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【基調講演】 三瓶徹氏(社団法人日本電子出版協会 事務局長 ) 「電子書籍は紙を駆逐するのか?」
日本で電子出版が始まって早や25年になりますが、成功していると言えるのは、早くから電子化に取り組んでいた辞書、専門分野の情報プラットホームを創った法律系、医学系の情報サービス、そして携帯電話向けコミックぐらいで、週刊誌や、雑誌、実用書などの情報伝達系はインターネットに押されており、デジタルへの変革にどう対応するかの試行錯誤が続いています。文芸系の書籍も、依然としてビジネスモデルの視界は明確ではありません。
電子書籍というと、紙の小説の電子化というイメージがありますが、コンピュータ技術やネットワーク技術の進展により、グーテンベルグ以来の大きな大きな変化が起こりつつあり、紙の電子化は序章に過ぎません。
進化するWeb技術と同時進行で、既に電子出版は動画や音だけでなく、複雑なプログラムも実行することができます。TVや映画、音楽、本といった旧来のジャンルの境目がなくなり、電子出版には多くの可能性がありますが、実際のビジネスとなると幾つもの壁があり進んでいないのが現状です。
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