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Project Archive File 02 Science Engineering

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再生可能エネルギーの
発電出力を読む技術で、
エネルギーの未来図を描く。

無尽蔵にある自然のエネルギーを利用して、社会に不可欠な電力を生み出す。再生可能エネルギーは、持続可能な社会づくりの鍵だといえる。CTCは、その1つである風力発電の普及促進を高度な気象解析技術によって長年サポート。現在は発電設備の立地を洋上へ広げる取り組みに参画している。

気象というビッグデータを読み解き、最適地を見つけ出す。

風力や太陽光は、繰り返し利用しても枯渇しないエネルギーであることから、再生可能エネルギーと呼ばれる。特に風力は太陽光と異なり、昼夜を問わず発電に利用できるメリットがある。しかし、風の吹き方や量はどこも同じではない。そのため、発電所の適地選定には、気象条件の事前検証を行い、長期間安定的に電気を生み出せるか発電量ポテンシャルを把握する必要がある。CTCは、気象データや地形情報から風向や風量を予測する風況シミュレーション技術をいち早く確立。風力発電関係のITサービス事業を開始してから20年を超える歴史を持ち、国内の風力発電事業の半数以上を支援してきた。

風は、気圧、気温、湿度といった大気の状態や地形等様々な要素が影響を及ぼし合って複雑に変化する、自然界のビッグデータ。その吹き方を正確に解析・予測するには、高速演算処理が可能な計算機と、専門的な技術や知見が要求される。CTCは、日本で初めて世界最速(1980年当時)のスーパーコンピュータを導入し、エネルギー、環境、資源、土木・建築等のサイエンスエンジニアに特化した部署を設置。各領域において技術や知見の収集と研鑽に努めてきた。気象予報士等の資格を持つスペシャリストも多い。他のSIerにはないユニークな強みだ。

高解像度の"風の地図"をつくる。

「日本は地形が複雑なので、わずか十数メートル離れただけでも風の吹き方が変わります。このため立地調査や風車の最適配置を考える場合には、風況に影響を及ぼす様々な条件を考慮した詳細なシミュレーションを実施する必要があります」

そう語るのは、新エネルギー技術課のエンジニアとして数々の風況解析に携わってきた静居。気象庁は数キロメートルメッシュで気象解析を行っているが、CTCは独自の解析手法と風況観測塔の観測データを組み合わせ、数百~50メートルメッシュの高解像度で気象解析を行うことができ、既に国内・外の数百地点以上で風況調査を手掛けた実績がある。更に、日本全国の風の吹き方や量を示した「風況マップ」を作成しており、風力発電業界で広く利用されている。

「日本でもようやく風力発電の本格導入が進み、今後は設備の維持管理や稼働率向上に対するソリューションが求められるでしょう。それらに必要な知見を集めるために、各地のウインドファームを訪れ、ヒアリングやモニタリングを行っています」

海外にも足を運び、最新の市場動向にたえず目を配っている営業の佐藤は、静居と共に一歩先を見据えて動き出している。そうした成果の1つとして機器の予知保全を目的としたソリューションが形になりつつある。

広大な海へ、明日への羽根を広げろ。

洋上風況観測システム実証研究(北九州沖)
洋上風況観測システム実証研究(北九州沖)

写真提供:NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)

ウインドファームを陸地に建設する場合、近隣住民や自然環境を保護するために様々な制約を受けるが、洋上は自由度が高い。更に周囲に障害物がないため、より大きな風車を作ることも可能になる。そうした海のポテンシャルを引き出すべく、北九州沖で行われた洋上風況観測システム実証研究においてもCTCは重要な役割を託された。

「立ち並んだ風車が電力を送っている姿を見ると、自分の仕事が実際に世の中の役に立っているんだと実感でき、大きな達成感があります」と多くのエンジニアは話す。

洋上風力発電を実用化するためには、風況解析だけでなく、生態系や漁場への影響の検証等多くのステップを踏まなければならない。しかし、そのゴールの先には、「エネルギー大国」日本の姿が見えてくる。

STAFF

営業:佐藤 富一

営業

佐藤 富一
Tomikazu Satou

2014年入社/機械科学専攻
科学システム本部

太陽光発電・風力発電に関わる発電量評価や技術コンサルティング業務を担当。2015年度にはNEDO洋上事業の派生プロジェクトにも参加。

エンジニア:静居 竜大

エンジニア

静居 竜大
Ryuta Shizui

2016年入社/環境科学専攻
科学システム本部

陸上及び洋上風力発電所の発電量推定業務や技術コンサルティング業務を主に担当。風力発電所設置予定地の流れ場の解析、風力発電設備の故障解析にも携わっている。

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