テスト工程に関するよくある課題
システム・アプリケーションの品質や信頼性を維持するために重要な工程であるテストにはさまざまな課題があり、開発プロセスのボトルネックになる可能性があります。
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手動テストの負荷が重い
手動でテストを行うケースは多いものの、テスト項目の作成から実行、メンテナンスまで全て手作業で実施するのは大きな負担となります。特に、E2EテストはブラウザやOS、モバイルデバイスなど、必要な環境を用意しなければならず、実行にも時間と工数を要します。
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デグレードなどの発見漏れ
改修時には全機能のテストを行うことが推奨されますが、工数削減のために対象範囲を限定することもあります。その結果、デグレードや想定外の機能への影響などを見逃す可能性があります。
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テスト自動化のスキル不足
テスト工程を効率化するために、テストの自動化は有効な選択肢ですが、従来のツールでは活用するために専門的なスキルが必要でした。しかし、これらのスキルはアプリケーション開発で求められるスキルとは異なるため、スキル習得にコストがかかります。
が解決します!
mablとは
ノーコード/ローコードのテスト自動化統合プラットフォーム「mabl」は、特別なスキルを必要とせずにテスト自動化を実現します。工数を抑えつつスピーディにテストを実施できるため、開発スピードに合わせて既存機能の品質を確保し、システムの開発サイクルを最適化します。
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Point 01 テスト自動化による負荷軽減
Web、モバイル、APIなどの幅広いテストを自動化し、テストの工数を削減します。SaaSとして提供されているため、インフラやデバイスの環境準備が不要で、テスト工程にかかっていた負担を大幅に軽減します。
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Point 02 カバレッジ拡大により、
障害の発見漏れを回避自動化により、負担をかけずに短期間で網羅的なテストを実施でき、デグレードや予期しない挙動などの障害も漏れなく発見できるようになります。また、mablでは性能が記録され、その推移を確認することができます。このため、「アプリケーションの変更により、意図せずに処理が遅くなってしまった」など、一般的なテスト自動化ツールでは対応しきれなかったケースまで発見できます。
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Point 03 ノーコード/ローコードで利用可能
基本的なシナリオ(テスト自動化のための一連の操作や手順)は、ブラウザの操作をレコーディングするだけで簡単に利用できます。さらに、細かな処理については、コード(JavaScript)によって制御することも可能です。ノーコードとローコードを組み合わせることで、必要なテストをすべて実装できます。
mablの特長
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人が気づきにくい誤差を検知 ビジュアルリグレッションテスト
デザインやレイアウトの崩れは人間がすぐに気づきますが、従来のテスト自動化ツールでは検知が難しいものでした。mablのビジュアルリグレッションテスト機能は、事前にキャプチャした画面を学習させることで差分を検知し、デザインやレイアウトの「見た目」の領域にも対応します。これにより、目視チェックに近いテストが可能になります。
多様な環境に対応 クロスブラウザテスト
mablは複数のブラウザ、モバイルデバイスに対応。シナリオは1つ用意し、SaaS上で設定するだけで必要な環境でのテストを実行できます。また、テスト実行時間を短縮するための並列実行にも対応し、テストを簡単に高速化できます。
関連修正箇所をAIが自動対応 オートヒーリング
テスト自動化ではシナリオのメンテナンスが課題ですが、mablはAIや機械学習を用いた自動修復機能(オートヒーリング)を提供しています。アイテム名が変更された場合には、似た名称を検知して修正し、UIの変更を動的に検出してテストシナリオに反映します。その結果、メンテナンスコストと工数の削減が可能になります。
主な機能
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アクセシビリティ
機能的なUIやAPIテストとあわせて、アクセシビリティテストにも対応します。開発の早期段階でアクセシビリティの問題を特定でき、多様なユーザーにとって使いやすいアプリケーションを実現します。
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APIテスト
操作する画面のないREST APIのテストも、ローコードで作成可能。APIのレスポンスやパフォーマンスを検証し、アプリケーションの品質を向上します。
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データドリブン
任意のデータセットを設定して、テストを実行することができます。1つのシナリオで様々な条件をカバーできるようになり、柔軟なテストを実現します。
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モバイル
mablでは、モバイルアプリのテストを行うことが可能です。Webアプリケーションと同じ操作でテストを行うため、学習コストを抑えて利用することができます。
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DB値によるアサーション
mablは、DBの値を参照してアサーションに利用できます。簡単な操作で、DBの値が画面に表示されていることを確認でき、より広い範囲を自動化できるようになります。(2025年実装予定)
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セキュアトンネリング
mablはセキュアなクラウドテスト技術を提供し、アクセス制限のある環境でもmabl Linkでテスト可能。金融サービスなど厳しいセキュリティ要件にも対応します。
サポート
導入から定着まで伴走する、CTCのサポート
テスト自動化ツールがうまく活用されず、定着しないことへの懸念を払拭するために、CTCが導入から定着まで伴走支援します。基本的な問い合わせ対応(技術サポートデスク)に加え、導入後のオンボーディングを支援する「アクセラレーションサービス」、および利用状況に応じた専門的な技術支援を行う「エキスパートサービス」を通じて、mablの導入効果を最大化します。
ライセンス体系
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提供形態
SaaS 年間ライセンス利用料
上記の利用料には「サポート」が含まれます
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年間ライセンス料金算出の要素
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1.
テスト対象となるアプリケーションの種類(Web、モバイル、Web&モバイル)
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2.
テスト編集者数及びテスト利用者数
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3.
月間のテスト回数
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4.
テストのカバレッジ
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テスト対象のアプリケーションと機能/サポート
カテゴリ | 名称 | Webアプリケーション | モバイルアプリ | Web&モバイルアプリ |
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機能 | ローコード UI & API テスト | 〇 | 〇 | |
クロスブラウザと モバイルWebテスト |
〇 | 〇 | ||
モバイルアプリ ローコード UI & API テスト |
〇 | 〇 | ||
クラウド上 Android / iOS 仮想デバイス |
〇 | 〇 | ||
無制限のローカル実行 | 〇 | 〇 | 〇 | |
無制限のクラウド同時実行 | 〇 | 〇 | 〇 | |
CI/CD, Jira, Slack, MS Teams インテグレーション |
〇 | 〇 | 〇 | |
サポート | 平日24時間 サポート | 〇 | 〇 | 〇 |
mabl Universityと Certification (資格試験) |
〇 | 〇 | 〇 | |
カスタマーサクセス マネージャー |
〇 | 〇 | 〇 |
テストカバレッジ
項目 | 説明 |
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高度なコンテンツ 検証 |
エンドツーエンドテストにEメールとPDFテストを追加 |
アクセシビリティ テスト |
テストスクリプトの一環として自動的にアクセシビリティの問題を検出し、 レポートに含めることが可能 |
パフォーマンス テスト |
既存の機能テストを活用し、ブラウザとAPIの パフォーマンステストを実行 |
よくある質問
- Q ローコードテスト自動化にmablを採用するメリットは何ですか?
- Q テスト対象のアプリケーションは、何で構築されていても良いですか?
- Q ローカル実行ではスクリーンショットやログなどのエビデンスを取得することはできませんか?
- Q ライセンスが終了した後、mablで作成したテストパターンは保存してますか?
- Q 月にどれくらいテストを実行しているかわかりますか?
- Q テスト仕様書を出すことは可能ですか?
- Q サポートは日本語対応ですか?
- Q mablはWebとモバイルアプリの両方のテストに使用できますか?
- Q mablのバックグラウンドの技術は何が使われていますか?