囲認識に用いることで、人や物の位置関係、移動方向をリアルタイムに、立体的に認識、人の目に近い機能をロボットに搭載することで安全性や作業性を向上。人とロボットの共存社会の実現を促進します。
  1. 自動車の安全走行を促進 ・ 死角の無い自動車の周辺監視の実現
    ・ 乗員の姿勢に合わせて稼動するスマートエアバックシステムの実現

ZC-1000シリーズの距離測定原理

ZC-1000シリーズの距離測定手法は、近赤外線LEDの高速光源と距離画像データを取得するために専用設計されたCMOSイメージセンサーを用い、投光した光が対象物に反射して戻ってくるまでの時間を、約2万点の画素毎にリアルタイムで測定する光の移動速度を利用したTime-Of-Flight方式であり、ステレオ視や光切断法などの既存の3次元認識技術と比べて、外乱光、温度変化など外部環境に左右されにくく、リアルタイムに距離測定が可能です。

ZC-1000シリーズの特徴

  1. 業界最広のワイドな画角 選べるラインナップ
    空間を広く、大きく認識したい、近距離で認識したい(ジェスチャー認識)などの用途に応じて、選択いただけるように、標準タイプと狭角タイプの2機種をご用意しました。
  2. 様々な撮像シーンに対応
    フレームレートやシャッター時間の調整機能は勿論、撮像モードもお客様で自由に選択・設定が可能です。
  3. アプリケーション開発は自由自在に
    お客様側で自由にアプリケーション開発できるSDKを製品に付属します。

ZC-1000シリーズの概略仕様

視野 (FOV) 1070U:対角90°(70°(H)×55°(V))
1050U:対角60°(50°(H)×40°(V))
認識距離 0.5 - 4.0m
距離精度 測定距離の±2%(Z)、±5%(X,Y)
画素数 176ピクセル×132ピクセル
フレームレート 最大60フレーム/秒
外乱光への耐性 10万lux以下
動作周囲温度 0~50℃
インタフェース USB2.0
開発環境(API) Visual C++対応(Windows-XP-32Bit、Windows7-32Bit)
サイズ、質量 160mm(幅)×50mm(奥行き)×72mm(高さ)、600g以下
消費電力 15~20W(平均)、30W (最大)
電源 DC +12V(3A以下)、ACアダプタを付属

ZC-1000シリーズのご参考画像

人物検出

人物検出

ジェスチャー認識

ジェスチャー認識

 

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社について

伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC)は、情報通信、金融、流通分野や、コンタクトセンター、ポータルをはじめとするフロント系基幹システムの開発、オープン系システムの基盤構築、さらにデータセンター事業など特定の業種、業務に強みを持つユニークで総合力を兼ね備えたソリューションプロバイダです。最新技術に精通したテクノロジー・リーディング・カンパニーとして、コンサルティングから設計、構築、運用・保守サポートに至るトータルサービスを提供します。
http://www.ctc-g.co.jp/

オプテックス株式会社について

1979年「センシング技術を通じて社会に『安全・安心・快適』を提供したい」-そんな想いから創業。世界初となる赤外線式自動ドアセンサの開発を皮切りに、現在では防犯、自動ドア、産業機器、交通関連分野に加え、新たにLED照明分野で製品を供給しております。創業以来培ってきた「センシング」技術を核に新たな要素技術を融合させながら、今後も信頼性の高い優れた製品を供給してまいります。
http://www.optex.co.jp/

Canesta Inc.について

Canesta Inc.は民生及び産業用途向けの3次元距離画像センサーの設計、開発、製造を行うファブレスの会社で、民生及び産業用途の製品にこの3次元距離画像センサーをOEM販売する事をターゲットにしています。
http://canesta.com/

本件に関するお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

TEL:03-6203-4100
FAX:03-5512-3013
E-Mail:press@ctc-g.co.jp

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