
IBM Turbonomicとは?
IBM Turbonomicは、オンプレミス・クラウドを問わず、仮想環境・コンテナ・ストレージ・データベースなど多様なリソースを一元的に管理できるアプリケーション管理ソリューションです。世界3,500社以上に導入され、AI活用により、利用状況の可視化から最適化のための推奨アクション生成・実行までワンストップで実現します。これにより、無駄なリソースの削減、パフォーマンスを維持しながらのコスト最適化へとつなげます。
PROBLEM
IT運用業務において
こんなお悩みはありませんか?
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手動管理の限界
インフラが複雑化し、手作業では管理しきれない。利用状況を適切に把握できず、問題が潜んでいないか不安。
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無駄なコストの増加
増え続けるクラウド・コストを抑えたい。導入時の構成から変更していないが、リーズナブルなプラン・サービスがあるなら活用したい。
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パフォーマンス問題
レスポンス低下など性能上の問題が発生しても、どこに問題があるか分からず、解消のためのアクション策定に時間がかかる。
SOLUTION IBM Turbonomic が解決
IBM Turbonomicは、リアルタイムのリソース使用状況をもとに「どこにコストをかけるべきか」をAIが分析、推奨アクションを自動で生成します。運用負荷を最小限にリソースを最適化し、パフォーマンス・リソース・コストのベストバランスを実現できます。CTCではPoCの実施などもサポートしており、期待できる効果などを手軽に検証し、短期間での導入も可能です。
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POINT 01 AIが推奨アクションを生成。
自動でコスト最適化AIが独自エンジンを用いてリソース利用状況を分析、性能を落とすことなく効率的にリソースを利用するための推奨アクションを自動で生成。「最適なAmazon EC2インスタンスへ変更」「不要なボリュームを削除」「仮想マシンのメモリ削減」など、リソースごとの価格設定まで考慮した上で、アプリケーションごとのニーズにあわせてリソースを最適化、無駄なコストを削減します。
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POINT 02 オンプレもクラウドも一元管理でき、
リソース管理の負担を軽減オンプレミスからクラウドまで、多様な環境のリソースを一元的に管理。リソースの利用状況までリアルタイムに可視化し、どこでなにが起きているのかをスムーズに把握できるように。トラブル発生時も迅速に原因究明・対処が可能になるなど、オペレーションの簡素化・負担軽減に貢献します。
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POINT 03 リソースを効率的に割り当て、
パフォーマンスを確保IBM Turbonomicでは中長期的なデータを分析し、アプリケーションごとに必要なリソースを提示、最適なサイジングを支援します。「仮想化基盤でVMを継続的に再配置して集約率を高める」など動的なリソース割り当てによる効率的な活用とあわせ、安定稼働に必要なリソースの追加も提案。無駄をなくしながら、パフォーマンスを担保するために投資すべきポイントが明確になります。
POSSIBLE
IBM Turbonomic で
できること
ITインフラストラクチャーの可能性を最大限に引き出し、IT運用業務を変革。
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フルスタックの可視化と
マルチクラウド対応AWS、Microsoft Azure、Google Cloudに対応し、アプリケーションからコンテナ、データベース、ストレージ、HCIまで多様な環境を一元的に可視化します。
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サステナビリティに配慮した
電力消費削減機能電力消費量やCO2排出量をダッシュボードで可視化し、それぞれの削減状況を把握できるように。サステナビリティへの対応状況を考慮したクラウド・プロバイダー選定もサポートします。
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ServiceNow連携による
ガバナンス強化提示された推奨アクションの実行判断をServiceNowのワークフローに組み込むことが可能。設定変更などの申請・承認を行うことで、ガバナンス強化につながります。
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リアルタイムデータ分析による
動的なチューニングリソース利用状況をリアルタイムに分析し、拡張やサイズダウンなどのチューニングを動的に実施。無駄を出さずに快適に利用できる環境を実現します。
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FinOps実践を支援する
コスト管理機能クラウド使用量を継続的に最適化することで、FinOps実践で求められるインフラコスト適正化・人的運用コスト適正化を実現します。
CASE IBM Turbonomic 導入事例
IT運用のDXにより、
迅速なインフラリソース最適化を実現
情報サービス業 A社
導入前の課題
- IT運用のDXに取り組むなか、インフラコストの最適化が課題に
- 手作業でインフラコストを集計しており、非効率
- システム停止・遅延を懸念し、過剰なスペックの構成になっている
IBM Turbonomicを導入
- 推奨アクションを活用し、リソース最適化をスピーディに実行できるように
- コスト情報を一元管理し、コストの無駄を把握・可視化
期待される効果
- 検証環境では、最大33%のクラウド費用削減期待効果を算出
- システムの安定稼働により、障害発生率も削減見込み
運用を自動化することで、
年間約20%のクラウド費用削減に成功
製造業 B社
導入前の課題
- 障害やクレームが発生してからリソースを見直すしかない
- 利用状況レポートの作成に時間・手間がかかる
IBM Turbonomicを導入
- 自動でオーバーサイジングを発見・是正し、コストを最適化
- 利用状況レポートをスピーディに作成し、事実ベースのコミュニケーションを実現
期待される効果
- PoV(評価検証)により、年間約20%のクラウド費用抑制に成功
- 性能劣化をリアルタイムに把握し、改善・性能維持が可能に
- 根拠を持った投資と余剰リソースに対するコスト削減を実現
FLOW ご利用開始までの流れ
まずは1ヵ月のPoCで、効果を実感。ご利用開始後は、継続的にパフォーマンスやリソースの最適化を支援します。
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ヒアリング
既存環境や課題、ご要望などを伺います。
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PoC
検証とあわせて、お客様環境に必要な設定も実施可能です。
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ご発注
PoCで効果を見極めてからご発注となります。
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構築/設定
PoCで事前に設定を行うことで、構築期間を短縮できます。
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運用開始
運用開始までは3ヵ月ほどが目安です。
