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事例・レポート

事例

オンラインストアのバックアップに「CTCクラウドバックアップサービス」を採用

株式会社ニューヨーカー 様

会社名株式会社ニューヨーカー
事業所東京都千代田区外神田3丁目1番6号
設立2006年8月21日
資本金3億円
社員数762名(2012年10月)
店舗数211店舗
コーポレートサイトhttp://www.newyorker.co.jp/corp/
公式ストアhttp://www.ny-onlinestore.com/

「クラウド経由でのバックアップはコストパフォーマンスが大きな魅力でした。セキュリティに関する確認を重ねて、当初の不安はなくなり、今では大きな安心感があります。」

株式会社ニューヨーカーは、2014年に創業50周年を迎える、国内では老舗の衣料品企画・販売会社だ。紳士服では品位の高い生地と確かな縫製が評価を得、婦人服では時代の流行を加味した通勤着を得意としている。

2009年、同社は通販サイト「ニューヨーカー オンラインストア」(2010年に「NY.online(エヌワイ オンライン)」に改称)を立ち上げる。2012年に発生した大規模なデータ消失事件を機にバックアップの重要性を痛感し、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)のクラウドバックアップサービスを採用した。

バックアップサービスの選定のポイントや活用の方法についてお話を伺った。

株式会社ニューヨーカー 販売統括本部 e推進部 部長 酒井 英 氏

株式会社ニューヨーカー 販売統括本部 e推進部 部長
酒井 英 氏

1.ニューヨーカーのこだわり

―最初にニューヨーカーについて教えてください。

ニューヨーカーは、1964年に創業した衣料品の企画および販売を事業とする会社です。社名と同じ「NEWYORKER」ブランドをメインに、紳士服と婦人服の両方を手掛けています。1980年に大同毛織(現ダイドーリミテッド)に吸収合併されますが、2002年に会社分割でメンズニューヨーカーとレディースニューヨーカーが設立されます。2006年に現在の株式会社ニューヨーカーが再設立され、メンズニューヨーカーとレディースニューヨーカーを含む5社を吸収合併して、現在に至っています。

―ニューヨーカーの衣料品の特長を聞かせてください。

私どもは、羊毛を産出する牧場から縫製工場までの生産背景を持っているので、品質には高い自負を持っています。着心地・見栄え・長持ちの3点には特にこだわりがあります。たとえばニューヨーカーのジャケットはナチュラルショルダーメイクという縫製方法を採用しています。着用していただければ分かりますが、肩がとても楽で疲れにくくなっています。

2.会員データと受注データのバックアップに活用

―このたび、CTCのクラウドバックアップサービスを採用されました。まずは、同サービスでバックアップしているデータの種類を教えてください(図1)。

図1 システム概念図

図1 システム概念図

当社の通販サイトである「NY.online(エヌワイ オンライン)」の、画像データを除く全てのデータベースをクラウドバックアップサービスでバックアップしています。会員データは、マスターと取引履歴の両方のバックアップを採取しています。

―商品写真などの画像データはバックアップしていないのですか。

そちらは店舗システムに元データがあるので、通販サイトでバックアップする必要はありません。店舗システム側でバックアップを採取しています。

3.大規模なデータ消失事件で外部バックアップの必要性を痛感

―クラウドバックアップサービスを採用する前は、データのバックアップはどうされていたのでしょうか。

自社ビル内のサーバに手動でバックアップしていました。しかし、手動によるミスや漏れを心配していました。また、運用保守をアウトソーシングしている会社のローカル環境にもバックアップがありましたが、こちらは自社主導ではなく"他人任せ"なので不安がありました。

―外部のデータセンターにバックアップしようと決意したきっかけは何だったのでしょうか。

2012年6月に発生した、某クラウドサービスでの大規模なデータ消失事件でした。たまたま知人が被害に遭い、データ復旧の苦労話を聞く機会がありました。やはりバックアップは盤石でないといけないと思い、外部のデータセンターを利用するための検討を急ぐことにしました。

「大規模なデータ消失事件をきっかけに盤石なバックアップが必要だと痛感しました。」

「大規模なデータ消失事件をきっかけに盤石なバックアップが必要だと痛感しました。」

4.バックアップサービス選定のポイント

―検討の経緯を教えてください。まず何社に相談しましたか?

CTCを含めて3社に相談しました。

―その3社はどうやって選んだのでしょうか。

1日も早いサービスインが目標だったので、弊社のシステム運営で既に取引のある業者にしました。

―その中でCTCのクラウドバックアップサービスに決めた理由を教えてください。

CTCには、弊社の店舗システムの構築をしてもらい、運用保守もお願いしています。211店舗(取材日現在)の基幹システム(POS・販売管理・在庫物流管理など)が問題なく稼働していることから信頼感がありました。また、以前CTCの目白坂データセンターを見学する機会があり、その時から安全性を感じていました。

データセンターに関しては、本当は遠隔地が良かったのですが、他の2社も同じく都内周辺でしたので、その観点では差がありませんでした。

コスト面も大きな選定ポイントでした。CTCからは、クラウドと専用サーバ設置の2つの案が出てきましたが、クラウドの提案があったのはCTCだけでした。

5.「クラウドだから」という不安はなかった

―外部へのバックアップ委託を検討されたきっかけが、クラウドサービスでのデータ消失事件でした。クラウド上のバックアップに不安はなかったのですか?

不安がなかったといえば嘘になりますが、一方で低コストに大きな魅力を感じました。それに、不安といっても、クラウドをよく知っているから不安なのではなくて、よく知らないので不安だというのが本当のところでした。

そこで、セキュリティ面についてはかなり詳しく確認しました。

―どのような観点で確認したのでしょうか。

まずは、入退館管理のレベルです。CTCのデータセンターは最新の3D顔認証や共連れ防止システムを採用しているとの説明を受けました。また、ラックに二重鍵を採用していて、顧客でさえもみだりに開けることができないとのことでした。

その他、データが傍受されないか、通信回線は安全か、他の顧客からデータが見えないか、サーバへのアクセスが監視・管理されているかなども確認しました。

更に、一番のリスクは、従業員等内部の人間による、悪意によるデータ漏洩や、人的ミスによるデータ消失などだと一般的に言われています。これについても最大限の配慮がなされていると判断しました。

以上の確認内容を第三者にも評価してもらいました。それにより、クラウドでも安心だと判断しました。

6.自社主導で自動的なバックアップによる安心感が大きい

―実際にクラウドバックアップサービスを使ってみた感想を聞かせてください。

バックアップに関しては、先ほども申し上げたように、自社内のものは手動によるミスや漏れの心配、アウトソーシング先のものは自社主導でないことによる不安がありました。クラウドバックアップサービスを採用することで、自社主導でかつ自動的なバックアップが取れるようになりました。このことによる安心感は、とても大きいですね。

通販サイトは、何らかのトラブルで数日間運用が停止してしまうようなことがあれば致命的だと私は考えています。顧客の信頼回復にかなりのコストがかかってしまうからです。安心過ぎるぐらいの安心を求める必要があると思っています。

―クラウドバックアップサービスをお勧めするとしたら、どういう業態の会社になるでしょうか。

事業規模によると思います。莫大なデータを持っていて、最大限の安心を得たいのであれば、自社サーバをデータセンターにおいて専用線経由でバックアップするほうがいいのかもしれません。

NY.onlineの事業規模であれば、わざわざサーバを設置して専用のディスクにバックアップするよりも、クラウドバックアップサービスのほうがコストパフォーマンスの点で有利になります。

クラウドに関して、コストパフォーマンスには魅力を感じるが、セキュリティの面で不安を感じるという会社にこそ、CTCのクラウドバックアップサービスを一度検討することをお勧めしたいですね。

7.CTCの評価

―店舗系システムではCTCとの取引がありましたが、酒井部長が担当している通販サイトに関しては初めての取引と聞いています。酒井部長のCTCに関する評価を聞かせてください。

事業領域が広く、取引先が多いので、持っている情報の厚みを感じます。情報提供を引き続きお願いしたいですね。

特に安全性に関する情報は期待以上に漏れなく、厚みがあると今回の案件を通して実感しました。ただ、情報はあっても、それだけで安心を確信できるものではありません。また、100% の安全はあり得ないので、万が一のことが起こったときに迅速に責任を持って対応してくれるかどうかも重要です。それは検討過程でのやり取りが実直かどうかで判断するしかありません。その観点から見てもCTC は安心感の高い会社だと言っていいと思います。

「CTCが持つ安全性に関する情報は漏れなく、厚みがあると実感しました。」

「CTCが持つ安全性に関する情報は漏れなく、厚みがあると実感しました。」

―貴重なお話、ありがとうございました。

取材日:2013年3月8日

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