著:クロスファンクショングループ ITエンジニアリング室 プラットフォーム推進部 杵島 正和 22-0423
まず最初に、4月15日、16日の両日に行われたthe Microsoftカンファレンス2008に参加され、弊社ブースにお立ち寄りいただいたすべてのお客様に厚く御礼申し上げます。今回はNAP、ターミナルサービス(シンクライアント)、SharePointを中心に展示を行いましたがいかがでしたでしょうか。今後も弊社らしいWindowsソリューションを提示していきたいと思う所存です。
さて今回はHYPER-VでのゲストOSのインストール場所に関してレポートしたい。
HYPER-V でのゲストOSのインストール場所
HYPER-VでのゲストOSのインストール場所に関してはいくつかの構成が考えられるが、主な例を挙げてみる。
- ペアレントが動作しているサーバにゲストOSも一緒にインストール(外部ストレージなし)
- ゲストOSをペアレントの外部ストレージにインストール
- ゲストOSはペアレント上にインストールするが、データ領域として追加のDiskを外部ストレージにおき、たとえばクラスタ構成にする
まずはこのような使い方が可能かどうか、試していくことにする。
1.ペアレントが動作しているサーバにゲストOSも一緒にインストール(外部ストレージなし)
さて、あとはExchange Server 2007をインストールするが、Windows Server 2008にExchange Server 2007をインストールするのは結構苦労した。 MicrosoftのTechNetライブラリ( http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb691354(EXCHG.80).aspx )に記載されているが、Exchange Server 2007をインストールするために前提としてインストールしておくべきものとして、Windows Server 2003の場合には追加インストールする必要があるモジュールがいくつも存在した。だがWindows Server 2008にはこれらのモジュールがほとんど用意されており、さらに言えば、Exchangeが想定しているよりも新しいバージョンのモジュールが入っている。例えばIIS 7の環境ではそのままではExchangeは動作しないため、設定を変更する必要がある。上記のTechNetライブラリにはコマンドで各種の設定を変更する手順が記載されているが、実際にはGUIで設定できる項目も多い。できれば併記してくれるとわかりやすかったのだが。
2.ゲストOSをペアレントの外部ストレージにインストール
ここまでいくつか試してみたが、ゲストOSをインストールして動かす分には特に大きな問題は見られなかったように思う。次回は、ゲストOSでのクラスタ構成を試してみようと思う。
次回予告:検証レポート Vol.23 ~ Hyper-V RC その3~