サステナビリティ意識の高まりや規制強化などから、ESG(環境・社会・ガバナンス)データの情報開示が必須になりつつありますが、データ収集から管理まで様々な課題があります。
Excelなどを用いた手作業でのデータ収集は、現場の大きな負担に。
国や地域によって開示基準が異なり、それぞれに対応が必要。
各組織・部門ごとのKPIやアクションに落とし込むのが大変。
IBM Envizi ESG Suite
が解決します!
IBM Envizi ESG Suiteは、ESGデータの収集・分析から、可視化、情報開示、アクションプランの策定まで、サステナビリティの取り組み全般をカバーするESGデータ管理プラットフォームです。世界175ヵ国で20年以上の実績を誇り、独立系調査会社Verdantix社によるGreen Quadrant for Enterprise Carbon Management Software 2023でリーダーと評価されました(詳細はこちら)。
IBM Envizi ESG Suiteはデータの自動登録などを有しており、データ収集を効率化します。また単一のプラットフォームにデータ集約することで、データの分析・比較などを容易にし、脱炭素施策の意思決定や企業のカーボンニュートラルを加速します。
ISSBや米国証券取引委員会(US SEC)、EUのCSRD/ESRSや検討が進む日本版ISSB「SSBJ」などの異なるフォーマットへの回答作成に加え、毎年変わる開示項目に対応し、査定機関から高い評価を受ける必要があります。IBM Envizi ESG Suiteは、多くの開示基準に対応するほか、柔軟なカスタマイズも可能です。さらに、データの証跡を追跡することも可能で、高い透明性を担保し、最新のデータをもとに開示請求に常時対応できる環境を実現します。
温室効果ガスの削減に向けたシナリオ候補の提示や、施策の進捗管理など、収集したデータを元にした分析・脱炭素へのアクション を支援する機能も充実しています。管理者と現場担当者が同じ数値を共有して施策を進めることができるほか、カンバン方式のボードで進捗から問題点までを可視化し、施策の推進に貢献します。
IBM Envizi ESG Suiteは、データの収集(登録)・可視化だけではなく、脱炭素アクションの定義、実行、情報開示まで、サステナビリティの取り組みに関するすべてのプロセスにおいて適切な機能を提供します。
スコープ1, 2
スコープ3
ターゲット
セッティング
&トラッキング
ESGレポーティング
フレームワーク
施設
ベンチマーク
バリューチェーン
サーベイ
請求書データ
分析
メーター分析
サステナビリティ
プログラム
ESG 単一データ管理基盤
500種類以上のデータタイプに標準で対応し、収集したデータからGHG排出量を自動で算出し、暦年管理で昨年度からの比較も容易です。社内だけではなく、サプライヤーへのサーベイ送付・データ登録にも対応し、効率的かつ適切な管理を実現します。
光熱費請求データ
電力、ガス、水
輸送用および定置用燃料
ディーゼル、ガソリン、LPG、プロパン、航空燃料、LNG、バイオ燃料
発電
太陽光、風力、バイオガス、水力、火力
メーター・データ
NMIメーター、スマートメーター、サブ・メーター
廃棄物とリサイクル
300種以上の廃棄物とリサイクル・データ
原材料
100種以上の資材、建築材、建物
生産指標
ユニット、トン、ドル、リットル、時間
気象データ
高温日、低温日、雨量、湿度、照度
最新のデータをもとに、開示基準に対応したレポートを容易に作成できます。エビデンスとなるファイルを紐づけて管理することで、データの追跡も可能に。近年求められる、第三者による監査にも対応できる承認プロセスや証跡フローを担保できます。
KPIに基づいたパフォーマンス分析、電力やガスなどの利用量から適切なエネルギーの利用によるGHG排出量の低減の可能性、さらにはメーターデータとの連携により、排出量削減の余地がある設備の特定など、脱炭素化への支援として、管理データを分析し、施策による将来予測する機能が具備されています。また、効果分析や施策管理などにも対応し、指標に基づいた意思決定を実現します。
CTCはIBMビジネスパートナーの賞であるIBM Partner Plus Awardを受賞するなど、Enviziをはじめとする様々な製品の導入を支援しておりますが、他にもGX(Green Transformation)やサステナビリティ領域の取り組みについて、多角的な観点からアドバイスをおこなう「GXアドバイザリサービス」を提供しております。収集対象データの特定や業務要件の整理といったシステム導入前の検討から、システム間連携の提案、さらには業務のボトルネック特定や課題の分析など、データに基づいた施策立案・評価までを幅広く伴走支援します。
Excelでデータ収集している場合、拠点・部門・取引先によってフォーマットや粒度が異なり、整理に時間と手間がかかります。IBM Envizi ESG Suiteでは、システム間でのデータの自動連携を実現。データの粒度も統一され、効率的なデータ分析が可能に。内蔵された排出係数によりGHG排出量の計算の時間が短縮され、担当者は目標設定や戦略策定に注力できます。
データが分散している状況では、開示基準に基づいたレポート作成にかなりの工数がかかり、開示までに、どうしても大きなタイムラグが発生してしまいます。データの透明性(第三者監査対応)を維持しながらのレポート作成では、自社のCSRレポートに対応するのが限界です。IBM Envizi ESG Suiteでは、開示基準に準拠したレポート作成機能と、排出係数の追従機能などにより、最新かつ透明性のあるデータで常に開示請求に対応することが可能です。
ご発注
要件定義
構築/設定
テスト/トレーニング
運用開始
CSVやExcelフォーマットのテンプレートに入力データを記載いただき、FTPサーバーに保存するか、Enviziのメールアドレスに送付頂くことでデータが登録されます。紙データはデジタル化が必要ですが、デジタル化の部分はEnviziとは別のサービスが必要となります。
入力時の自動チェック機能はございませんが、データ登録時に過去の登録データを数値・グラフで閲覧することができるため、入力データが妥当か確認することができます。また、過去の登録データと比較して指定の閾値以上の外れ値があった場合に、該当データを抜き出すことができるレポートの作成が可能です。
Scope3の全てのカテゴリーにおいて、GHGプロトコルで規定されている要件を満たすシステムを実装しており、集計方法により顧客別、国別での排出量を集計できます。
画面上で手動で行うことができます。ユーザー権限の設定機能によりデータの編集権限を制御することも可能です。
カンバン方式のBoardを利用することで、承認依頼、承認、差し戻し等のデータ登録のワークフローの状況を一覧で確認できます。カンバン方式のBoard上に登録されたタスク状況に応じて、通知メールを送ることができます。