JapanEnglish

事例・レポート

事例

グローバル化に欠かせない機敏性を「TechnoCUVIC」が提供

株式会社ファミリーマート 様

会社名
株式会社ファミリーマート
所在地
〒170-6017 東京都豊島区東池袋三丁目1番1号
資本金
16,658百万円
従業員
3,364名(2013年2月末)
URL
http://www.family.co.jp/

「1週間でインフラ構築が完了。業務に時間をかけることができます」

新たな市場を求めて、日本の多くの企業はグローバル化が求められている。コンビニエンスストアチェーンもその例外ではない。とりわけファミリーマートは早くから積極的な海外活動を開始し、9つの国と地域で22,656店舗(2013年8月末現在)を展開している。同社では各国での素早い進出を目指し、基幹システム「Famima Starter Pack」を開発しており、そのインフラにCTCのクラウドサービス「TechnoCUVIC」を採用した。

株式会社ファミリーマート システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ マネジャー 伊藤 秀 氏

株式会社ファミリーマート システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ マネジャー
伊藤 秀 氏

株式会社ファミリーマート システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ 中山 和俊 氏

株式会社ファミリーマート システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ
中山 和俊 氏

導入背景

アジアNo.1のコンビニエンスストアチェーンのインフラ刷新

コンビニエンスストア業界においてファミリーマートのいち早い海外展開は同社の大きな特長といえるだろう。1988年には台湾に海外1号店を開店し、1992年にはタイに進出。2004年には中国と米国に進出し、以降、2009年にベトナム、2012年にインドネシア、2013年にはフィリピンという具合にアジアを中心に出店を進めている。

2009年には日本発のコンビニエンスストアチェーンとして、初めて海外店舗数が国内店舗数を上回った。ファミリーマートは日本発の独自の文化を持っており、笑顔やいらっしゃいませなどの接客マナーも含めた日本文化も輸出しているのである。

一方、コンビニエンスストアは店舗や商品があれば、それだけで店舗をオープンできるわけではない。受注や発注、在庫管理など、システム産業といわれるほど、バックヤード業務のほとんどはシステム化されている。このシステム構築期間を最短にして、標準的なサービスを提供するために、ファミリーマートが開発したのが「Famima Starter Pack」であった。「1つの国あるいは地域にて、1号店オープンし事業体制を整備した“創世期”から事業基盤が確立され店舗数が数百店舗規模の“拡大期”まで対応できるオールインワンのパッケージです。2008年に米国向けにパッケージを初期開発し、以降ベトナム等に順次展開、更に2013年にはパッケージのインフラを見直す予定でした」と、同社システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ マネジャー 伊藤 秀 氏は説明する。

従来の「Famima Starter Pack」にはCTCのホスティングサービスを利用していたが、素早い構築と構築後の環境変化への柔軟な対応、そして更なる信頼性を同社では求めた。「CTCからサーバ環境のサービスを受け、二重化などの信頼性を保証いただいていました。ただし、ネットワークは当社環境を利用しており、一部で冗長化できていない部分がありました。より高いレベルの信頼性を要求し、複数のベンダーにインフラ刷新の相談をしました」(伊藤氏)。

CTCもファミリーマートからの打診を受け、社内複数のクラウドサービスや、オンプレミスとの比較も含め、「TechnoCUVIC」を提案。ファミリーマート側でも2013年4月のフィリピンでの1号店オープンを目標に、2012年の秋頃から本格的な検討に入った。

課題と効果

課題と効果

課題と効果

システム概要

信頼性と柔軟性を評価して「TechnoCUVIC」を採用

サービス概要図

サービス概要図

「TechnoCUVIC」は、仮想サーバ、仮想ストレージ、ネットワークを組み合わせて提供するIaaS型のサービスである。シスコシステムズ社のCisco UCSを中核に、ネットアップ社のFASシリーズを採用し、低コストであるとともに拡張や縮小にもスピーディに対応できる。CTCの保有するデータセンターから提供され、信頼性はもちろん豊富なメニュー構成による柔軟性も特長となっている。

「コストメリットとEOSLを考えて、新プラットフォームはクラウドにしようということになりました。TechnoCUVICを採用したのは高度な信頼性と柔軟な運用性を考慮したものです」と、伊藤氏は採用の理由を語る。「TechnoCUVIC」はサーバもネットワーク冗長化することにより、99.9%の高いSLAを保証している。「加えて当社の窓口となっているCTCの部署とは信頼関係が構築されており、安心してまかせることができました。構築はもちろん、その後の修正要望にも臨機応変に柔軟に対応してくれました」(伊藤氏)。

予定どおり2013年4月にフィリピンでの1号店をオープンさせており、同年6月にはインドネシアでのインフラ切り替え、7月には米国、8月にはベトナムでの切り替えに成功している。

導入効果

1週間でインフラ構築

「新規構築も切り替えもスケジュールどおりうまくいきました。インフラの準備は実質1週間ほどで終了し、業務アプリケーションの構築に時間をかけることができました。切り替えはデータ移行も含め1ヶ月、インフラの切り替えのみであれば1日で終了しています」と、伊藤氏は「TechnoCUVIC」の導入効果を語っている。

同社システム本部 システム開発部 基盤システム開発グループ 中山 和俊 氏は1年間インドネシアに長期出張し、その最後の仕事が「Famima Starter Pack」のインフラ切り替えだった。「CTCには大変丁寧に対応していただき、問題なく切り替えることができました。たとえ障害が発生しても確実に切り分け迅速に対応してくれます。これが通常のエンジニアには難しいところですが、CTCはオールラウンドに詳しいところが魅力です」と、中山氏は評価する。

インドネシアはもちろん、ベトナムも順調に稼働し、システム可用性の向上に寄与している。「新旧サーバもネットワークもCTCのデータセンター内にありましたから、効率的に作業することができました」と、伊藤氏も振り返る。

今後の展望

アジアNo.1からグローバルNo.1へ

フィリピンの新システムはトラブルなく稼働しており、4ヶ月ほどで10店舗がオープンしている。「この新規構築が大きな実績となり、現在計画している新たな国や地域進出への自信になっています」(伊藤氏)。

「ITシステムの基盤ですから現地の人間が意識することなく使えなければいけません。その点CTCにお願いしたことも、TechnoCUVICを採用したことも間違いではありませんでした。業務に集中できるので、大変助かっています」と中山氏も語る。

伊藤氏は「TechnoCUVIC」を採用した新たな「Famima Starter Pack」に期待し、「海外事業は政治や経済、更に災害も含めてなかなか先が読めないことが多くあり、経営方針の大胆な転換も求められます。Famima Starter Packもインフラをクラウドにすることで、激しく変わっていく経営環境により柔軟に対応していくことができると思います」と、強調する。スタート時のみならず急激な規模の拡大にも対応できるようにするとともに、他の社内システムとの連携も検討していきたいと抱負を語る。

小売りは地元とも密接な結びつきが極めて重要となる業種であり、海外となるとハードルがいっそう高くなり、進出は決して簡単なものではない。その困難にあえて挑戦し、ファミリーマートはアジアNo.1からグローバルNo.1を目指している。これを支援しているのがCTCであり、「TechnoCUVIC」なのである。

用語解説

IaaS
Infrastructure as a Service。クラウドのサービス形態の1つで、インフラをサービスとして提供する。

SLA
Service Level Agreement。通信サービスの事業者が、利用者にサービスの品質を保証する制度。TechnoCUVICは99.9%の稼働率を保証しており、実際の稼働率は99.9999%と高い評価を得ている。

EOSL
End Of Service Life。過去に販売された製品に付随するサポートやサービスの提供が終了すること。

参考リンク

TechnoCUVIC

お客様の新しい挑戦を支えるCTCのクラウド

サービス詳細ページはこちら

お問い合せはこちらから

お問い合わせフォーム

記載内容は掲載当時のものであり、変更されている場合がございます。

トップに戻る