CTC 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

流通の業務知識をベースに、新サービスを生み出した底力

スマートフォンやタブレット端末の普及によって、“いつでもどこでも”好きな時に買い物ができるようになり、私たちの暮らしは大きく変化しました。CTCが2015年9月にリリースした「食材管理アプリ」と「家計簿アプリ」も暮らしの質を向上させてくれるものの一つです。これらアプリを活用すれば、冷蔵庫にある食材を手軽に管理できるようになり、さらに店舗や宅配での購買情報と家計簿アプリとの連動で、家計簿の管理も容易になります。今回は、このサービスの特徴や利用者と小売業者のメリットなどについてご紹介します。

リアルな消費者行動を読み解くキーになる新サービス

ITの活用が進んだ流通業界では、「店舗に足を運んで買い物をする」というこれまでの小売業の常識が覆り、インターネットで必要なものを手軽に手に入れられる時代となりました。小売業者はより買い物しやすい仕組みを充実させていくことに注力し、モバイル端末向けのサービスを拡充、独自のアプリを用意するなど、ビジネスの拡大を図っています。 2015年9月末にCTCからリリースされた「食材管理アプリ」と「家計簿アプリ」も、モバイル端末向けサービスです。

「食材管理アプリ」は、購入した商品が自動で登録され、自宅の冷蔵庫の中にどんな食材が入っているのかが外出先からリアルタイムかつ一目で確認できます。二重購入や買い忘れ防止だけでなく、食材の賞味期限もわかるため無駄に廃棄される「食品ロス」を軽減することにも役立ちます。 「家計簿アプリ」は、ECサイトで購入した商品が自動で登録されるのはもちろん、レシートをカメラで撮影することで、店舗で買った食品の情報も取り込むことが可能です。購入した商品が自動で家計簿に反映されるので、簡単に支出を管理できるようになります。 小売業者が、「食材管理アプリ」や「家計簿アプリ」を活用すれば、自社で運営しているECサイト上の顧客の購買情報だけでなく、消費者の他店舗の購買動向を含めたより詳細な消費動向が把握できるようになります。

さらに、リアルな消費行動の把握は、商品開発やラインアップの拡充、レコメンドやクーポン発行など、お客様サービスの向上につなげることが可能です。 既に6月から、1都7県で438万の組合員を持つ、国内最大の生協法人である生活協同組合連合会コープネット事業連合が本サービスの利用を開始しています。

開発力と組み合わせる力で、時代の半歩先をいく提案を実現

CTCは、これまで流通業界向けビジネスに長く携わり、総合商社やコンビニエンスストアの基幹システムから、石油元売会社や外食産業の情報分析システムまで数々の実績を積み重ねてきました。最近では、大手飲料メーカーと共同で、クラウド型予測分析ソフトウエアを使用し、メニュー変更やプロモーション施策が売り上げや利益、来店者数や注文に与える影響を測定、そこからビジネス改善の機会を特定する、飲食店向けのデータ解析サービスにも取り組んでいます。

多様化する市場やお客様のニーズを把握しながら、ITによるお客様への貢献を追求し続けてきた結果、流通業界と流通業界のお客様業務に精通し、システム開発から運用までトータルにサポートできる力を備えています。今回リリースした「食材管理アプリ」と「家計簿アプリ」はお客様と一体となり、“小売業のビジネス発展のために何が必要か”を突き詰めて生まれてきたサービスです。

新たなソリューションを生み出す突破口を見出した背景には、システム仕様を満たす上で最も適したインフラを見極め、プログラムを組み合わせるCTCの“つなぎ、組み合わせる力”を軸に、コストパフォーマンスに優れた開発を行うことができたからに他なりません。 スマートフォン向けアプリの開発は、CTCがこれまでの経験に基づき策定した独自の品質管理プロセスで高い品質を確保するなど、様々なCTCならではの強みを結集させています。今後もお客様の成長に貢献するITを提案し続けることを目指しています。

サービス概要

「食材管理アプリ」は、ECサイトや店舗で購入した商品を自動登録。他店で購入した食材も、レシートをスマートフォンのカメラで撮影して登録すれば、一元管理できる優れものです。 ECサイトで購入したものに関しては、賞味期限切れの目安を泣き顔マークなどで分かりやすく表示し、お客様に安全と安心を提供します。「家計簿アプリ」は、ECサイトと店舗で購入した両方を登録することができるので煩雑な手入力作業も不要。小売業者にとっては、リアルな消費行動を把握する重要なマーケティングデータを入手することに役立てられます。

「ぽぺたんポータルアプリ」画面イメージ

参考リンク

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