| ■フロンタルソルバー |
| ウェーブフロント法による直接解法ソルバー。解析精度が高くメモリ消費量が少ないソルバーとしてすべての解析に対応します。 |
| ■スパースソルバー |
| 静的解析および過渡解析に適用可能な高速直接解法ソルバー。不安定マトリクス問題に有効な高速ソルバーです。 |
| ■PCGソルバー |
| 前処理型共役勾配法による反復解法ソルバー。ディスク使用量が少なく、正値対称マトリックス問題に有効な高速ソルバーです。 |
| ■JCGソルバー |
| ヤコビアン共役勾配法による反復解法ソルバー。実数および複素数からなる対称および非対称マトリックスの問題に有効なソルバーで、複素非対称マトリクスに関してはICCGソルバーよりも高速です。 |
| ■AMG(Algebraic MultiGrid)ソルバー |
| AMGソルバーでは単一のシステム上で複数のCPUプロセッサ(最大8個までの共有メモリ並列処理)を利用し、静的 /過渡の非線形解析を実施することが出来るもので、ソルバー自身はANSYS既存のPCG(Precondition
Conjugate Gradient)ソルバーに似た、前処理型共役勾配法によるものです。 |
| ■DDS(Distributed Domain Solver) |
| DDSでは同一ネットワーク環境にある複数のシステムを利用し、静的/過渡の非線形構造解析を実施することが出来ます。1000万自由度までの大規模構造問題を、より小さなサブ領域(1000から10000自由度までの)に自動分割し、分散処理を行わせた上、領域間のインターフェース変数(ラグランジュ乗数)を計算することで領域間の適合性を取ります。サブ領域はマスターマシン及びネットワーク上のスレーブマシンに転送され、そこで直接法ソルバーを使って因子化します。このサブ領域を細かく分け、小さな領域をシリアルにスレーブマシンで計算させることで、スレーブマシンのリソースが小さくて済むという特徴があります。マスターマシンではサブ領域の因子化結果を回収し、反復法ソルバーを使ってインターフェース変数を解き、全体モデルの結果を計算します。 |
| ■ICCGソルバー |
| 不完全コレスキー共役法による反復解法ソルバー。実数および複素数からなる対称および非対称マトリックスの問題に有効なソルバーです。複素対称マトリクスに関してはJCGソルバーよりも高速です。 |
| ■FastLinearソルバー |
| 線形構造解析、伝熱解析において威力を発揮します。上記の反復法ソルバーに対しさらに要素の定式化に工夫を行うことで、この分野での最も高速なソルバーとなっています。パワーダイナミックス固有値解析において、サブスペース抽出法とPCGソルバーを適用することで高速解法を実現します。 |
| ■固有値解法 |
| モーダル解析(固有値解析)において固有値の抽出法は重要です。ANSYSでは、縮合法、サブスペース法、非対称ランチョス法、減衰ランチョス法に加え、対称マトリックスの問題に対して高速に固有値および固有モードを求めるブロックランチョス解法が備えられています。 |
| ■DPCG(Distributed PCG) ソルバー |
| DPCGソルバーは、従来のPCGソルバーに、分散型並列処理を新しく追加したものです。DPCGソルバーは、PCGソルバーのロバスト性を失わなず、共有メモリや分散メモリのマシンにおいて、PCGソルバーよりも優れた拡張性を発揮します。低いプロセッサ数(16個未満)において、DPCGソルバーは、DDSソルバーと比較して、よりロバストかつ少メモリにて計算することが可能です。 |
| ■DJCG(Distributed Jacobi Conjugate Gradient) ソルバー |
| DJCGソルバーは、従来のJCGソルバーに、分散型並列処理を新しく追加したもので、伝熱解析のような場の問題に適しています。DJCGソルバーは、共有メモリと分散メモリの両方をサポートしています。DJCGソルバーの拡張性は、少しだけ追加のメモリを必要とするだけで、JCGソルバーよりも優れています。 |