イベント・レポート

CTC Forum 2018

AIの普及はむしろこれからが本番!
CTCとグリッドがつくる「AIの未来」とは?

更新

過度な期待も見えるAI。「AIという言葉は衰退するかもしれませんが、その重要性は変わりません」(照井)

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開催日
主催
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
講演
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
株式会社グリッド
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 セキュリティ・ITサービス企画本部 AIビジネス推進部 部長 照井 一由 (左)、株式会社グリッド 代表取締役 曽我部 完氏(右)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 セキュリティ・ITサービス企画本部 AIビジネス推進部 部長 照井 一由 (左)  株式会社グリッド 代表取締役 曽我部 完氏(右)

【照井】
CTCではAIの普及とビジネス利用に向けて、AIベンチャーのグリッドと業務提携を行っています。AIへの期待度は依然として高く、調査会社ガートナーによると「過度な期待のピーク」を過ぎ、現実的な普及の時期に入ろうとしています。米国におけるAI分野への投資額を見ても、は前年から28%増えて50億ドルを超える規模に拡大しています。今後は自動運転や介護補助、経営アドバイス、無人店舗などと発展していき、全世界で約87兆円の市場規模にまで拡大することが予測されています。

ガートナーも「AIは革新的であるが、主流採用まで5~10年かかる」としているように、AIは現時点でまだ黎明期です。今後、AIという言葉は衰退するかもしれません。でも、その重要性はなんら変わるものではありません。

【曽我部氏】
グリッドではAIを使ったコストダウン施策や新しいビジネスモデルの開発支援を行っています。サービスの提供形態として、まずお客様とともに開発プロジェクトを実施する“インフ ライフ イノベーション”があります。インフラ、ライフ、イノベーションを組み合わせた造語ですが、石油・ガスプラント、サプライチェーン最適化、電力、交通・鉄道などの分野で共同開発プロジェクトを実施しています。

もう1つは「ReNom」というAI開発基盤技術の提供です。ReNomは機械学習/深層学習AIの開発プラットフォームで、フレームワーク、ライブラリ、画像認識アプリ&API、教師データ作成アプリ&API、データ前処理アプリなどを提供しています。特別な知識がなくても利用できるのが大きな特徴で、「社内のアプリ開発スタイルが一変した」という評価も数多く頂戴しています。

今後は、回帰モデル開発アプリや異常検知アプリ&APIを提供していく予定です。AI開発に必要な知識をWebで公開し、AIエンジニアの育成にも取り組んでいきます。

他講演レポート

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