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ALL AWS Certifications Engineer!

はじめに

こんにちは、AWSエキスパート課・伊藤(佳)です。
暖かな日差しに春の訪れを感じるこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回はALL AWS Certifications取得達成のご報告とAWS試験難易度、AWS試験に向けて注意点をお伝えします。

1.ALL AWS Certifications Engineersの仲間入りです

2022/1/10にAWS Machine Learning – Specialty資格を取得して、AWS資格11冠(12冠(※1))取得達成です!

2.なぜ目指したか

私は2020年、2021年にAWS社からAWS Top Engineersに選出頂いていまして、その際に「ALL AWS Certifications Engineers」制度もあることを知りました。それを知った当初はAWS資格の数が多いので全て取得するのは難しいなと感じていましたが、複数のAWS資格を取得できたタイミングで「あれ?もしかして・・・私も頑張れば全試験取得が達成できるのでは」とやる気のスイッチが入りました。そしてそれから約2年の歳月をかけてAWSドキュメントやサンプル問題やAWS認定資格の無料模擬試験Skill Builder(※2)などを活用し、全てのAWS資格を取得することができました。

ご参考:2021 Japan APN Ambassadors / 2021 APN AWS Top Engineers の発表
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/apn-engineers-award-2021/
ご参考:2020 APN AWS Top Engineersの発表
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2020-apn-aws-top-engineers-announcement/

3.AWS試験の難易度

AWS試験で一番難しいのは「AWS Solutions Architect - Professional」です。
AWS試験の対象となる主要なツール、テクノロジー、概念に対する項目が多く、AWSサービスと機能も他のAWS試験より範囲が広いです。とにかく設問・回答文章が長いため理解するのに時間を要します。私が試験に臨んだときは何度も読み直しが必要でした。
AWS試験全て受けた経験からあくまでも個人的感想ですが、AWS試験難易度一覧を表1に示しました。Specialty試験よりAssociate試験が易しいかと言われると決してそうではなく、Specialty試験は専門知識が必要なためその点を難しいと判断しました。

表1.AWS試験難易度一覧

1. AWS Certified Solutions Architect – Professional
2. AWS Certified DevOps Engineer - Professional
3. AWS Certified Advanced Networking – Specialty
4. AWS Certified Security - Specialty
5. AWS Certified Machine Learning - Specialty
6. AWS Certified Data Analytics - Specialty
7. AWS Certified Database - Specialty
8. AWS Certified Solutions Architect - Associate
9. AWS Certified Developer - Associate
10. AWS Certified SysOps Administrator - Associate
11. AWS Certified Cloud Practitioner

4.AWS試験に向けて注意点

AWS「試験ガイドをダウンロード」して読む
※試験内容については試験を受ける際のNDAによって触れる事は出来ませんが資格取得までの準備と難易度などを説明したいと思います。みなさんにとってAWS資格取得するためのヒントとなりますように祈っています。

①.設問数、回答タイプ、合格ラインの確認

設問が何問か、回答タイプ、何分あるか、採点対象外の内容や合否得点ラインを把握することが重要です。
例えばAWS Solutions Architect – Professionalの場合
設問は 全75 問 (択一または多肢選択式)で採点対象外の内容試験には、スコアに影響しない採点対象外の設問が10問含まれています。採点対象設問は65問です。点数は1,000点満点で合格ラインは750点が必要です。
1問あたり単純に等分すると15.38点(※3)です。採点対象外を含めると全75問中60問は得点したいです。逆にポジティブに捉えると全75問のうち15問は間違えても合格できる計算です!

②.「最も」らしい回答選択肢は1つだけではない?!

設問が最終的に何を求めているか?これはAWS知識というより文章読解力かもしれません。例えるならばその設問で何が「最も」費用対効果が高いのか、「最も」安いのか、「最も」信頼できる構成なのかを探り考えます。
回答選択肢の中で「最も」らしい説明が1つ以上存在する可能性もあり、その中で1番「最も」な回答が求められます。求められる内容を読み間違えると設問を理解しても不正解となりますので要注意です。

さいごに

今回は6つ目の柱とAWS Well-Architectedレビューの優先度についてご紹介しました。
AWSのベストプラクティスに準拠した設計・運用を推進し品質向上を目指しましょう。

注釈:
(※1)試験が廃止された(Retired)Big Data-Specialtyも取得済みなので計12冠です。
(※2)AWS Skill BuilderはAWSアカウントとは別のAWS Skill Builder用アカウントの登録が必要なのでご確認をお願いします。
(※3)AWS試験ガイドには「どの設問が採点対象外かは受験者にわからないようになっています。」と、点数配分は非公開で、「スコアを均等化するためにスケールスコアが使用されます。」です。

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【著者プロフィール】

伊藤 佳正(いとう よしまさ)

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドアーキテクト

アプリ、インフラのエンジニアとして20年以上活動し、現在AWS専任の技術担当として活動中。2020/2021 APN AWS Top Engineers。2022年 ALL AWS Certifications Engineers申請中。

伊藤 佳正(いとう よしまさ)

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