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事例・レポート

コラム

これでナットク ~シンクライアントってどんなもの?~

パソコンを最低限の機能に

 シンクライアントのシンとは、「細い」とか「薄い」という意味。クライアントはパソコンのことを指す。つまり、一般のパソコンに比べ、機能面でそぎ落とされているパソコンをシンクライアントと呼んでいる。

 一般のパソコンでは、データをやり取りしたり保存するために、周辺機器を接続する差込口やハードディスクを装備しているが、会社で使うパソコンは単にデータを閲覧したり、必要最低限のメールなどのやり取りで十分な業務もある。そうした目的のために、ネットワークへの接続と画面の表示にキーボードやマウスの操作といった、最低限の機能だけを備えたパソコンがシンクライアントである。

 シンクライアントの利点は、パソコン本体にデータを保存したり外部に持ち出したりする機能がないのでセキュリティに優れていること。また、最低限の機能だけを装備すればいいので、装置の価格も安くなる。

 ただし、シンクライアントを仕事で使うためには、ネットワークを接続した先でメールをやり取りしたり、必要な情報を編集するための仕組みが必要で、その仕組みがなければ、情報を加工したり交換することができない。反対に、ネットワークを接続した先に充実したインターネットやサーバ環境が整っていれば、手元のパソコンが多機能ではなくても、必要な仕事をこなせる。

 たとえば、ゲーム機でもインターネットに接続すると、電子メールをやり取りしたりインターネット上でデータの交換ができるように、パソコンとしての機能がすべてそろっていなくても、ある程度の作業が可能。今後は、セキュリティ対策やコストという面だけではなく、まさにシン(新)のパソコンとして、機能をそぎ落としたシンクライアントが、普及していくのではないだろうか。

(ITエンジニアリング室 野本祐一)

※このコンテンツは2008年7月31日にフジサンケイビジネスアイ紙に掲載しました。

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