イベントレポート
物理探査学会創立60周年記念式典・シンポジウム イベントレポート
- 開催日
- 2008年10月21日~2008年10月23日
- 主催
- 社団法人物理探査学会
2008年10月21日~23日、江戸川区のタワーホール船堀で、社団法人物理探査学会主催による「物理探査学会創立60周年記念式典・シンポジウム」が開催されました。
社団法人物理探査学会は、物理学的地下探査に関する学問と技術の進歩、普及を目的として1948年に設立され、会誌の発行、各種講演会の開催、研究会、国際交流等の活動を行っています。今回の創立60周年記念行事では、「社会に貢献する物理探査」をテーマに、資源エネルギー、環境、放射性廃棄物地層処分、防災、維持管理、遺跡・文化財、農業および地球科学の8つの分野について、物理探査の適用に主眼を置いたシンポジウムや記念式典が行われました。
会期中は、会場内で企業展示会も開催され、CTCは、没入型VRディスプレーシステム『HoloStage-MINI』を展示し、マルチボリューム地震探査解釈ソフトウェア『GeoProbe』や『3次元没入型地質構造可視化システム』のデモを行いました。
社団法人物理探査学会は、物理学的地下探査に関する学問と技術の進歩、普及を目的として1948年に設立され、会誌の発行、各種講演会の開催、研究会、国際交流等の活動を行っています。今回の創立60周年記念行事では、「社会に貢献する物理探査」をテーマに、資源エネルギー、環境、放射性廃棄物地層処分、防災、維持管理、遺跡・文化財、農業および地球科学の8つの分野について、物理探査の適用に主眼を置いたシンポジウムや記念式典が行われました。
会期中は、会場内で企業展示会も開催され、CTCは、没入型VRディスプレーシステム『HoloStage-MINI』を展示し、マルチボリューム地震探査解釈ソフトウェア『GeoProbe』や『3次元没入型地質構造可視化システム』のデモを行いました。
社会に貢献する物理探査を目指して
社団法人物理探査学会副会長、創立60周年記念事業実行委員会幹事長 内田利弘 氏
社団法人物理探査学会副会長、創立60周年記念事業実行委員会幹事長(独立行政法人産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 物理探査研究グループ長)
内田利弘 氏
社団法人物理探査学会は、長年に渡り、物理学的な手法によって地下構造や土木構造物などの内部を調べる物理探査法について、研究開発の推進、研究成果の発表、情報の普及など行う学会として活動を行ってきました。これまで研究成果の発表は主に学会内部での議論が中心でしたが、創立60周年の節目を迎える本年度を期に「社会に貢献する物理探査」というテーマを掲げ、今後は、広く一般の方々にも物理探査を認知していただくことを目指した活動を推進して参ります。
私が所属する産業技術総合研究所地質調査総合センター(前地質調査所、以下AIST)は、日本国土の資源利用や環境保全のために地質調査を実施する国内最大規模の研究機関であり、物理探査学会のメンバーとしてこれまで様々な活動を行ってきました。その中で、CTC社には、CRAYなどのスーパーコンピュータ導入時のソフトウェア整備、物理探査データ解析ソフトウェアの開発、更には特殊な解析に至るまで幅広い業務で協力を仰いできました。その成果の集大成の1つが、今回の企業展示で紹介されている「3次元没入型地質構造可視化システム」で、本システムの導入は産業技術総合研究所が日本では初めてと聞いています。
今後は、CTC社にご協力をいただきながら、本システムに多くの地質情報を蓄積し、我々自身が利用経験を重ねることで、本システムのユーザーにとって最適な活用方法をご提案できるよう、更なるクオリティーの向上を進めていく必要があると考えています。
私が所属する産業技術総合研究所地質調査総合センター(前地質調査所、以下AIST)は、日本国土の資源利用や環境保全のために地質調査を実施する国内最大規模の研究機関であり、物理探査学会のメンバーとしてこれまで様々な活動を行ってきました。その中で、CTC社には、CRAYなどのスーパーコンピュータ導入時のソフトウェア整備、物理探査データ解析ソフトウェアの開発、更には特殊な解析に至るまで幅広い業務で協力を仰いできました。その成果の集大成の1つが、今回の企業展示で紹介されている「3次元没入型地質構造可視化システム」で、本システムの導入は産業技術総合研究所が日本では初めてと聞いています。
今後は、CTC社にご協力をいただきながら、本システムに多くの地質情報を蓄積し、我々自身が利用経験を重ねることで、本システムのユーザーにとって最適な活用方法をご提案できるよう、更なるクオリティーの向上を進めていく必要があると考えています。
企業展示コーナー
3次元没入型地質構造可視化システム
3次元没入型地質構造可視化システム展示風景 1
記念行事が開催された会場には企業展示コーナーが併設されました。CTCは、60周年記念事業のゴールドスポンサーであり、展示ブースにおいて、e-Geoソリューション、vGeo、Holo Stageの連携で地下の3次元空間情報を可視化する『3次元没入型地質構造可視化システム』やマルチボリューム地震探査解釈ソフトウェア『GeoProbe』のデモを行いました。
これまでの石油探査や活断層調査などの地質調査では、調査した情報を紙に記載することから始まり、ガラスを利用する、平面図や断面図を表示するなどの段階を経てきました。しかしこれらの手法では人間が調査結果を理解する事が難しく、その為、3次元空間を可視化する技術が強く求められていました。
CTCでは、産業技術総合研究所様の依頼のもと、課題解決に向けた技術の開発に取り組みました。3次元没入型地質構造可視化システムは、Landmark社の地震探査データ解釈ソフトウェアで解析・解釈されたデータを、「e-Geoソリューション」で一元管理し、それらのデータを没入型3次元の可視化を可能とする次世代VRディスプレーシステム「HoloStage(クリスティ・デジタル・システム)」に投影させる事で、地下情報の可視化と同時に地下資源解釈システムとしても利用可能です。
これまでの石油探査や活断層調査などの地質調査では、調査した情報を紙に記載することから始まり、ガラスを利用する、平面図や断面図を表示するなどの段階を経てきました。しかしこれらの手法では人間が調査結果を理解する事が難しく、その為、3次元空間を可視化する技術が強く求められていました。
CTCでは、産業技術総合研究所様の依頼のもと、課題解決に向けた技術の開発に取り組みました。3次元没入型地質構造可視化システムは、Landmark社の地震探査データ解釈ソフトウェアで解析・解釈されたデータを、「e-Geoソリューション」で一元管理し、それらのデータを没入型3次元の可視化を可能とする次世代VRディスプレーシステム「HoloStage(クリスティ・デジタル・システム)」に投影させる事で、地下情報の可視化と同時に地下資源解釈システムとしても利用可能です。
3次元没入型地質構造可視化システム展示風景 2
今回の展示では、実際にAISTで導入されているものと同様のシステムを使ってデモが行われました。HoloStage-Miniに投影された画像(展示では正面と側面、AISTでは正面と側面、床面にも投影)を、センサー付シャッターメガネ*1で見ることで、メガネをかけている人の動きと視点に連動して様々な角度から地下の地質情報を確認する事が出来ます。これにより、石油探査や活断層調査の効率性が飛躍的に向上するばかりではなく、石油採掘など高額のコストがかかるプロジェクトを決定する際の、社内プレゼンテーション用データとしての活用も期待出来ます。
*1:シャッターメガネ:右目用画像と左目用画像を1秒間に96Hzのスピードで連続的に切り替えることで、視差(残像効果)によって画像が立体的に見える。
今回の記念式典では、物理探査学会への功労者表彰、運営功績表彰が行われ、また、東京大学教授、アーティストの河口 洋一郎氏や京都大学名誉教授、EEFA理事長の芦田 譲氏による記念講演が行われました。その他、記念行事として、3日間に渡り、資源エネルギー、環境、放射性廃棄物地層処分、防災、維持管理、遺跡・文化財、農業、地球科学を対象とした記念シンポジウムや学術講演会ポスターセッション、学生参加イベントが実施されるなど、創立60周年記念にふさわしい様々な催事が執り行われ、多くの参加者で賑わいました。
*1:シャッターメガネ:右目用画像と左目用画像を1秒間に96Hzのスピードで連続的に切り替えることで、視差(残像効果)によって画像が立体的に見える。
今回の記念式典では、物理探査学会への功労者表彰、運営功績表彰が行われ、また、東京大学教授、アーティストの河口 洋一郎氏や京都大学名誉教授、EEFA理事長の芦田 譲氏による記念講演が行われました。その他、記念行事として、3日間に渡り、資源エネルギー、環境、放射性廃棄物地層処分、防災、維持管理、遺跡・文化財、農業、地球科学を対象とした記念シンポジウムや学術講演会ポスターセッション、学生参加イベントが実施されるなど、創立60周年記念にふさわしい様々な催事が執り行われ、多くの参加者で賑わいました。
記載されている会社名、製品名、サービス名は伊藤忠テクノソリューションズ(株)または各社の商標もしくは登録商標です。