「部分線種変更」→「選択表示」実行時、セグメントの併合機能の追加

リクエスト番号 コマンド リリース 区分 メニュー 更新日 担当
E21050 なし 21.05 追加 なし 2021/04/27 SNA

要望

  「部分線種変更」の「選択表示」実行時、非表示セグメントは表示されるが、セグメントは分割されたままなのでセグメントの併合をできるようにしてほしい。

対応

 2種類の対応を用意いたしました。
 対応1は修飾子「結合」(SJOIN)を追加し、任意のセグメントのみ結合する方法です。これは、マクロを使用している場合で、従来の動作を変更したくない場合に使用します。
 対応2は結合可能なセグメントを表示時に無条件で結合します。
 
 対応1
  「選択表示」に修飾子「結合」(SJOIN) を追加しました。
  従来
   UBK/SEL [ IS [ d ]* ]
  修正後
   UBK/SEL [ IS [ d [ SJOIN ]]*  ]
  非表示セグメントを表示後に「結合」(SJOIN)を入力することで、テンポラリアイテム内の結合可能なセグメントが全て結合されます。
  ※ 「結合」(SJOIN)を入力しなければ、従来同様セグメントは分割されたままです。
  例)以下のようなアイテムがある場合
  表示セグメント1 非表示セグメント1 表示セグメント2 非表示セグメント2 表示セグメント3
  アイテム選択 → 非表示セグメント1選択 → 非表示セグメント2 → 「結合」 → <CE>  ・・・ セグメントは全て結合される
  アイテム選択 → 非表示セグメント1選択 → 「結合」 → 非表示セグメント2 → <CE>  ・・・ 非表示セグメント1は結合され、非表示セグメント2は分割されたまま
  アイテム選択 → 非表示セグメント2選択 → 「結合」 → 非表示セグメント1 → <CE>  ・・・ 非表示セグメント2は結合され、非表示セグメント1は分割されたまま
  アイテム選択 → 非表示セグメント1選択 → 非表示セグメント2 → <CE>         ・・・ セグメントは全て分割されたまま(従来通り)

 対応2
  UBK/SEL2 [ IS [ d ]* ]
  非表示セグメントを表示後、テンポラリアイテム内の結合可能なセグメントが全て結合されます。
  例)以下のようなアイテムがある場合
  表示セグメント1 非表示セグメント1 表示セグメント2 非表示セグメント2 表示セグメント3
  アイテム選択 → 非表示セグメント1選択 → 非表示セグメント2 → <CE>         ・・・ セグメントは全て結合される

 対応2の UBK/SEL2 はオンスクリーンメニューには記述されていません。これは似た機能がメニュー上に並置されるのを避けるための処置です。
 どちらも使用する場合は USEROSM.MEN を作成し、そこに登録してください。 ※ 例1)参照

例1)
 USEROSM.MEN 変更方法
/
/ 部分線種変更 メニュー
/
/ Pagename = mod_pfont
/
Menu	[mod_pfont, 5, 4, c2]
+ < 1, 1> "部分線種変更"			[mod_pfont, dummy5, c4]
+ < 2, 1> "アイテム選択"	!ITMPIC!	[mod_pfont, dummy5, c0]
+ < 4, 1> "種_セグメント"	!PFNT/SEG!	[mod_pfont, dummy5, c0]
+ < 5, 1> "種_両端図形"	!PFNT/GG!	[mod_pfont, mdf_pfont_gg, c0]
+ < 6, 1> "種_両端点"		!PFNT/PP!	[mod_pfont, mdf_pfont_pp, c0]
+ < 7, 1> "クリア"		!PFNT/CLEAR!	[mod_pfont, dummy5, c0]
+ < 9, 1> "非表示セグ"				[mod_pfont, dummy5, c4]
+ <10, 1> "  全部表示"		!UBK/ALL!	[mod_pfont, dummy5, c0]
+ <11, 1> "  選択表示"		!UBK/SEL!	[mod_pfont, mod_pfont_sel, c0]
+ <13, 1> "幅_セグメント"	!PLWT/SEG!	[mod_pfont, dummy5, c0]
+ <14, 1> "幅_両端図形"	!PLWT/GG!	[mod_pfont, mdf_plwt_gg, c0]
+ <15, 1> "幅_両端点"		!PLWT/PP!	[mod_pfont, mdf_plwt_pp, c0]
+ <16, 1> "クリア"		!PLWT/CLEAR!	[mod_pfont, dummy5, c0]
/
/ End of file
 
 同時に2つを表示する場合は、「選択表示」の下に「選択表示2」を追加する
+ <11, 1> "  選択表示"		!UBK/SEL!	[mod_pfont, mod_pfont_sel, c0]
+ <12, 1> "  選択表示2"		!UBK/SEL2!	[mod_pfont, dummy5, c0]

 新規コマンドのみにする場合(SJOINを入力することなく結合可能なセグメントを全て結合する)は「選択表示」のコマンドを UBK/SEL2 に変更する
+ <11, 1> "  選択表示"		!UBK/SEL2!	[mod_pfont, dummy5, c0]
 
 
 詳細は https://www.ctc-g.co.jp/solutions/acad/pdf/v21/smgr.pdf 
 システム管理の手引き
   第8章 メニューの作成
     8.7 メニューファイル

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