HOMESmart CDP SolutionsDoubleTake トータルソリューション例  
■ トータルソリューション例
今後、企業システムのマイグレーションは、ますます日常化していく。
コスト削減の切り札「サーバ仮想化」「クラウド化」に対応することで、サーバ移行に伴うダウンタイムの問題がクローズアップされる。 また、移行後の膨大なデータバックアップへの投資増と障害時の事業の継続性(BCP)確保に思わぬ落とし穴がある。
新世代のDouble-Takeは、こうした仮想化統合に向けた大きく3つのワークロード「移行→バックアップ→事業継続」をシンプルに解決する唯一のソリューションとなっている。では、その実践例を想定してご紹介しよう。
[サーバ仮想化統合における3大課題]
異なるサーバ環境の移行と、そのダウンタイムの増加に困っていませんか?
高価な共有ディスクを、長期間アクセスのないデータのために用意していませんか?
仮想化統合が進むほど、共有ディスクに障害があったときの影響が心配では?
1. 移行時のダウンタイムの最小化
オープン系技術が浸透している今日の企業システム内には、メーカーや機種、規格の異なるさまざまなサーバおよびストレージが混在している。加えて、昨今のサーバ仮想化技術の普及に伴い、物理サーバ環境と仮想サーバ環境が混在しているケースも珍しくない。このようなヘテロジニアス(異機種混在)な環境にどう対処するか。これもまた、マイグレーションにおける大きな課題となっている。サーバ、ストレージ、仮想サーバ環境、それぞれに応じた移行ツールを別々に使っていては、作業工数やコストはかさむばかりだ。ツールの習得にも手間が掛かり、人的ミスも招きかねない。
このような、マイグレーションプロジェクトの障壁となる数々の課題を解決するのが、「Double-Take Move」である。一般的なデータ移行ツールでは、移行先サーバにデータを移行している間に移行元サーバで新たに発生するデータは送信することができない。したがって、移行作業中に移行元で発生したデータ更新を、移行先にあらためて反映させるバッチ処理を行う必要が出てくる。少なくともその間は、更新内容を漏れなく移行するためにシステムを停止しなくてはならない。
たとえば、月曜日から移行先サーバに対する移行を開始し、火曜日に終了したとしよう。ここで、火曜日の夜中にいったんシステムを止め、月曜日と火曜日の移行中に発生したデータ更新をすべて反映させることができれば、水曜日の朝から移行先のサーバに業務を切り替えることができる。しかし、移行中のデータ更新がどの程度の量になるかを事前に予測するのは極めて困難だ。そのため、システム移行に伴うダウンタイムも長く見積もらざるを得ない。そこで平日の夜間に十分なダウンタイムを確保できない場合は、休日にサーバの切替作業を行うことになるが、今度は月曜日から金曜日までの1週間分のデータ更新をまとめて移行先に反映させる必要がある。こうなると、システムの規模が大きい場合やデータ更新量が多い場合は、土日の時間をフルに使ったとしても月曜の朝までに作業が完了するかどうか、心もとない。
最短数分のダウンタイムでマイグレーション完了
これに対してDouble-Take Moveは、独自技術により移行中に発生したデータ更新もリアルタイムで移行先に反映させることができる。もちろん、移行完了後に発生するデータ更新もそのまま移行先に反映する。そのため、
これまでマイグレーション作業では当たり前だと思われていた前述のようなシステム停止が不要になる。このように、データだけの移行であれば数分程度、システム領域も含んだ移行の場合であっても最短15分程度のダウンタイムでマイグレーション作業が完了する。さらに、移行先への業務切り替えを行う場合に、自動(移行完了後、自動切り替え)・手動(計画的に切り替え作業を実行)の選択も可能だ。
Double-Take Moveには、Double-Take Availabilityで標準搭載されている「Double-Take Full-Server Failover」と呼ぶレプリケーション/フェイルオーバー機能も含まれている。この機能はレプリケーション元のシステム領域やアプリケーション領域を含むすべてのデータをレプリケーション先にコピーし、フェイルオーバー時に備えてまったく同じ環境をほぼ自動的に構築することができる。この機能のポイントの1つは、異なるハードウェア間だけでなく、物理・仮想の混在環境においてもシステム領域を含めたレプリケーションを実行できる点にある。これにより、それぞれのハードウェアやソフトウェアに応じたツールを使い分ける必要はなく、Double-Take Moveのツール1つでシステム領域まで含めたマイグレーションを行うことができる。もちろんこれは、先ほど挙げたダウンタイムの最短化という面でもメリットが大きい。
Double-Take Moveは、こうした機能をフル活用することにより、システム運用管理コストを削減する最も効果的な施策として注目を集めている仮想化環境へのマイグレーションに対しても、最適なソリューションといえる。

2. バックアップは発想転換の時代へ
企業データの7、8割は、3ヶ月以上アクセスがないといわれる。
これからは、大規模かつ高価な共有ディスクの拡張に代わる新たな選択が始まる。

2010年、企業のIT部門の多くが仮想化への移行を進めるという。その際、データはすべて、大規模かつ高価な共有ディスクに集約される。毎日アクセスされるデータから、何ヶ月もアクセスされないデータまで、ひとつのストレージシステムに統合されていくわけだ。
こうした企業データの7割から8割は、3ヶ月以上もアクセスされないデータであることが調査でわかっている。しかし一方では、法規制や監査対応の必要性から、長期間保存しておかなければならないデータも今後さらに増大していく。
増え続けるデータの中身を精査せずに、このまま高価なストレージを用意して拡張することが適切な投資といえるだろうか?仮想環境への移行によって、ITインフラは統合され効率化するが、データのバックアップ/リカバリの道は、共有ディスクという選択しかないのだろうか?万一、その共有ディスクに障害が発生したらどうするのだろうか?従来のようにテープ装置に大量のデータを保全することもできるが、それではRPOが短縮されないうえ、人的な労力も軽減されない。
今後、仮想環境ではデータが高度に集約されていくため、今まで行ってきた定期的なデータバックアップ/リカバリから、自動化されたリアルタイムのデータレプリケーションによるバックアップ管理へと新たな転換を迎える。Double-Take Backupは、まさに仮想環境におけるリアルタイムのデータレプリケーション時代の到来を見据えた新バックアップソリューションだといえる。もはやアクセスがほとんどない大量のデータのために、高価な共有ディスクを用意する時代ではない。アクセスの少ないデータは、「低価格・低スペックのストレージ」に
アーカイブすることで、「高価格・高スペックのストレージ」を有効に活用できるのが、Double-Take Backupなのである。
Double-Take Backupは、物理環境、仮想環境、それらの混在環境はもちろん、サーバやストレージの仕様に依存せずに、あらゆるデータ、アプリケーションおよびシステム自体までも、障害の起こる直前まで全て複製し保存するものだ。リアルタイムに全データを保全できるので、そもそもバックアップというジョブを実行する必要がなくなる。いわゆるバックアップウィンドウが不要となり、復旧したいデータもCDP機能により障害直前から任意の時点まで自在に選べる。そのうえ、WANに大きな負荷をかけることなくリアルタイムのレプリケーションが可能なため、各拠点や支店のデータバックアップを一箇所に集約し、一元管理することができるようになる。全国に点在する仮想環境の共有ディスクのデータも非常に低コストで統合バックアップすることが可能となる
わけだ。
仮想化時代のバックアップは、今後、リアルタイムレプリケーションへと変わるであろう。では、次にITインフラが統合化された仮想環境の事業継続性および災害対策に目を向けてみよう。

3. 仮想化の時代が求める、低コストのBCP/DR対策
仮想環境における共有ディスクの冗長化、災害対策は、24時間リアルタイム&フェイルオーバーの時代へ。
仮想環境では、データはもちろんだが、アプリケーション、システム、それらすべてが統合されたデータプールである共有ディスクに集約されることになる。事業およびITサービスの継続性、災害対策の観点からみると、共有ディスク障害によるリスクは今まで以上に増大しているといえるのではないだろうか。
また、自然災害や人為的ミスによる障害を想定した場合、数台あるいは数10台の仮想サーバが稼働する物理サーバのダウンは、絶対に許されない状況にある。通常の運用では、仮想サーバは負荷や障害に対応して自在に配置できるが、そうした仮想環境の冗長化対策は高コストで複雑な運用が伴うと思われているのではないだろうか。
Double-Take Availabilityは、こうした新たな仮想ITインフラのリスクを回避し、事業の継続性を高める、きわめてシンプルで低コストの回答である。共有ディスクの単一障害点を回避するために、LAN/WANを問わず、安価なサーバとストレージを使用してシステム領域を含む全データをリアルタイムにレプリケーションし、障害時には自動的にフェイルオーバーして業務を続けられるからだ。この場合、本番の仮想環境の共有ディスクを安価なサーバとストレージへレプリケーション/フェイルオーバーすることもできるが、最初から共有ディスクを導入しない選択もできる。Double-Take Availabilityは、まさに仮想化時代に求められる“Availability”の申し子といえるものだ。
24時間365日、システム領域を含む全データをリアルタイムに複製することも可能なため、これまで復旧時に必要であった待機サーバへのアプリケーションのインストールや設定、パッチの適用などからも解放される。仮想環境、物理環境が混在するインフラにおいて、事業およびITサービスをほぼノンストップで継続できる理想的なソリューションといえるだろう。
その導入実績は、遂に全世界で20万ライセンスを超えた。