Amazon Q Developer CLIからKiro CLIへの移行
投稿日: 2026/1/27
はじめに
こんにちは、高橋です。
前回は、Kiroの正式リリースに伴い、主にKiro IDEについてご紹介しました。今回はKiro CLIについてお話ししたいところですが、現時点では前身であるAmazon Q Developer CLIと機能的な差異がありません。そこで、私自身が使用しているAmazon Q Developer CLIを、サブスクリプションも含めてKiro CLIへアップグレードし、その前後の環境を確認してみたいと思います。
1.サブスクリプションの移行
Amazon Q DeveloperとKiroのサブスクリプションは相互に互換性があるため、KiroのサブスクリプションでAmazon Q Developerを使用できますし、逆にAmazon Q DeveloperのサブスクリプションでKiro(IDE/CLI)を使用することも可能です。したがって、ソフトウェアからアップグレードしても、サブスクリプションのアップグレードから始めても、どちらでも問題なく動作します。今回は、まずサブスクリプションのアップグレードを行いたいと思います。
サブスクリプションのアップグレードはAWSコンソールから実施します。コンソールでAmazon Q Developer(Kiro)のページに移動し、左側のメニューから「Amazon Q Developer ― サブスクリプション」を選択します。現在保有している有償サブスクリプションが表示されるので、アップグレードしたいサブスクリプションを選択し、「Kiroにアップグレード」をクリックします。
画面が切り替わったら、Kiroプランのプルダウンメニューから、使用したいサブスクリプションを選択します。
選択したプランが正しく選択されていることを確認し、「続行」をクリックします。
内容を確認し、「アップグレード」をクリックします。
アップグレードが成功すると、Amazon Q Developerのサブスクリプション画面から、アップグレードしたサブスクリプションが削除されます。
続いて、Kiroの「ユーザーとグループ」画面に移動すると、アップグレードされたサブスクリプションが表示されます。
以上で、サブスクリプションのアップグレード作業は完了です。
2.Amazon Q Developer CLIのアップグレード
Amazon Q Developer CLIのアップグレードは、コマンドラインから直接実行します。なお、自動アップグレードを設定している場合は、すでにKiroへ移行済みです。
アップグレードは、以下のとおりコマンド一発で実行できるため、非常に簡単です。
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ q --version
q 1.19.3
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ q update
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ q --version
kiro-cli 1.23.1アップグレード直後に設定ファイルの内容を確認してみましたが、特に変化はありませんでした。
アップグレード前
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ ls -a
. .amazon-q.dotfiles.bak .bash_history .bash_profile .cache .lesshst .python_history .viminfo .zprofile work
.. .aws .bash_logout .bashrc .config .local .ssh .wget-hsts .zshrcアップグレード後
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ ls -a
. .amazon-q.dotfiles.bak .bash_history .bash_profile .cache .lesshst .python_history .viminfo .zprofile work
.. .aws .bash_logout .bashrc .config .local .ssh .wget-hsts .zshrc次に、Kiro CLIが起動できるか試してみます。Kiro CLIの起動は「kiro-cli」コマンドで実行できます。
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ kiro-cli
✓ awslabs.aws-documentation-mcp-server loaded in 3.10 s
⚠ 1 of 2 mcp servers initialized. Servers still loading:
- awslabs.cloudwatch-mcp-server
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀ ⢀⣴⣶⣶⣦⡀⠀⠀⠀⢀⣴⣶⣦⣄⡀⠀⠀⢀⣴⣶⣶⣦⡀⠀⠀⢀⣴⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣶⣦⣄⡀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⢀⣠⣴⣶⣶⣶⣶⣶⣦⣄⡀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
⢰⣿⠋⠁⠈⠙⣿⡆⠀⢀⣾⡿⠁⠀⠈⢻⡆⢰⣿⠋⠁⠈⠙⣿⡆⢰⣿⠋⠁⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠈⠙⠻⣦⠀⠀⠀⠀⣴⡿⠟⠋⠁⠀⠀⠀⠈⠙⠻⢿⣦⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⣇⣴⡿⠋⠀⠀⠀⢀⣼⠇⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⢠⣤⣤⣤⣤⣄⠀⠀⠀⠀⣿⡆⠀⠀⣼⡟⠀⠀⠀⠀⣀⣀⣀⠀⠀⠀⠀⢻⣧⠀⠀⠀⠀⠀
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡿⠋⠀⠀⠀⢀⣾⡿⠁⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⢸⣿⠉⠉⠉⣿⡇⠀⠀⠀⣿⡇⠀⣼⡟⠀⠀⠀⣰⡿⠟⠛⠻⢿⣆⠀⠀⠀⢻⣧⠀⠀⠀⠀
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠙⠁⠀⠀⢀⣼⡟⠁⠀⠀⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⢸⣿⣶⣶⡶⠋⠀⠀⠀⠀⣿⠇⢰⣿⠀⠀⠀⢰⣿⠀⠀⠀⠀⠀⣿⡆⠀⠀⠀⣿⡆
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠹⣷⡀⠀⠀⠀ ⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣠⣼⠟⠀⢸⣿⠀⠀⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠀⠀⠀⣿⡇
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⣠⡀⠀⠀⠹⣷⡄⠀⠀⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣤⣄⠀⠀⠀⠀⠹⣿⡅⠀⠀⠸⣿⠀⠀⠀⠸⣿⠀⠀⠀⠀⠀⣿⠇⠀⠀⠀⣿⠇
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣾⡟⣷⡀⠀⠀⠘⣿⣆⠀⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡟⣷⡀⠀⠀⠀⠘⣿⣆⠀⠀⢻⣧⠀⠀⠀⠹⣷⣦⣤⣤⣾⠏⠀⠀⠀⣼⡟
⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠹⣷⡀⠀⠀⠈⢻⡇⠀⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⢸⣿⠀⠀⠀⠀⣿⡇⠹⣷⡀⠀⠀⠀⠈⢻⡇⠀⠀⢻⣧⠀⠀⠀⠀⠉⠉⠉⠀⠀⠀⠀⣼⡟
⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇⠀⠙⣷⡀⠀⢀⣼⠇⠀⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇⠸⣿⣄⡀⢀⣠⣿⠇⠀⠙⣷⡀⠀⠀⢀⣼⠇⠀⠀⠀⠻⣷⣦⣄⡀⠀⠀⠀⢀⣠⣴⣾⠟
⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠀⠈⠻⠿⠿⠟⠁⠀⠀⠀⠀⠀⠈⠙⠻⠿⠿⠿⠿⠟⠋⠁
lqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqk
x Amazon Q Developer CLI is now the Kiro CLI. The Kiro CLI leverages the x
x agentic features of Amazon Q Developer CLI and is fully compatible with it. x
x Learn more: https://kiro.dev/cli x
mqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqj
Model: Auto (/model to change)
>正常に起動し、タイムアウトが発生しているものの、Amazon Q Developer CLIで使用していたMCPもロードされ、アップグレードが完了していることを確認できます。
ここで再度、設定ファイルを確認してみると、新たに「.kiro」というディレクトリが作成されていることが分かります。
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ ls -a
. .amazon-q.dotfiles.bak .bash_history .bash_profile .cache .kiro .local .ssh .wget-hsts .zshrc
.. .aws .bash_logout .bashrc .config .lesshst .python_history .viminfo .zprofile workさらに、このディレクトリの中を確認してみると、Amazon Q Developer CLIの設定ファイルと同じ名前のファイルが、中身ごとコピーされていることが分かります。
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ cd .kiro/
[ec2-user@ip-10-0-26-96 .kiro]$ ls
agents settings
[ec2-user@ip-10-0-26-96 .kiro]$
[ec2-user@ip-10-0-26-96 .kiro]$ cd settings/
[ec2-user@ip-10-0-26-96 settings]$ ls
cli.json mcp.json
[ec2-user@ip-10-0-26-96 settings]$
[ec2-user@ip-10-0-26-96 settings]$ cat mcp.json
{
"mcpServers": {
"awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
"args": [
"awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"
],
"autoApprove": [],
"command": "uvx",
"disabled": false,
"env": {
"AWS_DOCUMENTATION_PARTITION": "aws",
"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR",
"MCP_USER_AGENT": "Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/131.0.0.0 Safari/537.36"
}
},
"awslabs.cloudwatch-mcp-server": {
"args": [
"awslabs.cloudwatch-mcp-server@latest"
],
"autoApprove": [],
"command": "uvx",
"disabled": false,
"env": {
"AWS_PROFILE": "loguser",
"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
},
"transportType": "stdio"
}
}
}
[ec2-user@ip-10-0-26-96 settings]$また、Amazon Q Developer CLIの設定ファイルを確認してみると、こちらは削除されることなく、そのまま残っていることが確認できます。
[ec2-user@ip-10-0-26-96 ~]$ cd .aws/
[ec2-user@ip-10-0-26-96 .aws]$ ls
amazonq config credentials
[ec2-user@ip-10-0-26-96 .aws]$ cd amazonq/
[ec2-user@ip-10-0-26-96 amazonq]$ ls
cli-agents mcp.jsonこのことから、Amazon Q Developer CLIからKiro CLIにアップグレードした場合、ソフトウェアのアップグレード直後にはKiro用の設定ファイルは存在せず、初回起動時に「.aws」に保存されているAmazon Q Developer CLI用の設定ファイルが、Kiro用の設定ファイルが保存される「.kiro」にコピーされ、Amazon Q Developer時の設定内容がそのまま引き継がれることが分かります。
また、万一反映されていないファイルがあったとしても、Amazon Q Developer用の設定ファイルは削除されないため、それを反映させることで同じ設定で使用できます。
さいごに
今回は、Amazon Q Developer CLIからKiro CLIへのアップグレードを、サブスクリプションのアップグレードを含めて実施しました。この記事の内容のとおり、Amazon Q Developer CLIからKiro CLIへのアップグレードは非常に簡単に行えることをご理解いただけたかと思います。
現在、Amazon Q Developer CLIとKiro CLIの間に機能的な差異はありませんが、今後の機能追加や改善はKiro CLIのみに行われます。アップグレードは非常に簡単ですので、まだアップグレードを行っていない方は、早めに実施してみてください。
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