HOME > メールシステム調査結果 〜トレンドと『現場の実情』のギャップから見えてくる本音とは…?〜
 図1 アンケート参加者の企業規模
現状のメールシステムの実状を把握するため、当社シーティーシー・エスピーとミラポイントジャパンは、133社(133名)よりメールシステムの現況に関してのアンケートを2011/7/29から2011/9/30の期間で様々な規模の企業(図1)から取得した。その結果から現在のメールシステム市場動向の考察を行なった。
 図2 メール製品・メールサービス選定の重要ポイント
まず、メールシステム選定時の重要ポイントをヒアリングした(図2) 。
コスト面が一番重要であるという結果が得られた。このため、安価なクラウドの利用を視野に入れるユーザも増え、現在のクラウドメールサービスの注目が高まっている理由が推測できる。次に多かったのは、冗長性、安全性、データ移行などの運用面に関してのもの、更にその次には機能の充実である。
 図3 スマートフォンからの社内リソースへのアクセス (特にメール)状況について
機能の充実という点では、メールシステムの機能自体、現在では殆ど拡充されており、新機能や新技術の拡張はほぼ皆無であると認識しているユーザが多いのではないだろうか。しかし、昨今のスマートフォンやタブレットの普及により、モバイル機器のビジネス利用を検討しているユーザも多い。
スマートフォンからの社内アクセスを行いメールや業務アプリケーションを使いたい(使わせたい)ユーザは、 アンケート結果(図3)より、実際に導入・運用しているユーザを含めて60%以上が何かしらの検討を行なっていることが分かった。それに追いつくためメールサーバの各社ベンダー、クラウドサービス業者もスマートフォン対応の機能の追加を行なってきている。
 図4 クラウドサービスに対する心配事
一旦、クラウドのメールサービスに話を戻すと、コストが安価であるが、検討しているユーザには色々とクラウドサービスに対しての心配事があるようだ。
アンケート結果(図4) ではコンプライアンスや監査などへの対応に関しての項目が一番多かった。機密情報であるメールデータ自体が社外(クラウドサイト)にあるため、そのデータの取り扱い方法のコンプライアンスに関してや、メールデータについての監査対応が十分であるか?等の懸念部分が多々あるため、この結果が得られたと考えられる。
 図5 個人情報を含むメールは手元に置きたいか
そこで、「運用管理が容易でTCOを削減できれば、個人情報を含むメールは手元に置きたいですか?」というアンケート(図5)も取得した。この結果、71%のユーザが「はい」という回答をした。
 図6 震災後メールシステムの事業継続性を求められているか
次に、クラウドサービスに対する心配事(図4) の2番目に多かったデータの完全性と復旧への責任であるが、この結果は今年3月に発生した東日本大震災の影響があると推測している。被災地の企業ではメールサーバが破損してしまってメールのデータや復旧が出来なくなったケースがあるようだ。また、被災地ではないが、輪番停電の影響等でメールシステムをダウンせざるをえない状況で事業継続が出来なかったという企業も多い。
そのため、基幹システムであるメールシステムは震災後、トップダウンでメールサーバの事業継続性を求められているケースが多くなっているのがアンケート結果(図6)からも分かった。ここでいう求められる事業継続性というのは、メインサイトが災害でダウンした場合の対策として、遠隔地のバックアップサイトでメールシステムを運用する仕組みだ。
しかし安価なクラウドサービスだと遠隔地のバックアップサイトが無い場合や、災害時のデータ復旧が不安な場合も多い。また、自社内でメールサーバを構築している場合にも、遠隔地へのバックアップの仕組みを容易に作るのは容易ではない。
 図7 現在お使いのメールサーバ製品 / 通常システム提案されるメールサーバ製品
さて、昨今クラウドのメールサービスが注目されているにも関わらず、前述の様々な理由からなのか、自社内でメールサーバを構築するオンプレミスという方式が商用のメールサーバのものとオープンソース(OSS)のものを合わせて、アンケート結果(図7)では60%と過半数となっている。過去に比べると明らかにクラウドサービスの比率が高くなってきているのだが、まだまだオンプレミスを選択している企業が多いという結果が得られた。
 図8 現在お使いのメールサーバ製品 / 通常システム提案されるメールサーバ製品への不満
この結果(図8)からは、メールシステムを運用する上で、管理者が抱える不満や課題の幅広さをあらためて知ることができる。
メールシステムを運用する手段として、クラウドかオンプレミスのいづれかを検討する際、これらの不満をどれだけ、そして、どのように解決できるかがキーになるだろう。
メールサーバに対する様々な不満を最小限まで抑えることができ、かつ今日の厳しい経済状況下で、ミラポイント社アプライアンス製品(※)の
短い導入期間や容易な管理、事業継続対策(BCP)の実装が結果的に大幅なTCOの削減をもたらす点について、これまで以上にお客様よりご興味をいただいております。

社外へメールサーバーを手放すことに踏み切れないお客様には、ミラポイント社のアプライアンス型・メールサーバ「Mirapoint Message Server」をご検討いただければと存じます。


(※) ミラポイント社アプライアンス製品: 
異なるメーカーから、異なるコンポーネント(ハードウエア、ソフトウエアー、ストレージ等)を寄せ集めるのではなく、既にチューニング済みの状態で一台に統合した
メールサーバー専用機