パートナーや地域と連携したコミュニティで
異業種連携型オープンイノベーションを推進

2017年4月にスタートしたCTC未来技術研究所は、オープンイノベーションプログラム「CTC Future Factory」を展開しています。CTCでは新規事業創出において「コミュニティ」「プロジェクト」「ビジネス」という3つのファクターが必要だと考えています。とりわけオープンイノベーション型の新規事業開発においては、この3つのファクターからなる流れをつくり、外部インプットを持続的に確保するための仕組みとして活用することが大切です。

Future Factoryにおけるコミュニティ活動の拠点として、2017年10月に東京・五反田に開設したのが「InnovationSpace DEJIMA」です。DEJIMAでは当社とパートナーの共創に向け、新規事業創出ワークショップ、ミートアップなどを継続開催しながら、リーンスタートアップモデルでの共創プロジェクトを推進しています。

DEJIMAでのパートナー連携の一例が、新規事業創出のためのワークショップ「デジマ式」です。パートナー企業であるイー・エージェンシーと共同で実施しており、2018年10月からは定期開催となりました。各回には4つの企業からそれぞれ4名が参加し、日本各地の社会課題を起点に、その解決プランを考えていきます。事実（Fact）により方向づけられる「FDCA（Fact→Do→Check→Action）」のため、一般的なPDCA（PはPlan）よりゴールに近づきやすいのが特徴です。

またDEJIMAのある五反田駅周辺は、スタートアップに適した立地条件で、起業家が数多く集まる注目エリアです。2018年7月には地域の企業からなる団体「一般社団法人 五反田バレー」も設立。CTCは賛助企業として参加しており、五反田バレーの設立イベントをDEJIMAで開催し、今後もエンジニアコミュニティ創出の活動を継続予定です。こうした活動を通じて、CTCは地域と連携したコミュニティ創りを実践しています。