企業向けAIプラットフォーム IBM watsonx
エンタープライズ向け生成AIシステム、
IBM watsonxを利用することで、
オンプレミスでもクラウドでも、様々な課題を解決します。
IBM watsonxは、米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。
IBM watsonx とは IBM watsonx Orchestrate、IBM watsonx.ai、IBM watsonx.data、IBM watsonx.governanceなどの多様な製品群の総称です。CTCは、このIBM watsonxを基盤とし、お客様の多様な課題を解決するソリューションを提供します。膨大な非構造化データ(文書、報告書など)の活用、高精度な需要・業績予測、サイバー攻撃からの迅速な復旧など、企業のDX推進とリスク対策をAIが支援します。
ABOUT 加速するDXと、多様化する経営リスク
多くの企業がDXを推進する一方、新たな経営リスクに直面しています。製造・建設現場では、熟練者の退職による「暗黙知の消失」が安全管理の質を脅かしています。経営企画部門では、Excelベースの「予実管理の形骸化」が、迅速な経営判断を阻害。同時に、「ランサムウェア攻撃」に対しては、従来の防御策だけでは事業継続が困難になるなど、企業は多層的な課題への対応を迫られています。
PROBLEMS
課題
~部門ごとに直面する、AI活用のジレンマ~
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課題 1 現場固有の
危険予知(暗黙知)が困難製造部門は、建設業に限らず製造・物流の現場でも、熟練者の退職が課題です。「回転体への巻き込まれ」など、利用機材が異なる個別の現場での危険予知活動(KY活動)は、ベテランの定性的な知見(暗黙知)に依存していました。この知見が失われ、労災リスクが高まっています。
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課題 2 経済変動の把握が遅れ、
判断ミスが生じる経営企画・財務部門は、為替や流行など、予測とは異なる経済の動きを把握しきれないという課題に直面しています。仕入れ価格や売れ行きの変動をマクロに把握し、現場レベルでの迅速な判断が必要ですが、従来の予実管理(Excel等)では追いつかないというジレンマがあります。
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課題 3 ランサムウェア感染「後」の
管理体制が未整備情報システム部門は、複数のランサムウェア被害防止策を講じても不安が残ります。万が一「実際に感染してしまった場合」を想定し、発報と進捗を管理し、適切な指示を出す(インシデント管理)体制が確立できていないことが、経営リスクとして認識されています。
CTCが提供する
ソリューションの特長
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特長 1 AIが「暗黙知」を継承し、現場固有のリスクを提示
貴社のヒヤリハット報告書や事故事例をIBM watsonxに格納します。作業員が使い慣れたチャットツール(Microsoft Teams等)で「回転体の清掃」など固有の作業内容を入力することで、IBM watsonxが類似のリスクや注意喚起を自動生成します。
これにより、危険予知活動の質的な向上を支援します。さらに、適切なスケジュール管理による過重労働の防止など、複数の対策をシステムが支援することで、労働災害の低減を多角的に目指します。
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特長 2 AIが高精度な予測を実行し、不測の経済変動に対応
社内に散在する予実データをIBM watsonxで統合します。過去データや市場データから、将来の売上やコストを予測します。BIに留まらず、AIが「なぜ乖離があるのか」という分析の支援を行います。
これにより、グローバル規模での状況把握が可能となります。為替や流行といった不測の変化に対しても、ダメージを最小化するための判断と指示を迅速に行えるよう支援します。
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特長 3 インシデント対応をAIが「指揮」。
混乱する現場に、
正確な判断と自動化を。セキュリティアラートが鳴った瞬間から、IBM watsonxが初動対応を開始します。大量のログや脅威情報をIBM watsonxが即座に分析・要約し、「何が起きているか」を自然言語で管理者に解説。さらに、規定の対応フロー(被害範囲の特定、関係部署への第一報、アカウントの一時停止など)を自動で実行・ガイドします。有事の際も、AIが冷静な「司令塔」となり、属人化しがちな対応品質を均一化し、復旧までの時間を大幅に短縮します。
FEATURE
IBM watsonx の
主な機能
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エンタープライズ水準の
セキュリティとガバナンスIBM watsonxは、お客様のデータ(ヒヤリハット情報、財務データ等)をAIの学習から保護し、セキュアな環境で活用できるエンタープライズ向けAIプラットフォームです。CTCがお客様の要件に応じた最適なシステム(オンプレミス、クラウド等)を構築します。
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全社展開可能なAIエージェント基盤
(IBM watsonx Orchestrate)「IBM watsonx Orchestrate」は、単なるチャットボットではありません。まずは労災防止や予実管理のサポートで導入し、その基盤を人事(採用・研修)、営業(RFP対応)など全社に展開可能。部門ごとの業務を自動化するAIエージェントとして活用できます。
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CTCによる
ワンストップ・インテグレーションCTCはIBMプレミア・パートナーとしての長年の実績と、各業種への深い知見を持ちます。AI基盤構築から業務コンサルティング、導入後の伴走支援までワンストップで提供します。
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高速・高精度な非構造化データ検索
AI導入の壁となるデータ活用。IBM watsonxは、PDFやWord、SharePointなどに蓄積された貴社の「非構造化データ」(報告書、作業標準書、マニュアル等)をAIが理解し、高精度な検索を可能にします。
IBMのデジタルツイン技術のひとつにDTSEがあります。CTCはDTSEの特徴のうち、IBM watsonxの数理最適化機能(Decision Optimization)を利用し、作業時間、コスト、品質管理などの最適化を、より身近な形で提供します。