イベント・レポート

CTC Forum 2016 CTC講演

OpenStackとオートメーション技術で実現する
エンタープライズDevOpsの新たなアプローチ

更新

OpenStackとオートメーション技術で実現する
エンタープライズDevOpsの新たなアプローチ

  • クラウド
  • サーバ
  • オープンソース
  • 開発
開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
Solinea
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
Solinea, Inc アーキテクチャ担当バイスプレジデント ジェームス クラーク(James Clark) 氏(左)クラウド・セキュリティ事業推進本部 クラウドイノベーションセンター 部長代行 小岩井 裕

Solinea, Inc アーキテクチャ担当バイスプレジデント ジェームス クラーク(James Clark) 氏(左)
クラウド・セキュリティ事業推進本部 クラウドイノベーションセンター 部長代行 小岩井 裕

【小岩井】非IT企業のIT部門でデジタルトランスフォーメーションを実現するためにはどのような要素が必要になるでしょうか。1つは徹底した自動化によって柔軟なITリソースの調達を可能にする基盤。

もう1つは自社のディベロッパーが開発を敏速に進められる環境です。しかし、これらを整えただけでは、新しい価値を生み出すことはできません。試行錯誤を繰り返す社内文化を形成する必要があります。

重要なことは、スピードを獲得するためには抽象化・自動化を軸とした、従来とは異なるインフラアプローチが必要になること。そして自社のビジネスに直結するサービスは、自社向けにカスタマイズされたクラウド基盤上で運用する必要があることです。CTCとSolineaはこうしたOpenStack/DevOpsアプローチの導入を支援します。

【クラーク氏】DevOpsによる自動化の効果について語る際に、私たちは自動車工場をよく引き合いに出します。自動車工場も当初は柔軟性がなく効率も良くありませんでしたが、製造ラインの自動化と品質管理の採用により、製品をより速く製造することが可能になりました。ソフトウェアの世界も同様に、OpenStack、CI/CD、コンテナ、マイクロサービスといった技術のおかげで、アジャイルによるデリバリーが可能になり、開発サイクルを短縮できるようになりました。しかし企業のIT部門の多くは、これまで開発、テスト、品質管理、運用管理といった役割ごとに組織がサイロ化し、自動化の妨げになっていました。DevOpsの最終ゴールは、こうしたサイロ化した組織を、「ソフトウェア工場」のような組織へと改革することです。

そのポイントは、タスクのやり取りの仕方をPush型からPull型へと移行し、それぞれのチームがタスクを受け取りたい時に受け取れるように自動化することです。組織改革に成功した企業では、開発サイクルの大幅な短縮を実現できるはずです。

他講演レポート

2016年10月28日開催「CTC Forum 2016」の他講演レポートは、下記のリンクからご覧ください。
  • このページについてツイッターでツイート(新しいウィンドウで開く)
  • このページをフェイスブックでシェア(新しいウィンドウで開く)

このイベントレポートに関するお問い合わせはこちら

※記載内容は掲載当時のものであり、変更されている場合がございます。