37AI映像解析で混雑状況をモニタリングリアルのイベント会場内特設ブースの様子特集技術と技(わざ)を未来のために事業活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献 現代社会は、急激な気候変動、貧困や飢餓、社会的な格差の拡大、少子高齢化など、様々な困難に直面しています。近年では、新型コロナウイルス感染症拡大による経済・社会活動の停滞も気がかりな問題です。そうした中で、持続可能な社会のためにITができることは何かが問われています。「第21回Kobe Love Port・みなとまつり」でメタバースとAI映像解析を活用 大規模イベント開催制限の中でのチャレンジ 一般社団法人神戸青年会議所を中心としたみなとまつり実行委員会が開催した「第21回Kobe Love Port・みなとまつり」で、コロナ禍における大規模イベント開催制限に対応した運営改善や利便性向上を目的として、メタバース(CTC Digital Baseで構築)とAI映像解析サービスを活用した実証実験を実施しました。参加者は自宅やリアルのイベント会場内特設ブースからアバターを操作してバーチャルなイベント会場を巡ったり、ライブ配信映像を視聴したりしました。産業用メタバースの開発プラットフォームを提供 プラットフォーム、ハードウェア、サービスのパッケージ化で導入を容易に 近年、5GやIoTの進展により、工場や製造ラインなどをメタバース(仮想空間)に再現するデジタルツイン技術が注目されていますが、システムの導入には、ハードウェアを含めた設計や構築など、一定の期間が必要になります。 メタバース(仮想空間)を複数のユーザが共同開発するためのプラットフォームとなるNVIDIA社のOmniverse、お客様の用途に最適なハードウェア、導入後の活用を支援するサービスまでパッケージ化して提供しています。これにより早期の仮想空間の構築が実現できます。バーチャル展示会「VIRTUAL EXPO in TODA」開催 メタバース活用の実証実験 埼玉県戸田市とCTCは、ビジネスにおけるメタバース活用の課題や有効性を確認する目的で、バーチャル空間でのビジネス展示会「VIRTUAL EXPO in TODA」の実証実験を行いました。本イベントでは、近隣市区からも参加企業を募り、約30社が出展しました。 CTCのバーチャル空間「CTC Digital Base」を利用し、申込者は自宅や会社からインターネットで展示会に参加しました。臨場感のある3D空間でアバターを操作し各ブースを巡り、会話することなどを体験しました。
元のページ ../index.html#8