ライセンス FAQ

Last Update:    2023/1/5

質問 回答
任意のマシンやユーザに対してライセンスの貸し出し機能である BORROW 機能を使用させない方法はありますか? 【回答1】
貸出しさせたくないマシンから、\FLEXlm\exe\lmborrow.exe を削除する
【回答2】
CTCMDARD.opt ファイルを、license.dat に設定する
--- CTCMDARD.opt の内容 ---
EXCLUDE_BORROW FEAUTURE_NAME USER USERNAME
or
EXCLUDE_BORROW FEAUTURE_NAME HOST HOSTNAME(MACHINENAME)

EX.
Advance CAD のライセンスを機能を排除(EXCLUDE)する
--- CTCMDARD.opt の内容 ---
・ユーザ(TARO)のBORROWを禁止する
  EXCLUDE_BORROW advancecad_win_base USER TARO
・マシン(MACHINE1)のBORROWを禁止する
  EXCLUDE_BORROW advancecad_win_base HOST MACHINE1
Advance CAD のライセンスのサイト移設には制限条項はありますか? 以下の制限事項がございます。
・移設するライセンスが保守契約を締結していること。
・ライセンスサーバーとのネットワーク環境が構築され、ライセンスが取得できること。
異なる Advance CAD のバージョン(Ver16 と Ver17.0 ~ Ver18.2 、 Ver18.10 ~)の稼動は可能でしょうか? Ver16 以下の場合、ライセンスマネージャに Ver16 のライセンスファイルとライセンスプログラム(FLEXlm)をバージョンアップして頂ければ、ライセンス上は Ver16 以下の混在稼動環境を実現できます。しかし、 混在時のサポートは致しません。
例えば、 Ver16 のライセンスで Ver12 を稼動させることはできますが、 Ver17 のライセンスで Ver12 を稼動させることはできません。
Ver17.0 ~ Ver18.02 と Ver18.10 ~ の場合、ライセンスの混在稼働環境は実現できません。実現するためには別サーバーを立てる必要があります。
例えば、Ver17.0 と Ver18.10 を起動したい場合、サーバーA に Ver17 用の FLEXlm をインストールし、サーバーBに 最新の FLEXlm をインストールすることで実現可能です。  
      ライセンスマネージャ         Ver16  Ver17.0 ~ Ver18.2   Ver18.10 ~ 最新
      Advance CAD Ver12   ~ Ver16    〇       ×           ×
      Advance CAD Ver17   ~ Ver18.02   ×       〇           ×
      Advance CAD Ver18.10 ~ Ver21    ×       ×           〇
     
※ Ver16 のライセンスマネージャはサービスへの登録ができません。
DHCP 環境下での FLEXlm はサポートしますか? DHCP 環境下でのライセンスサーバーの利用はお客様のネットワーク環境にも依存しますので、利用前に検証いただことを推奨しています。
検証の為の貸出ライセンスの発行は可能ですのでサポートまで依頼下さい。(保守契約締結が前提になります)
クライアントからライセンス状況を、ライセンスサーバーへ通信する方法は? TCP/IP で、RCP サービスを介して通信を行っています。基本的に、ping コマンドで応答が返れば通信可能です。
% ping サーバーマシン名
若しくは
% ping サーバーマシン IPアドレス
クライアントのマシンの Advance CAD が、FLEXlm Error No. -96 で立ち上がらなくなった解除方法について Windows ファイアウォールの設定を行ってください。設定方法は、下記の「Windows ファイアウォール例外登録方法」を参照ください。
URL:Windows 10 及び Windows Server 2016 における FlexNet Publisher の設定方法
また、同じようなエラーでは、ウィルス対策ソフトのパーソナルファイアウォールの設定も関係することもありますので、その場合は、システム管理者へご相談くださいます様お願い申し上げます。
Windows Server の OS バージョンに対応した FLEXlm (ライセンスマネージャ)のバージョンは幾つでしょうか? 対応バージョンは以下の通りです。
      サーバー OS バージョン       FLEXlm バージョン
      Windows Server 2008 R2       Ver11.10.1 , Ver11.12 , Ver11.14 , Ver11.15
      Windows Server 2012 R2       Ver11.12 , Ver11.14 , Ver11.15
      Windows Server 2016        Ver11.15 , Ver11.18
      Windows Server 2019        Ver11.18
    
「Reconected to server for advancecad_win.base after 1 of 5 retries」 の fatal errorが表示されます。異常でしょうか? 異常ではありません。現在のマシン(PC)は省電力モードになっており、Advance CAD を立ち上げたままマシンのロックモードになり画面が消えた状態で、次に画面を表示させようとしてマシンのロックを解いたときにこのエラー表示がされてしまいます。
また、再接続した時にライセンスの最大値を超えるのであれば、ライセンスを取得することはできません。
異常終了などで、ライセンスがハンドリングしたままになっている。解除方法は? 1. ライセンスサーバーマシンで Administrator にて行ってください。
2. lmremove のあるディレクトリへ移動する
> cd C:\FLEXlm\exe
3.現在のライセンスのハンドリング状況を確認
> .\lmstat -a
Users of advancecad_win_base: (Total of 3 licenses available)
"advancecad_win_base" v21.000, vendor: CTCMDARD
floating license
z880317 iad607 IAD607:0 (v21) (AP200/7282 216), start Tue 4/15 0:29
省略

4. ライセンスのハンドルを削除する
> .\lmremove -h advancecad_win_base AP200 7282 216
マシンが複数のライセンスサーバーとなっている場合
> .\lmremove -c C:\FLEXlm\files\license.dat -h advancecad_win_base AP200 7282 216
尚、lmremove の書式は以下のようになります
lmremove [-c licfile] -h feature host port handle
-c licfile は、ライセンスファイル (license.dat) を指定します。
Clock difference too large between client and server (-34)が表示され、立ち上がりません。何故? ライセンスサーバーとクライアントの双方のマシンにおいてマシン時間に差がありすぎます。
ライセンスサーバーとクライアントのマシンの時間を確認してください。
どちらのマシンの時間が正しいかも確認下さい。サーバーマシンの時間を戻した場合に、ライセンスサーバーが「将来のファイルがあります」というメッセージで起動しない場合も起こりますので注意してください。
UNIX の場合は、時間を合わせるには、スーパーユーザになりコマンドツールにて、rdate マシン名 を打ち込んでください。マシン名の時間に設定されます。
異なる Advance CAD のバージョン( Ver16 と Ver17 等)の稼動は可能でしょうか? Ver16 以下の場合、ライセンスサーバーに Ver16 のライセンスファイルとライセンスプログラム(FLEXlm)をバージョンアップして頂ければ、ライセンス上は Ver16 以下の混在稼動環境を実現できます。しかし、Ver17 との混在はサポート致しません。
例えば、Ver16 のライセンスで Ver12 を稼動させることはできますが、Ver17 のライセンスで Ver12 を稼動させることはできません。
クライアント から ライセンス状況を、サーバーへ通信する間隔は? 300秒 です。ライセンスの通信が切れたとしても、Advance CAD は、保存作業は行えます。
Debug.log をみますと、15:24:52 (J-CTCMDARD) SERVER line says 008e3815f33f, hostid is ffffffff と表示されています。何が悪いのでしょうか? license.dat の SERVER 行は、正確にマシン名を設定して頂いているか、ご確認ください。
又、この場合インストールしたマシンの MACアドレス が、008e3815f33f であることをご確認ください。
FLEXlm の起動時にエラーが表示されます。検証方法には、どのような方法がありますか? Debug.log(Windows)、license.log(UNIX) がライセンス起動と同時に記載されます。
Windows では、スターメニュー → FlexNet for Advance CAD → lmtools を起動し、Config Services タグ内の Path to the debug log file で指定され、
UNIX では /etc/init.d/lmgrd のシェル内に、
> license.log の記述パスがあります。
各logファイルを参照ください。分からない場合は、この現象を弊社サポート宛てに log ファイルを返信ください。
尚、3台ライセンスサーバーの場合は、3台のログファイルをお送りください。
FLEXlm の設定起動時にエラーが表示されます。エラーにはどのような意味があるのでしょうか? FLEXlm Error のエラーコードを参照してください。分からない場合は、エラー番号をメールにてお知らせください。下記に報告が多いエラーコードを記します。

-1:ライセンスファイルを見つけることができません。
⇒ license.dat のSERVER 行を正しく設定しているか確認

-3:この Feuture のためのサーバーはありません。
⇒ license.dat の内容が間違えているか、認識されている license.dat が違う

-4:既に許可されたユーザの数に達している。
⇒ Advance CAD を使用しているユーザ数を確認

-9:無効のホスト。このシステムの hostid は、ライセンスファイルの中で指定された hostid と
一致しません。
⇒ hosts に記述された IP アドレスとの内容と、マシンに設定してある IP アドレスを確認

-10:フィーチャーの有効期限は終了しました。
⇒ license.dat の期限切れ

-13:ライセンスファイル中に SERVER 行がありません。
⇒ license.dat の SERVER 行を正しく設定しているか確認

-14:ネットワーク・データ・ベースに SERVER ホスト名を見つけることができません。
ライセンスファイル中の SERVER 行上のホスト名用の検査は失敗しました。
NIS か DNS、あるいはホストファイルが正しくない場合、これはしばしば起こります。
代替手段:ホスト名の代わりにIP アドレス(例えば123.456.789.123)を使用してください。
⇒ license.dat の SERVER 行を正しく設定しているか確認

-15:ライセンスサーバーに接続することができません。サーバー(lmgrd)はまだ開始されていません。
あるいは、間違っているポート@ホストあるいはライセンスファイルは使用されています。
あるいは、ライセンスファイル中のポート 若しくは Hostname が変更されました。
⇒ LM_LICENSE_FILE のライセンスパス及び hosts が正しく設定されているか確認

以下は、Windows ファイアウォール若しくはウィルスソフトのパーソナルファイアウォールにより
サーバーがブロックされているような場合にクライアント側で起きます。
サーバーの Windows ファイアウォール若しくはウィルスソフトのパーソナルファイアウォールのプログラム例外登録及びブロックを開放 してください。

-96:サーバー・ノードはダウンいるかあるいは反応していません。
サーバーの起動方法をシステム管理者に問い合わせるか、参照先のホスト名が正しいかどうかを確認してください。 (LM_LICENSE_FILE 環境変数を参照)

-97:ベンダーデーモンである (J-CTCMDARD or CTCMDARD) が起動されていない。
1) lmgrd ログファイル、あるいは2) lmreread をチェックしてください。
ライセンスサーバーマシンが故障しました。サーバーマシンを変更したいのですが、ライセンスの再発行にはどのような出続きが必要でしょうか? まず、Advance CAD の保守にご加入されているかをご確認ください。保守加入がご不明の場合は、サポート宛てにメールをお願いいたします。
保守に加入されている場合は、代替サーバーマシンの MACアドレス(Hostid)を記入したライセンス申請書と故障証明書(書式はありませんが、メンテナンス会社の証明等が必要です)の PDF 若しくはイメージファイルをサポート宛てにメールで添付下さい。

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