第43期 CTC Report 春夏号
9/12

H2H2DX Platformクラウドの基礎知識神谷町オフィス(本社)DevOpsエンジニアクラウドネイティブエンジニア5GエンジニアPythonエンジニアクラウドアーキテクトローカル5Gネットワーク広域回線網平和島物流センターローカル5Gネットワーク沖縄オープンラボラトリローカル5Gネットワーク水素インフラのトータルなシミュレーションサービスを提供期待される水素社会の実現2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにすることを目的とした2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーとともに水素エネルギーの活用に注目が集まっています。水素は、燃焼させて熱エネルギーを取り出すことができたり、酸素と結合して発電するため、燃料電池として利用したりすることができます。その過程で温室効果ガスであるCO2を排出しないことに加えて、従来のエンジンを中心とした技術も活用できるため、水素社会の実現に期待がかかっています。水素社会の実現に向けた課題①燃料電池や水素タンクなどの耐久性や信頼性およびコスト②水素を日常生活や産業活動でエネルギー源として使用することを前提とした制度面の整備③水素ステーションなどの水素供給インフラの整備課題解決に向けたCTCの取り組みコンピュータ上に対象物のモデルを構築し、強度や耐熱性などの特性を予測することで設計・開発・検査の工程を効率化するCAEに60年以上取り組んでいます。この技術をベースに、水素の生成、輸送、貯蔵、使用に関連したシミュレーションサービスを提供します。今後も、モデリングや予測、シミュレーション技術について一層の向上を図り、脱炭素につながる水素社会の実現に貢献していきます。神谷町オフィス内のローカル5Gネットワークに接続した遠隔操作ロボットを他の拠点から操作ローカル5Gの検証環境を神谷町オフィス16階に構築し、実証実験を開始しました。大容量の映像データのライブ配信やロボットの遠隔操作といったネットワークの安定性や低遅延が求められる状況下での性能検証を行います。本環境とCTC平和島物流センター内の専用スペース、さらには一般社団法人 沖縄オープンラボラトリを広域回線で接続し、各拠点のローカル5G環境を相互利用する検証についても準備を進めています。ビジネスやUX(ユーザ体験)のデザインを中心とした「DX Planning」、データ分析、RPA、AI、VR/ARなどの技術を中心とした「DX Technology」、クラウドや5G、システム運用などの「DX Platform」の3カテゴリと、全ての方が身につけるべき基礎知識「DX Literacy」で構成。水素製造エネルギー管理貯蔵輸送水素プラント水素爆発設計解析ステーション燃料電池自動車水素タンク設計・解析8神谷町オフィス(本社)にローカル5G検証環境を導入サステナブルな社会に貢献

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る