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CAUA FORUM 2013 :「オープンエデュケーションの日本における可能性を考える」開催レポート

欧米におけるオープンエデュケーションのムーブメントが脚光を浴びています。
これは情報技術の活用により、世界中のあらゆる階層の人々に対して教育機会の解放を目指すもので、従来の教育の枠組みを変革するものと期待が高まっています。
一方で、オープンエデュケーションは欧米著名大学の経営戦略と結びついたものであり、そのままの形態で日本の大学へ導入するには数多くの課題があると考えられます。

しかし、教育機会の格差解消の理念は重要であり、それを実現するために日本型のオープンエデュケーションがあるべきだと仮説しました。
本フォーラムでは、欧米のオープンエデュケーションの潮流や課題を俯瞰した上で、日本におけるオープンエデュケーションの実践者に活動報告をいただき、日本型オープンエデュケーションの可能性を考えていきます。

開催概要

開催日時:
2013年6月14日(金) 14:00〜17:30

会 場:
京王プラザホテル 47階 あけぼの
参加者:
98名

プログラムのダウンロード

会場の様子このセミナーのプログラム(PDF)をダウンロード頂けます。
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講演内容の内容

開会ご挨拶
後藤 滋樹 氏 後藤 滋樹 氏
(早稲田大学教授、CAUA会長)
基調講演
土屋 俊 氏 土屋 俊 氏(独立行政法人 大学評価・学位授与機構)
『オープン・エデュケーション』と知識の未来
高等教育制度は、従来、知識・技能教授(教育)と学術推進(研究)の基盤であっただけでなく、経済的、政治的、社会的階層構造をもつ社会における「選抜」の仕組みとしても機能してきた。これは、高等教育のための必要な資源が希少であったために、すべての人がそれを享受することは不可能であったためであろう。しかし、先進国にとどまらない知識社会化は、資源の多寡の如何にかかわらず、高等教育の普遍化を不可避とし、結果として、高等教育制度の選抜機能は弱体化している。
この意味で、高等教育アクセスの普遍化は、MOOCによって解決されるべき経済的な苦悩を別にすれば達成されつつあるといってよい。このことによって、ある意味の「オープン・エデュケーション」の理念は実現しつつあるといってよいのだが、同時に、それが高等教育の質の劣化を招いているという指摘が増大してきている。しかし、このときの「質」が何を指し、どのような観点からの「劣化」であるかはかならずしも明確ではない。
このような現在の状況を、知識への普遍的アクセスとそれがもたらす知識、知識観の変化として分析し、高等教育と学術研究の近未来における実現方法について検討する。
講演資料
(PDF)
パネルディスカッション第1部:パネリスト発表
花房 孟胤 氏 花房 孟胤 氏(manavee 開発者)
ボトムアップ型オープンエデュケーションシステムの提案
大学受験のための動画授業を完全無料で配信するエコシステムを構築しているmanaveeについて、その設立背景や拡大の過程での困難をお話することを通して、超有名大学の教授の権威や莫大な資本金を元手にしなくても実現できるオープンエデュケーションの実践について皆様と考える。
講演資料
(PDF)
堀 真寿美 氏 堀 真寿美 氏(NPO法人サイバーキャンパスコンソーシアムTIES)
日本におけるオープンエデュケーションの課題
−大学コンソーシアムTIESのケースタディ−

我々は、1998年より、OEの先駆けとして大学連携による講義公開を実施してきた。
しかし、補助金に頼った資金運営、ボランティアに基づいた事業運営、そして、大学のユニバーサル化への対応など、現在、多くの課題を抱えている。
講演資料
(PDF)
税所 篤快 氏 税所 篤快 氏(e-Education Project 代表)
e-Education Project:途上国の教育問題を若者の力で解決する
途上国と呼ばれる国には、生まれた環境で未来をあきらめる若者が沢山いる。e-EducationプロジェクトはICTの力を駆使して、途上国の都心部と農村部における教育格差を壊し、若者に希望の光をともすことを証明してきた。e-Educationプロジェクトを進める思いと、これまで活動内容を紹介する。
講演資料
(PDF)
パネルディスカッション第2部:ディスカッション
パネルディスカッション 小野 成志 氏

オープンエデュケーションの日本における可能性を考える

コーディネータ
小野 成志 氏(武蔵学園理事・情報システム部長、CAUA監事)
パネルディスカッション パネリスト
パネリスト
土屋 俊 氏(大学評価・学位授与機構)
花房 孟胤 氏(manavee)
堀 真寿美 氏(CCC-TIES)
税所 篤快 氏(e-Education Project)
閉会ご挨拶
安東 孝二 氏 安東 孝二 氏
(株式会社mokha、CAUA運営委員長)

お問合せ先

CAUA事務局
住所 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 公共システム第2部内
TEL 03-6203-4411
e-mail caua-ad@ctc-g.co.jp
URL http://www.ctc-g.co.jp/~caua/