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CTC、屋外型の広域無線LAN基地局を販売開始

半径1キロメートルを超える広範囲のエリアから接続可能

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)は、GO Net Systems社(ゴーネットシステムズ、以下:GONET社、本社:イスラエル、CEO:Oz Liv)と販売代理店契約を締結し、最長で半径約1キロメートルを超える広範囲な通信範囲を持つ、GONET社製の広域無線LAN基地局製品「MBWシリーズ」を、本日より販売開始します。通信事業者やISP事業者をはじめ、自治体や大手製造業を中心に販売し、付随するネットワークシステムや業務アプリケーション開発を含めて、3年間で10億円の売上を目指します。
昨今、スマートフォンなどのモバイル端末が普及し、室外で無線端末を使用して動画や業務上の情報を閲覧するなど、無線を使用したデータ通信量が急増しています。これに伴い、飲食店や公共施設等の人が密集する屋外エリアでの無線LANの需要が高まっています。
従来、一般的に、屋外無線LANの通信距離は半径数十から数百メートルです。GONET社のMBWシリーズは、LTEなどで使用されているアダプティブビームフォーミング※1技術を無線LANに適用し、見通しの良い場所では、約1キロメートルを超える広範囲な通信を実現しています。また、MIMO(マイモ)※2技術を使用して、市街地での電波干渉などへの耐性を高めています。これにより、アクセスポイントの数を従来の約4分の1にまで減らすことが可能です。一つのアクセスポイントで円滑に接続できるユーザー数は、従来の屋外型製品では100ユーザー程度と言われる中、最大500ユーザーまで拡張しています。現在策定中のメッシュネットワーク※3の規格IEEE 802.11sにも対応しており、メッシュネットワークにおける異なるベンダーの製品との相互接続も可能です。
CTCは、販売開始にあたり、横浜港近隣の公園や市街地などで、通信可能距離、スループット、電波の干渉状況などを測定する屋外検証を実施しており、ノートPCやスマートフォンを使用してアクセスポイントから約1300メートル離れた地点でも実用的な無線通信を確認しました。また、昨年11月3日に開催されたサンポート高松トライアスロンでは、香川大学工学部 土井健司教授、垂水浩幸教授らの地域貢献プロジェクトによる当大会のUSTREAM配信実験に参加し、GONET社MBWシリーズの性能を確認しています。
通信事業者及びISP事業者では、無線LANを使用したデータオフロード※4施策やキャリアグレードの屋外無線LANサービスでMBWシリーズを活用することができます。CTCは、これまでの無線LANやWiMAXなどの基地局設置支援及び無線設備の運用支援の経験を生かし、無線LANを含めた無線ソリューションを展開していきます。
また、無線LANタグを使用したRFIDなどの位置情報ソリューション※5と組み合わせることで、工場・構内物流の現場で業務を可視化したり、GONET社MBWシリーズの広範な通信範囲を有効活用して、災害現場で臨時の通信網を形成するなど、様々な用途で活用することができます。CTCは、コストを抑えて無線LANを導入し、業務の効率化を図る大手製造業や自治体などに向けて、今後も、関連するサービスを拡充していきます。

GO Net Systems社製MBWシリーズの一覧

GO Net Systems社製MBWシリーズの一覧

横浜港での実証実験の様子

横浜市中区本牧ふ頭にてMBW2100を使用して無線LANの接続実験を実施。埠頭の先端にアクセスポイントを設置し、アクセスポイントから100mごとに測定箇所を設けた。ノートPCやスマートフォンを使用して、各ポイントでの電波状況、電波受信の強さ、スループットなどを測定した。約1300m離れた地点であっても実用的な無線通信を確認した。
横浜港での実証実験の様子
※1 アダプティブビームフォーミングについて:電波に指向性を持たせることで、長距離をエネルギー効率よく伝送します。さらに、複数の内蔵アンテナ素子を位相制御(フェーズドアレイ方式)することにより、広範囲なカバレージを実現しつつ電波干渉を避けるほかマルチパスが発生しやすい場所でも高品質な伝送が行える技術。

※2 MIMOについて:Multi Input Multi Outputの略。複数のアンテナで同時に通信データ送受信を行い、障害物への耐性を高めたり、帯域を拡張したりする無線通信技術。

※3 メッシュネットワークについて:無線LAN端末同士の通信により、通信範囲外の端末同士を通信させる無線LANにより形成されたネットワーク。

※4 データオフロードについて:携帯通信網における渋滞を回避するために、モバイル端末が利用するデータ通信を無線LANなどのネットワークを使用するように管理する技術。

※5 位置情報ソリューションについて:スマートフォンなどのWi-Fi端末のGPS情報やセンサー情報をLANと組み合わせて活用し、あらゆる企業活動を可視化するソリューション。

GO Net Systemsについて

GO Net Systemsは、高いパフォーマンスのインフラストラクチャーを提供するサービスプロバイダーに対し、キャリアグレードのWiFiソリューションを提供するメーカーです。ビデオ配信、ゲーム、テレビ電話などのマルチメディアサービスに向けて、効率的なソリューションを提供しています。
http://www.gonetworks.com/

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