企業向けコミュニケーションツールを機能強化

チャットやタスク共有の「tocaro」とファイル共有クラウド「Box」を連携

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2016年04月25日 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、社内外のユーザーでチャットやタスクの共有を行うビジネスコミュニケーションサービス「tocaro(トカロ)」と、株式会社Box Japanが提供するファイル共有クラウドサービス「Box(ボックス)」、さらにエンジニア向けプロジェクトツールなどを連携し機能強化を行いました。社内外でのコミュニケーション効率化を図る企業向けに、5月20日から提供を開始します。企業向けのプランは月額2,600円(税抜)からで、1年間で1万ユーザーの利用を目指します。

電話やメール、会議などにかける時間は勤務時間の多くを占めており、手軽に情報を共有できるSNSやメッセージアプリがビジネスでも普及しています。
今回CTCは、ビジネスでのコミュニケーション向上を目的として、昨年8月に開始したtocaroの機能強化を行いました。ファイル共有やメール、エンジニア向けのプロジェクトツールなどを組み合わせて連携します。特にBoxとの連携では、tocaroの画面上からBoxで共有しているファイルを直接操作でき、アプリケーションを切り替えることなくチャットで会話しつつ、常に最新のファイルを共有することが可能になります。

今回の機能強化の主な内容は以下の通りです。

tocaro機能強化の主な内容

1. ファイル共有クラウドサービスBoxとの連携

Boxの画面に遷移することなくtocaroの画面上から、ファイルのアップロードとダウンロードが可能になりました。また、業務で利用する100種類以上の一般的なファイルをWebブラウザ上で表示するBoxのプレビュー機能が、そのままtocaroの画面上で利用でき、他のアプリケーションを立ち上げることなくファイル内容を確認できます。

2. メールとの連携

特定のメールアドレスへのメールをtocaroに表示するメール連携機能を提供します。重要なメーリングリスト上のやりとりを、tocaroの画面上にもリアルタイムで表示することができます。

3. エンジニア向けプロジェクトツールとの連携

プロジェクト管理ソフトウェアのRedmine※1、統合監視ソフトウェアのZabbix※2など、エンジニア向けのクラウドサービスやプロジェクト管理ツールと連携します。イベント発生の通知を可能にするAPI(Webhook※3)を利用した連携で、プロジェクトでの更新情報をリアルタイムにtocaroで取得し、メンバー間で共有できます。

4. セキュリティ機能の強化

パスワード盗難時のアカウント不正利用を防ぐ2段階認証※4を導入し、更なるセキュリティ強化を実現しました。

今後は、CTCが提供しているシングルサインオンサービス「Centrify」とも連携し、企業の社内ポータルやスケジュール管理サービス等の様々の情報にtocaroからアクセスできるようにすることで、更なる業務効率化を実現するコミュニケーションプラットフォームを目指していきます。

また、今回の発表にあたり、株式会社Box Japanから以下のコメントをいただいています。

株式会社Box Japanは、伊藤忠テクノソリューションズによるBoxとtocaroの統合ソリューション販売開始を心より歓迎いたします。Boxは、世界をリードするコンテンツ・マネジメント・プラットフォームとして、様々な業界におけるあらゆる規模の企業がクラウド上で重要な情報に安全にアクセスし、管理するための支援を行っています。今後も、伊藤忠テクノソリューションズとの協業のもと、安全なコラボレーションとコンテンツ管理を実現する技術で、より多くの企業が新しい働き方の恩恵を享受できるように強化してまいります。

株式会社Box Japan
代表取締役社長 古市 克典

  • ※1 Redmine:Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。タスク管理、進捗管理、情報共有が行うことができ、ソフトウェア開発やwebサイト制作等のITプロジェクトをはじめ、汎用性が高いため幅広い用途に活用できます。メッセージ送信のAPI(Webhook)を使用してtocaroと連携します。
  • ※2 Zabbix:ITインフラの可用性やパフォーマンスを監視するためのエンタープライス向けソフトウェア。オープンソース・ソフトウェアとして開発されています。メッセージ送信のAPI(Webhook)を使用してtocaroと連携します。
  • ※3 Webhook:あるアプリケーションから別のアプリケーションに対してリアルタイムに情報提供を行うためのAPIの仕組み。イベントの発生を契機にAPIを通した情報の共有が可能になる。
  • ※4 2段階認証:ユーザーに2種類の認証情報を要求することで、アカウントへログインする際のセキュリティを強化する認証方法。1段階目の認証情報としてパスワードが利用されることが多く、不正に取得または利用された場合に効果的となります。

報道機関からのお問い合わせ先

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
広報部

E-mail:press@ctc-g.co.jp

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