DEJIMA

「DEJIMA Opening Party」を開催

イベントレポート

会場の様子

2017年10月10日(火)、正式オープンを10月16日(月)に控え、CTCは「DEJIMA Opening Party」を開催しました。当日は、様々な業界のお客様や伊藤忠グループ、CTCの関係者合わせて100名が出席。DEJIMAの価値や強みについて紹介しました。

DEJIMAは、お客様と未来のアイデアを創出するための専用スペースです。オープンイノベーション創出に役立つ、多くの仕掛けが用意されています。

オープニングでは、大久保CTOが黒いフーディーを着て登壇。DEJIMAと同様のオープンイノベーションスペースであるGitHub本社(アメリカ)、南山科学技術園(中国)の紹介を交えて挨拶し、DEJIMAのプリントTシャツを披露しながら乾杯の音頭をとりました。

黒いフーディーを着た大久保CTO

CTC 取締役 兼 CTO
大久保 忠崇

CTCセッションでは、未来技術研究所 事業創出チーム 課長 五十嵐 知宏さんが登壇し、「CTC Future Factoryの『今』と『これから』」と題して講演を行いました。五十嵐さんは、テクノロジー企業・CTCの在り方が変わってきていると強調。オープンイノベーション「DEJIMAを通して我々自身の事業モデルを再定義したい」と述べました。さらに今後、DEJIMAでは様々なコミュニティ創出を予定していて、「イノベーション創出における新しい形のPDCAを回していける場所としてかたち創っていきたい」と意気込みを語りました。最後に、五十嵐さんは社内外から「DEJIMAは何に使えるのか?」という問い合わせが多数寄せられることについて、「DEJIMA活用の共通項はビジネス創出や、プロトタイプ開発等に対する“想い(OMOI Driven Development)”という部分が重要であり、これからも訴求していきたい」と締め括りました。

CTC 未来技術研究所 事業創出チーム 課長 五十嵐 知宏

CTC 未来技術研究所 事業創出チーム 課長
五十嵐 知宏

パートナーセッションでは、DEJIMAに最新のガラスのホワイトボード「LACOBEL PLUME®」を提供したAGC旭硝子の中川 秀樹氏が登壇。「LACOBEL PLUME®」利用者からのフィードバックを得ること、新開発のガラス一体型デジタルサイネージ「infoverre®」をDEJIMAに置く予定であることの2つの目的があることを明かしました。また、中川氏はガラスのテクノロジーや同社のガラス製品以外に関するワークショップを設けていくこと、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)についても注目していることなどを示唆しました。

AGC旭硝子 中川 秀樹氏

AGC旭硝子
中川 秀樹氏

続いて、DEJIMAのロゴデザインと空間デザイン・施工を手掛けた丹青社の安元 直紀氏が登壇しました。DEJIMAは、“半歩先をデザインするイノベーターたちのミライ工房”としてデザインしたと解説。DEJIMAに対しては、知的な空気に満たされた熱量の高いシーン、タフで自由度の高い空間、独特の一体感とアイデアのつながりを創出するスペース、の3つの想いがあることを付け加えました。

また、ロゴデザインについてはDEJIMAから生まれる出会いやビジネスなど、新しく生まれるものを4つのフレームで表現していていると説明。コミュニケーションを円滑にする、知性を刺激して行動を活性化するという意味があることから、ロゴ色を黄色にしたと明かしました。

丹青社 安元 直紀 氏

丹青社
安元 直紀氏

デモンストレーションでは、CTC未来技術研究所 イノベーションテクノロジーセンター部の萱間 真人さんが登壇。コミュニケーションを促進するための仕掛けを施した入館システムについて解説しました。このシステムは、受付を済ませた入館者をアニメーションで知らせるものです。名前・会社名・部署名・アバターの画像に加えて、興味があることや取り組んでいることが表示されます。

プッシュ通知実演の様子

「YOHO」でコンタクトが簡単

萱間さんは、船乗りの挨拶から名づけた「YOHO」という機能にも触れました。コンタクトを取りたい人のアニメーションに対し、パネルをタッチしながら自分のアニメーションをぶつけるプッシュ通知を実演。「DEJIMAは、無制限に無償でテクノロジーに関するオフィスアワーを、たった指1本で提供するプラットフォームである」と述べ、「YOHO」がDEJIMAの強みであり価値であると主張しました。