ACAD.SET で環境変数を利用する

リクエスト番号 コマンド リリース 区分 メニュー 更新日 担当
E18091 ACAD.SET 18.13 追加 なし 2008/09/29 AYO

要望

 モデルファイルをユーザごとのフォルダーに分けて管理している。現状では ACAD.SET
 をユーザごとに用意しなければならない。ACAD.SET の記述に環境変数 USERNAME が使
 用できれば、同じ ACAD.SET を利用できるので管理が容易になる。

対応

 ACAD.SET 内での変数定義行の右辺に環境変数を記述できるようにしました。

 ● ディレクトリなどを変数に定義し、ディレクトリ指定部分では定義した変数を参照
   できる。

 ・変数の定義
  @変数 = 値
  1カラム目に "@" を記述し、続けて変数と値を "=" で区切って記述する。
  スペースとタブコードは無視される。
  変数は 80 バイト以下で、"="、スペース、タブコード以外の文字が使用できる。
  値は 80 バイト以下で、スペース、タブコード以外の文字が使用できる。
  また値には環境変数が指定できる。環境変数の指定には以下の二通りの記述方法が
  ある。
    (1) 環境変数の前後を "%" で囲む。たとえば "%USERNAME%"。
    (2) 環境変数を "${" と "}" で囲む。たとえば "${USERNAME}"。
  変数は 64 個まで定義できる。

 ・変数の参照
  定義した変数は格納ディレクトリの記述部分でのみ参照できる。
  "@" に続けて変数を記述する。変数部分が値で置き換えられる。

 ・変数の使用例

    @(HOME) = %HOMEDRIVE%%HOMEPATH%
    @(USER) = %USERNAME%
    #MODEL#  "@(HOME)/@(USER)/models/"  !.MDL!

    @(HOME) = ${HOMEDRIVE}${HOMEPATH}
    @(USER) = ${USERNAME}
    #MODEL#  "@(HOME)/@(USER)/models/"  !.MDL!

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