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事例・レポート

事例

「CTCクラウドバックアップサービス」で全国24拠点のデータを一括リモートバックアップ

日鉄鉱業株式会社 様

会社名日鉄鉱業株式会社
本社所在地〒100-8377 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号郵船ビル6階
設立昭和14年(1939年)
資本金41億7,600万円
売上高(連結)1,015億円(平成23年度実績)
社員数1,701名(2012年3月末)
URLhttp://www.nittetsukou.co.jp/

「今日ファイルサーバを導入したら、明日からバックアップできるのがCTCクラウドバックアップサービスの最大の良さです。」

日鉄鉱業は、昭和14(1939)年に、石炭・鉄鉱石・石灰石などの製鉄原料の総合開発・安定供給を目的として、旧日本製鐵(現・新日本製鐵)の鉱山部門が独立して設立された会社だ。現在では、時代の流れを反映して、国内外で鉱山開発を手掛ける総合資源会社として業界に独自の位置を占めている。

同社は、全国24拠点・25サーバのデータバックアップを「CTCクラウドバックアップサービス」を利用して実現した。選択理由や導入効果などを取材した。

日鉄鉱業株式会社 経理部 情報システム課 課長代理 岡田 敏治 氏

日鉄鉱業株式会社 経理部 情報システム課 課長代理
岡田 敏治 氏

日鉄鉱業と導入システムの概要

―最初に日鉄鉱業について教えてください。

長い歴史のある会社です。明治32(1899)年に官営八幡製鉄所の原料部門として始まりました。その後、昭和14(1939)年に、旧日本製鐵(株)の鉱山部門が独立して当社となりました。以後、数々の鉱山を開発してきました。そちらの詳細は当社ホームページの「沿革」(http://www.nittetsukou.co.jp/company/index3.html)を見ていただくのが分かりやすいと思います。

数々の鉱山を開発

経済成長の過程における資源、エネルギー諸情勢の変化の中で、石炭から金属、更に石灰石等の非金属へと経営の軸を移し、今日では、国内外で鉱山開発を手掛ける総合資源会社として自社を位置づけています。

―事業所はいくつあるのでしょうか。

国内に24ヵ所あります。また海外では、台湾とシドニーに拠点があります。その他に22の関連会社があります。

―今回、「CTCクラウドバックアップサービス」を導入しました。その範囲を教えてください。

図1 日鉄鉱業とCTCクラウドバックアップサービスの接続イメージ

図1 日鉄鉱業とCTCクラウドバックアップサービスの接続イメージ

国内24ヵ所の拠点の25台のファイルサーバになります。データ量は、現在2.2Tバイトです(図1)。

VPN網は元々構築していたものなので、今回はCTCのデータセンターがその網に参加しただけです。また、本社にあったバックアップサーバは、今回の導入で不要になりました。

抱えていた課題

―CTCクラウドバックアップサービスを導入する前はどのようにバックアップをしていたのでしょうか。

元々は、PCのローカルディスクにあるデータを各社員がそれぞれ管理していました。以前はデータ量が少なかったので、バックアップを重要視していませんでした。

しかし、データ量が増えるにしたがって、PCのデータが失われると損失があるようになってきました。そこで、各拠点にファイルサーバを用意して、そこに守るべきデータを集約し、NAS*のバックアップサーバに、夜間に自動バックアップを取るようにしました。これが5年前のことです。この時は遠隔バックアップではなく、拠点のファイルサーバとNASをセットにしていました。

* Network Attached Storage:ネットワークに直接接続して使用するファイルサーバ

―NASにした理由は何ですか。

テープでのバックアップも考えたのですが、ユーザー任せにすると毎日きちっとやってくれないのではないかという懸念があり、このような形にしました。

―以前の方式では、どのような問題があったのでしょうか。

初期は拠点が少なかったので問題なかったのですが、拠点が増えたので情報システム課で集約して遠隔バックアップをするようになりました。それにつれて時間もかかるようになりました。毎朝、バックアップの結果をチェックするのですが、失敗していることも多くなりました。また、大きな拠点では24時間でバックアップが取り切れなくなり、1日おきのバックアップになるところも出てきました。更に毎朝のチェックも大変になりました。最初は他のもっと重要な業務の合間にやるぐらいのつもりだったのが、実際にはかなりの負荷になってしまいました。

またOSのバージョンアップに伴うバックアップ方式の変更も問題でした。Windows Server 2003の時のNTBackupでは、個々のファイルのバックアップ結果が確認できていました。ところがWindows Server 2008のWindows Serverバックアップでは、そのあたりが隠ぺいされてしまいました。これは、当社の運用スタイルに合いません。

そこで、Windowsリソースキットに含まれているrobocopyを使うことにしました。ただ、こちらは時間がかかります。300Gバイトで24時間以上かかるのです。2011年12月まで、これで運用しましたが、以上のような悩みを抱えていました。

検討の経緯

―新バックアップシステムの導入の検討はいつから始めたのですか。

2011年の初夏からです。

基幹系のバックアップで米国のストレージレプリケーション製品を使っているのですが、そちらが使えないかをまず検討しました。

しかし、ファイルサーバのバックアップという目的に使うのでは、ライセンス料が割高に感じられました。また、リアルタイムにレプリケーションを取る方式なので、ファイルサーバを停止する時には運用サーバも停止しないといけなくなります。つまり、ファイルサーバの停止が基幹系システムの運用に影響を与えることになります。それは避けたかったので見送りました。

そこで、以前から取引のある会社に情報提供依頼をしたところ、EMC® Avamar®を提案してきました。我々で導入する場合、初期費用の大きさが予算枠に合わず、ペンディングにしましたが、Avamar自体は気になっていました。

その後8月に、以前から取引のあった当社の資源開発課からの紹介で、CTCが来ました。挨拶と取扱商品の紹介だったのですが、その時にバックアップの話になり、Avamarをクラウドで提供するサービスをCTCが行っていることを知りました。それで、見積依頼をしたのです。

CTCクラウドバックアップサービスに決めた理由

―最終的にCTCクラウドバックアップサービスに決めた理由を教えてください。

まずはAvamar自体が当社の運用要件に適合していたということです。

当社ではVPN網で各拠点を結んでいます。拠点によっては、ADSLでVPN網に接続しているため、ネットワークの速度がバックアップのボトルネックになっています。

Avamarは重複排除を謳っています。この重複排除の方式には2通りあります。ソースの段階で重複排除するか、バックアップしてから重複排除するかです。ネットワークがボトルネックになっている場合には、当然ながらソースの段階で重複排除するほうが有利です。Avamarはこちらの方式だったので、当社の運用要件に適合するということになります。

次に、買い取りでなくクラウドにした理由ですが、先ほどの初期費用の予算枠の懸念もあったものの、ここは純粋にコストで判断しました。

導入費用と5年分の運用コストが予算内に収まるかどうかが判断基準でした。幸いCTCクラウドバックアップサービスは収まったので、こちらに決定しました。

―ファイルサーバのバックアップなので、本当に復元できるかという不安はDBほど大きくないと思うのですが、そのあたりはいかがでしたか。

もちろん復元テストをしています。また、実際の運用の中で既に何回か復元をしていますが、問題なく復元できています。

―他に決め手はありましたか。

あとは、CTCという会社の持つ安全・安心のイメージでしょうか。もちろんデータセンターも見学に行きました。東日本大震災以降、耐震性・免震性は特に注意して見ています。CTCのセンターは問題ありませんでした。幹線航空路にあたっていないかなどもチェックポイントになりますが、それも問題ありませんでした。

ディザスタリカバリという観点からは、都内にあるのは気になるところです。しかし、最悪の場合は、ディスクをデータセンターから持って来られれば業務回復ができるという考えもあるので、近くにあるということは有利になります。メリット・デメリット両方あるということですね。

「ソース段階での重複排除、導入+運用コスト、CTCの安心感が導入の決め手でした」岡田氏

導入効果

― 導入効果を教えてください。

図2 CTCクラウドバックアップサービス通知メール・イメージ

図2 CTCクラウドバックアップサービス通知メール・イメージ

導入効果としては以下の4つがありました。
(1) 毎日バックアップができるようになった
(2) 数時間かかっていたチェックが数分になった
(3) 拠点の追加が楽になった
(4) トラブル対応が楽になった

順に説明します。

(1)は、Avamarの重複排除機能のおかげです。既に言いましたように、CTCクラウドバックアップサービスに決めた理由の一つです。

(2)は、CTCが独自に開発して、サービスの中で提供してくれている、バックアップ結果をメールしてくれる機能のおかげです(図2)。以前は、GUIの運用ツールでバックアップログを一つひとつチェックしていたのですが、これのおかげで問題があった時だけ運用ツールを起動すればよくなりました。

図3 CTCクラウドバックアップサービス利用イメージ

図3 CTCクラウドバックアップサービス利用イメージ

(3)は、ファイルサーバにクライアントソフトを導入するだけで、簡単に始められるからです。今日ファイルサーバを導入したら、明日からバックアップが取れるようになります(図3)。これが一番の良さですね。

(4)は、以前はトラブルがあったら、当たり前ですが、我々がまず対応しなければいけなかった。しかし、現在はCTCのサポートに電話をするだけで対応してくれます。最近はメールでないと受け付けてくれないサポートセンターも多いのですが、緊急の場合は状況を文章にまとめるだけでも面倒です。電話対応だと話も早いし、誤解も少ないので助かっています。

以上を一言でいえば「バックアップ運用が楽になった」ということですね。

CTCへの期待

―今後CTCに期待するところはありますか。

基幹系のバックアップも統一的に運用したいと思っています。ぜひ提案してください。

―最後に、CTCに注文をつけるとしたらどういうところでしょうか。

それが今のところクレームは全くないのです。安心を感じています。今後も安心を与え続けてください。

貴重なお話、ありがとうございました。

取材日:2012年9月4日


※EMC、EMC2、AvamarおよびEMCロゴは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。

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