面の肌記号:JIS B0031 2003年の改訂に対応

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E16037 SMARK V17.00 新規 あり 2004/09/02 AYO

要望

 面の肌記号の表面性状の入力を JIS B0031 2003年の改訂に対応して欲しい。

対応

 新たな入力形式および「閉じた外形線一周の全表面」を意味するマーク(174~176)を追加
 しました。

 ● 面の肌記号を配置する

                     [ { TOL }      ] { IS [ CMP ]          }
     SMARK [ MRK ] s [ {     } text ] { Pt                  }
                     [ { EXT }      ] { LDR P P [ P ]+  }

     表面性状を新形式で入力する。
       EXT text : 表面性状を以下の順で入力する。
                  (1) 通過帯域または基準長さ、表面性状パラメータ
                  (2) 2番目のパラメータ
                  (3) 3番目のパラメータ
                  (4) 加工方法
                  (5) 筋目とその方向
                  (6) 削り代

     表面性状の表示位置

         表面性状の表示位置

         (1) 従来形式の中心線平均粗さ Ra で指示した場合
         (2) 従来形式の Ra 以外の表面粗さ(Rmax、Rz)で指示した場合
         (3) 新形式で指示した場合

         a  : Ra の値
         b  : 加工方法
         c  : カットオフ値、評価長さ
         c' : 基準長さ・評価長さ
         d  : 筋目方向の記号
         e  : 仕上げしろ
         f  : Ra 以外のパラメータ
         g  : 表面うねり
         A  : 通過帯域または基準長さ、表面性状パラメータ
         B1 : 2番目のパラメータ
         B2 : 3番目のパラメータ
         C  : 加工方法
         D  : 筋目とその方向
         E  : 削り代

     例)表面性状を新形式で指示し、引出線を付けて記入する
         メッセージ      操作
         コマンド名を入力   SMARK          (『面の肌記号』をピック)
         面の指示記号     <dig>          (マークをデジタイズ)
                    EXT            (表面性状:新形式)
         通過帯域または・・ "-0.8/Ra  3.1"
         2番目のパラメータ  "U -2.5/Rz  18"
         3番目のパラメータ  "L -2.5/Rz  6.5"
         加工方法       "Fe/Ni 10 b Cr r"
         筋目とその方向    <CE>
         削り代        <CE> LDR       (引出線)
         引出線の点を入力   <dig> <dig> <dig> <CE>

         例

メニュー

  ACADOSM.MEN に以下の行を追加
    Pagename = mdf_smrk
    + < 5, 1> "表面性状" [none, none, c4]
    + < 6, 1> " 従来形式" !TOL!
    + < 7, 1> " 新形式"   !EXT!
    Pagename = rvp_mark3
    N < 1, 2> [none, none, c0, 1, 175]
    N < 2, 2> [none, none, c0, 1, 176]

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