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Skill BuilderでAWS認定資格を更新してみた

はじめに

こんにちは、高橋です。

これまでAWS認定資格は、AWS Certified Cloud Practitioner以外については、資格の更新時に再度試験を受験する必要がありました。そのため、資格の維持にはそれなりの学習時間や受験準備が必要でした。ところが2026年6月末に、AWS Skill Builderによる認定資格の再認定プログラム(ベータ版)が開始されました。

すでに正式版として提供されているAWS Certified Cloud Practitionerの再認定プログラムでは、完了までに10~15時間程度必要であるため、AWSの知識を十分に持つ方にとっては、かえって負担が大きい印象もありました。一方で、Professionalレベルのような上位資格であれば、この程度の時間で更新できるのであれば大きなメリットだと考えられます。

そこで、ちょうど私が保有しているAWS Certified Solutions Architect – Professionalの有効期限が11月末に迫っていたため、この制度を利用して資格を更新してみました。本記事では、その体験を紹介したいと思います。

1. Skill Builderによる再認定の要件

Skill Builderを用いて再認定できる認定資格は、AWSのブログ公開時点では5種類に限られていました。しかし、執筆時点(2026年10月)では、AI系の新しい認定資格を除き、ほぼすべての認定資格が対象となっています。なお、通常の試験による再認定と同様に、上位資格を更新すると関連する下位資格も更新されます。

また、この方法で再認定した場合、試験による再認定とは異なり、認定資格の有効期限は1年間延長されます。現時点では、この制度は1つの認定資格につき1回のみ利用可能です。

正式版として提供されているAWS Certified Cloud Practitionerの再認定では有効期限が3年間延長されるため、こちらも正式リリース時には改善されることを期待したいところです。

再認定プログラムを受講するには、AWS Skill Builderの有償サブスクリプションが必要です。有償サブスクリプションには個人向けとチーム向けがありますが、どちらでも利用できます。

個人向けサブスクリプションには月額プランと年額プランがありますが、本制度はいずれのプランでも利用可能です。そのため、最小で月額29ドル(日本円で約4,000~4,500円程度)を支払うことで利用できます。現在の受験料はAssociateレベルが20,000円、Professional/Specialtyレベルが40,000円であることを考えると、コスト面では非常に魅力的な制度と言えます。

2. AWS Certified Solutions Architect – Professional認定の再認定を利用してみた

ここからは、AWS Certified Solutions Architect – Professional認定の再認定を体験した内容を紹介します。

再認定は以下のページから開始できます。

https://skillbuilder.aws/certification/recertification

こちらのページで該当の認定資格を選択します。

画面スクリーンショット

該当資格が再認定の条件を満たしている場合は、以下のように表示され、プログラムを開始できます。

画面スクリーンショット

また、有効期限が90日以上残っている場合や、すでに有効期限が切れている場合は、再認定プログラムを開始することはできません。

画面スクリーンショット

再認定を受けるためには、用意されているアクティビティを受講し、合計700ポイントを獲得する必要があります。

画面スクリーンショット

執筆時点では、22種類のアクティビティが用意されています。

画面スクリーンショット

コースはアクティビティと呼ばれるデジタルコースとSimuLearnを中心とした実践的アクティビティで構成されています。

デジタルコースはテキストや動画を利用して学習を進める一般的なオンラインコースです。最後に理解度確認テストがあり、それに合格すると受講完了となります。

一方のSimuLearnは、生成AIが演じる顧客の課題に対し、AWSコンソールを操作しながら解決していく没入型のデジタルトレーニングです。最初はガイドに従って設定を実施し、その後のDIYフェーズでは同様の手順を用いて残りの課題を解決します。課題を完了すると受講完了となります。

各コースの時間は30~120分とさまざまで、通常のデジタルコースは30分で40点、Simulearnのコースは一律100点の配点となっています。デジタルコースだけでも700ポイント以上を獲得できますが、再認定を受けるためには実践的アクティビティ(SimuLearn)を少なくとも2つ完了する必要があります。

実際に要した時間としては、デジタルコースは1時間と記載されているコースでも、すでにAWS Certified Solutions Architect – Professionalを取得している方であれば既知の内容も多いため、40分程度で完了できました。また、SimuLearnについても、AWSコンソールの操作に慣れている方であれば30~40分程度で完了できる内容でした。

私自身は、およそ4時間半で必要なコースを完了し、再認定要件を満たすことができました。

完了すると、認定画面トップのステータスが下記のように変わります。

画面スクリーンショット

認定ステータスを受講直後に確認したところ、有効期限が受講完了日(2026/10/3)から1年後に更新されており、ほぼリアルタイムで反映されることを確認できました。

再認定受講前

画面スクリーンショット

再認定受講後

画面スクリーンショット

さいごに

今回は、AWS Skill Builderで利用可能になったAWS Certified Solutions Architect – Professional認定の再認定プログラムを体験してみました。

難易度はそれほど高くありませんが、デジタルコースもSimuLearnも単なる作業ではなく、「なるほど」と思える学びが多く、楽しく進めることができました。また、時間的にも5時間程度で完了できるため、試験勉強をして試験会場で受験する従来の方法と比較すると、負担はかなり軽いと感じます。

惜しむらくは、現時点では1回しか利用できず、翌回の更新時には再び試験を受験する必要があることです。

とはいえ、費用面・時間面ともにメリットが大きく、対象資格を保有している方には非常におすすめできる制度です。AWS社には今後もこの方式で継続的に更新できるようになることを期待したいと思います。

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【著者プロフィール】

高橋 繁義(たかはし しげよし)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドアーキテクト

インフラ全般のエンジニアとして20年以上活動し、現在AWS専任の技術担当兼サービス企画担当として活動中
2022年から4年連続でAPN Ambassadorに選任

高橋 繁義(たかはし しげよし)

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