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CTC Forum 2016 CTC講演

国内外のエンジニアや研究者が沖縄に集い
オープンイノベーションの創造を目指す

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国内外のエンジニアや研究者が沖縄に集い
オープンイノベーションの創造を目指す

  • ネットワーク
  • イノベーション
  • 情報通信/放送
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
沖縄オープンラボラトリ
新技術推進チーム チーム長 シニアエグゼクティブエンジニア 佐藤 久信(左)<br>一般社団法人沖縄オープンラボラトリ NECシステムプラットフォーム研究所 技術主幹 佐藤 陽一氏

新技術推進チーム チーム長 シニアエグゼクティブエンジニア 佐藤 久信(左)
一般社団法人沖縄オープンラボラトリ NECシステムプラットフォーム研究所 技術主幹 佐藤 陽一氏

【佐藤久信】沖縄情報通信センターに拠点を構える沖縄オープンラボラトリ(OOL)は「情報通信における先端技術(次世代ICT基盤技術)の実用化、普及」を目的とする組織です。具体的にはSDN/NFVとクラウドによる「次世代型ネットワークとクラウドコンピューティングの融合」を対象領域とし、沖縄県が推進する「おきなわSmart Hub」構想の実現を支援しています。

CTCを含む5社の正会員が主たる運営を行い、合計43社の会員企業や各国の大学・研究機関、関連するOSS団体が参画しています。オープンなフォーラムによる交流、共創の場となるプロジェクト、そして実証の場であるテストベッドによるサイクルを回す国際的な技術者コミュニティとして機能しています。

【佐藤陽一氏】OOLの3年間の取り組みとして、SDN/NFVによるネットワークの高度化があります。SDN/NFVは1000人以上のDevOps体制を有して技術を自社開発可能な大企業のほか、自社に開発要員を確保して100人体制のDevOpsを有する金融機関などが主に有効活用しています。

OOLのキーワードはオープンイノベーション。ホワイトボックススイッチの研究やハードウェアとOSの組み合わせの検証など、オープンテクノロジーのメリットである「自由」を最大限に享受するために邁進しています。さまざまな視点を持った国内外の技術者が組織の枠を越えて集い、ネットワーク構築・運用の理想像を追究しながらモデルの提案に取り組んでいるほか、今年度はNVFテストの自動化をOPNFVで実現するなどの成果を得ています。

今後は広域ネットワーク上でのSDN制御などを進めていく予定です。こうした実績は沖縄の国際会議などで発表していきますが、さらなるオープンイノベーションの創造のために幅広いエンジニアの参加を期待しています。

他講演レポート

2016年10月28日開催「CTC Forum 2016」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
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