CTC 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

オープン化の技術で構築したクレジット業務ソリューションとは?

デリバティブや外為などの市場系リスク管理システムの開発、コンタクトセンターの構築・運用、グローバル展開に伴う現地システム対応など、CTCは金融業界のお客様をITで支えてきました。
その実績をベースに、現在はオープンシステムをベースとしたクレジット業務ソリューションも展開。お客様の規模に合わせたカスタマイズやスマートフォンやタブレットとの連携など、時代の変化に柔軟に対応しています。

メインフレームと同等の品質を有するクレジット業務ソリューション「C-ARCS」

高い堅牢性と機密性が要求されるクレジットカードシステム。CTCは、これまで金融業界向けのプロジェクトで培った大規模システム構築やアプリケーション開発の経験、24時間365日システムを安定稼働させる運用ノウハウをベースに、クレジット業務ソリューション「C-ARCS(CTC Advanced ReliableCredit Solution)」を提供しています。

C-ARCSは、従来のメインフレームによる大規模システムと同等の信頼性や処理品質をオープン系プラットフォームで実現しました。申込受付から審査、カード発行、売上、請求、入金、延滞督促など、カード・割賦業務全般を行うための基本機能を標準で実装し、短期間でシステムを構築することができます。
オープンプラットフォームの採用により、会員数や加盟店数、取引量など、お客様の規模に応じたシステム構築が可能です。また、業務ロジックを400種類以上にパラメータ化することで、決済条件、カード限度額設定、年会費、手数料など、クレジット商品の種別や提供期間ごとに異なるサービスの条件設定を、大規模なシステム開発無しに実施することができます。さらに、アプリケーションを業務機能単位でモジュール化。インフラの変更や業務要件の追加・改修の際は影響範囲を最小限にするなど、ランニングコストやシステム開発費用を軽減します。インターネットや電話、音声応答装置など周辺システムとの接続機能も備え、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器にも対応します。

インフラ機能と運用サービスを組み合わせ高度なセキュリティの提供が可能に

C-ARCSは、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準「PCI-DSS ver3.0(Payment Card Industry Data Security Standard)」で求められるデータ保護やアクセス制御など12の要件をふまえ、高い信頼性を確保しています。また、ネットワークやシステム設計を強化しデータセンターへ収容。データセンターに出入りする人の顔、作業中の手元や操作内容をモニタリングするなど、カード会員データや取引内容など機密性の高い情報を外部に流出させない仕組みも徹底しています。

堅牢性と信頼性が求められるシステムを構築してきた技術とノウハウは、自治体のマイナンバー対応や行政サービスの構築などにも活かされています。

サービス概要

C-ARCSは、カードや割賦の基幹業務全般の機能を網羅し、信販系・流通系・銀行系・消費者金融系など、多様なクレジット商品に対応しています。また、オーソリゼーションシステムと個人信用情報照会システムに対するインタフェース、金融機関に対する対外接続インタフェース、インターネットや音声応答装置などの個別システムに対する周辺システムインタフェースを備え、お客様のシステム環境に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。

C-ARCSは4つのサブシステムと、3種類の周辺接続用インターフェースで構成されています。

参考リンク

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