第40期 CTC Report 春・夏号
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Q海外経済の減速が影響し、国内景気の一部に弱さが見られたものの、情報サービス産業のビジネス環境は、製造、流通分野などでIT投資が回復傾向にあり、堅調に推移しました。Q中期経営計画で定めた、「上に広げる:ビジネス変革への挑戦」、「前に伸ばす:強みをさらに強く」、「外に出る:新たな分野・リージョンの開拓」、「足元を固める:経営基盤の強化」の4つの新しい活動領域“Horizons”に取り組みました。「上に広げる」では、デジタルトランスフォーメーション時代を見据え、情報のリアルタイム処理による経営判断の迅速化・1当社グループの業績は、前期比で増収・増益となり、期初予想を上回る着地となりました。また、売上収益と全ての利益項目に加え、受注および受注残高が2006年の伊藤忠テクノサイエンス(株)と(株)CRCソリューションズの経営統合後最高となりました。当社株主に帰属する当期純利益についても5期連続で統合後最高を更新しました。高度化、ならびにAIを活用した業務効率化の支援など、重点顧客とのパートナーシップを強化するとともにビジネス変革への挑戦に努めました。「前に伸ばす」では、ネットワークの仮想化技術(NFV)の活用など、CTCの強みの一つであるインフラ構築力を強化しました。 日ごろより温かいサポートをいただき、誠にありがとうございます。 2018年度は「リーディング・カンパニーとして、IT産業の進化を担う」を目指す姿とした、3か年の中期経営計画「Opening New Horizons 新しい景色を見るために」の初年度として、当社グループの強みを活かしつつ、新たな分野にチャレンジすることで、目標達成に向けて踏み出しました。ここに2018年度(2018年4月〜2019年3月)の取り組みをご報告するとともに、中期経営計画2年目となる2019年度の重点施策についてご説明します。代表取締役社長2018年度の市況と業績をどのように分析・評価されていますか。中期経営計画の初年度の進捗をお聞かせください。菊地 哲TOP MESSAGEトップメッセージ

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