APG配置で作成した片側寸法の修正

レポート番号 コマンド 発生 修正 修正日 担当
B19147 APGPARAM 当初から 18.22 19.07 2012/04/19 TNI

現象

APG配置で作成した片側寸法アイテムに、公差を追加します。 その結果、片側寸法であったものが、通常の長さ寸法のように両方の寸法線が 表示され、片側寸法でなくなってしまいます。

これは、公差変更コマンド(ULTOL, UTOL, LTOL コマンドなど)に 変更が加わったバージョン17以降の現象です。 それ以前は公差の追加/変更をしても寸法の再作成を行いませんでした。 しかし、寸法値と寸法線のバランスが悪いなどの問題があり、 寸法値と寸法線の関係をより良くするよう寸法の再作成を行うように 変更しました。

APG配置で作成した長さ寸法は、両方の寸法線がある通常の長さ寸法として 作成されます。片側寸法は「片側」の性質を失います。 この寸法アイテムに、公差を追加すると、寸法アイテムを再作成する ので、片側寸法でなくなったように見えます。 公差変更コマンド以外にも寸法アイテムを再作成するコマンドは沢山あり、 同様の現象が発生します。

対応

APG配置(APGPARAM と APGORG コマンド)を訂正し、片側寸法が「片側」の性質を 保持するようにしました。


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